シャンパンゴールドのリングは波のようでもあり、巡る流れのようでもあり。
お二人もわたしも、全ては流れの中にあるのだと思う。
今のこ瞬間に巡り会えたことにありがとう。
造形のひと段落した彼女の結婚指輪を眺めて、
想いあふれて。
彼女のリングはリズミカルで楽しい感じが好き。
小さなリングの中には太いところ、細いところ、柔らかなカーブだってある。
「とっても細いスタイルが好きです!」
指輪作りの最初からずっと分かち合ってきた合言葉だったなあ。
お二人とのオーダーメイドも後半に差し掛かって、
なんだか少しだけ心もとないような。
限りなくシンプルに、そして特別に。
彼女とは好みがとても近いような気がするのは、
海が大好きだったり、屋久島に暮らしたり、オーストラリアにも滞在していたり、
これまでの人生で同じようなシーンに出会ってきたからかもしれない。
手の中でとっても細繊でシャンパンゴールドが島のひかりと一つになりそうに見えた。
ずっと長くお使いいただく結婚指輪だ。
この軽やかなフィーリングを保ちつつ、しっかりと丈夫な作りに仕上げることが大切になってくる。
つけ心地を左右する内側の質感作りも頑張りたい。
これから始まるお二人の暮らしに寄り添うように、
そんなふうにイメージしながら過ごす時間はいつも楽しい。
あともう少し。
細やかなタッチを積み重ねていきたい。
一つだけのジュエリーが生まれた!
と思える瞬間がすぐ近くまでやってきている。
作業を終えて夕暮れ時、パン屋さんから帰る途中に眺めた空のグラデーション。
オレンジ色の光がふわーっと空のブルーに溶けていくようで、
その絶え間ない色彩の変化に感動しました。
この季節、島では日が沈んだ後の時間も素敵なので、
少し暗くなってきたなと思ったら空を眺めてみてください。
まだ青い空に浮かぶ月のゴールドも美しいです。
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