シダをモチーフにジュエリーを作ったのは屋久島に暮らしてすぐの頃だっただろうか。そしてまた新しいスタイルが生まれつつある。お二人の結婚指輪作りもいよいよ終盤へ。
オーダーメイドが始まって、お二人からアイデアをいただいて、
シルバーとプラチナの組み合わせがとっても素敵なことに気がついた。
一人だけでは辿り着かない。お二人と屋久島の季節、そしてわたしと。出会うことによって初めて見える景色がある。
早朝の庭先で眺めたシダの葉は透き通るグリーンだった。
冬が近くなってきた光のように思う。
二つのシダがリングになって寄り添っている。
結婚指輪を自由なスタイルで選びたい!というアイデアは1/4世紀前まではほとんど見なかった。
遠く離れていてもオーダーメイドでジュエリーをお届けできるようにもなった。
デザインを作り出すのは多数に合わせたものではなくて、お二人の大切な想いである。
お二人の暮らしに寄り添うデザインが生まれて、屋久島の季節の中で作り出し、一つだけの結婚指輪に出会うことができる。
ラストタッチ。雨音。そして磨き仕上げに。
リングの造形がひと段落したところで、プラチナの粒大きさを変えていくつか作った。
いよいよラストタッチとなる。
リズムよく仕上げるのは、雨の雫のように散りばめるとよいのだと思う。
それにしても指輪作りの間は庭先でたくさんシダの葉を眺めていたなあ 笑。
すぐ近くにモチーフを感じられる屋久島ならではのジュエリー作りがとても好きだ。
ここから磨き仕上げなどを施して、また大きく印象が新しくなって仕上がる予定のだけれど、
制作編はここまでにして楽しみを先に取っておこう。
出来上がりは初めて見るジュエリーになると思いますので、ぜひお楽しみに。
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