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懐かしい気持ち, プラチナとイエローゴールドでシダの葉の指輪をつくる #屋久島でつくる結婚指輪

プラチナとイエローゴールドで作ったシダの葉をリング状に造形していく作業は、

子供の頃、葉っぱを積んで指に巻いて遊んでいた時みたいな気持ちかもしれない。

 

実際は鉄の台に当てながら、木槌で叩いて造形していくのだけど、

硬かった葉っぱがくるりとカーブを描くと、胸が高鳴ってくる。

少しずつ、少しずつ、

手の中で、冷たい金属に柔らかな温もりを与えてゆく。

 

小さなリングに自然なカーブを与えるために、実にさまざまな道具の凹凸を使った。

 

葉っぱは外に外らせるようにしながら、内側に向けて巻いていくようなイメージだ。

いつも庭先で眺めているシダの葉の記憶がここにある。

 

そういえば、ずっと昔から、外で遊ぶのと工作が大好きで、それは今でも全く変わっていないような気がする。

自然の中にいると癒されるし、手を動かしていると楽しい。

それは、あるいはお二人とも共感できる気持ちなのかもしれないな、とも思う。

ふわりとした雰囲気が、なんとなくわたし自身と近しくて、親しみ深く感じられるお二人なのである。

 

今この多様性に満ちた世界だからこそ、信じることができるつながりがあると思う。

お二人との出会いに、屋久島にありがとう。

 

指輪作りの始まりに満開だった百合の花はその華やぎを落ち着かせつつある。

夕暮れ時の海へ行くと、夏色に染まった空に出会った。

夏がやってくるその前に、忘れてはならないと言わんばかりに、

重たい雨の気配がすぐそこで待っている気配を感じることができる。

なんとも美しい屋久島の時間だ。

 

シダの指輪作りはいよいよこれから酸素トーチの炎を扱うデリケートな作業が続くので、

一つ一つのタッチを慎重に、確実に施していかなくてはならない。

つけ心地や耐久性を左右する工程は、心の内側に響く大切なところだからだ。

 

金属が溶けてしまわないように、炎の温度を適正に保ちながら、集中していきたい。

 

一度進むともう戻ることもできない。

そんな緊張感を抱くのも深い森を歩く冒険のようでワクワクする。

 

このなんとなく懐かしような気持ちを、お二人とも分かち合うことができると素敵だな、と思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

コスモス→シダの葉 今日も屋久島リズムでお二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

想い溢れる ご出産記念のオーダーメイドジュエリー 〜屋久島から贈る菜の花と月の物語〜

ご家族の特別な日をお祝いして、お揃いのジュエリーをオーダーいただきました。

 

菜の花と月をモチーフにした小さなネックレス。

その向こう側には、きっとご家族の素敵な物語が広がっているのだと思うと、胸が高鳴ります。

 

ご出産おめでとうございます。

屋久島から海の向こうに想いを馳せながら。

 

 

ジュエリーのオーダーメイドをしていて幸せだなと感じるのは、

皆さまの大切な節目に、少しの間ご一緒できることかもしれません。

 

ご結婚だったり、ご出産だったり、

いつも喜びや祝福が溢れ、わたしたちを取り囲む時間全てに降り注いでいます。

 

まるで菜の花の黄色い輝きや月の灯りに包まれているように、

希望溢れる気持ちで作りました。

 

菜の花をモチーフにした小さなネックレス。

オーダーのご相談をいただいたのは、生まれてくる赤ちゃんのお名前に“菜”という文字をお使いになるということが始まりでしたでした。

 

イエローゴールドでかたどる花の中央にはクリアカラーのダイヤモンドを。

一つはご彼女が用意してくれたもので、一つはわたしがが選んだものをセットいたしました。

少し大きさが違っているのも、なんだか特別感があって素敵だなと思います。

 

屋久島の夜光貝とプラチナを使って作った、月のネックレス。

シルバーチェーンはメンズサイズに合わせています。

 

今まで月のジュエリーはイエローゴールドを使ってつくることが多かったのですが、

メンズ用にとリクエストをいただいて、素材の組み合わせを変えてみると、

透明感があって、爽やかで、わたしもお気に入りとなりました。

 

一人でイメージしているよりも、ずっと遠くまで辿り着くことができるのは、

なんと言っても、ご家族の愛情の力なのかもしれませんね。

オーダーメイドのジュエリー作りに、わたしもずっと夢中です。

 

 

そういえば、

月と菜の花、といえば、わたしは蕪村の詩を思い出すのですが、

春特有のクリアな光だったり、空気感の柔らかさってありますよね。

 

この季節が巡ってくると、私たちにとって大切な気持ちが心にふわりと響くのかもしれません。

ジュエリーもまた、季節のようであればいいと思うのです。

 

見上げると、木々の合間を抜けて届く陽光が眩しかった!

緑は実に多様で力強く、漂う花の香りが心地よい。

虫の音も鳴り響いています。

屋久島の春の昼下がりです。

 

そして、やがて“月が西に”、ですね。

 

この祝福も一緒にお届けできますように!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島でつくる結婚指輪 : プラチナ、イエローゴールド、屋久島の春。お二人とご一緒したオーダーメイドの物語

屋久島から海を越えて、結婚指輪をお届けいたしました。

新しい暮らしを始めるお二人とご一緒できて、幸せなオーダーメイドでした。

 

プラチナとイエローゴールドのリングが柔らかに、屋久島に訪れた春と響き合っていました。

 

 

屋久島のアトリエから皆さまへ。

オーダーメイドの結婚指輪作りでは少しの間お付き合いを頂きながら、

ゆっくりと時間のかかる手作業となりますが、

お二人だけの指輪を大切にお作りさせていただいております。

 

海の向こうに暮らすお二人とはメールでデザインのご相談をしたり、サンプルリングをお送りしておりますが、

もちろん、屋久島のアトリエにて相談会も承っております。

 

 

 

毎日、ずっと長く身につける、

お揃いのものって何だろう?

そう考えると、

それはやっぱり結婚指輪なのかな、と思います。

 

ピタリと同じデザインも良いけれど、

少しずつ違っているお二人です。

 

それでもお二人の結びつきを感じられるのが愛おしくて、

彼と彼女、お互いの好きを集めるようにデザイン作っていくと、

二つで一つのように出来上がりました。

 

わたしもお気に入りのお二人の結婚指輪です。

 

彼のリングは2.3mm幅。シンプルなスクエアシェイプです。

 

彼女のリングは表面はほんのりと丸くなっています。

お手元を繊細なリズムで装ってくれるように、

リング幅には太いところと細いところ、抑揚をつけて仕上げてあるのがわかりますでしょうか?

 

長くお使いいただく結婚指輪ですので、

つけ心地に直接響いてくる細やかな採寸を大切にしてきたのですが、

サンプルリングをお試しいただいたり、お電話でお話をしたり、

そんな指輪作りのいろいろも今となっては大切な思い出です。

 

それにしても、

イエローゴールドとプラチナは色も輝きも結構違っているはずなのに、

2本のリングがとても親密に感じられる不思議がありますね!

 

どこか紙のような質感を感じるように、とお二人にリクエスト頂いた表面仕上げも

お二人だけのオリジナルを感じられて良かったなと思っています。

 

屋久島の緑の中で寄り添うリングのシルエット。

 

思えば、ご入籍の日に間に合うようにと、お二人と息を合わせながら進めてきた指輪作りでした。

いよいよ長い道のりが始まる時ですね!

これからお二人が共に過ごす時間に、このリングが優しく寄り添っていてくれますように。

 

 

結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、

お二人をサポートさせていただいております。

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。

 

サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらよりご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。

お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、メールにてお問い合わせいただけますと幸いです。

新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても喜びです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

雨上がりの屋久島にて, イエローゴールドとダイヤモンド, お二人の結婚指輪の物語 #屋久島でつくる結婚指輪

雨上がりの屋久島にて

お二人にお届けするイエローゴールドの結婚指輪

散りばめられた雫、ダイヤモンドの煌めきと

 

 

大切なプロポーズの日に贈るために、

彼女の好きなミカンの花をモチーフにして婚約指輪をお作りしたのは、

サキシマフヨウが島をふわりとピンクに彩った去年の秋のことでした。

想いを届ける大切な日。屋久島に咲く花をかたどって婚約指輪をお作りしました #屋久島でつくる結婚指輪

 

それから冬がやってきて、ツワブキの花が咲く頃にお二人から嬉しいお便りが届いたのですが、

思えば半年以上のお付き合いになりました。

大阪と屋久島、海を越えてお二人とご一緒できた日々もわたしにとっては大切な思い出です。

これまでずっとありがとう!

祝福にも似た二つの小さな結婚指輪。イエローゴールドの輝きが神秘的。#屋久島でつくる結婚指輪

 

やがて結婚輪作りの始まりに足並みを揃えるように、島にも雨の季節が訪れました。

そして今、アトリエの庭先には白い百合が満開です。

そう考えると、

たしかに形のある指輪ではあるけれど、

彼女と彼とが、そしてわたしと一緒になって紡いできた時間そのものようにも思えます。

 

山々の稜線や深い森を共に歩いたり、花が大好きなお二人です。

お二人が選んでくれたのはイエローゴールドとダイヤモンドのリングでした。

 

雨上がりの庭先で、二つのリングを手に取ってみる。

 

届き始めた陽光を受けて、イエローゴールドが光のコントラストを纏っています。

リングの中央にセットしたダイヤモンドはどこまでもクリアで、その輝きの力強さ際立っています。

 

ラウンドシェイプのリングがこんなにも複雑で奥深い造形に感じられるのは、きっとこのリングが持つシンプルさが理由なのでしょう。

ずっと長くお二人の暮らしに寄り添ってくれる結婚指輪が出来上がったと思います。

 

リング幅はぴたりと同じ2.3mm。

彼のリングは少し厚みを持たせてしっかりと丈夫に、彼女のリングは軽やかな着け心地に仕上げました。

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、

お二人をサポートさせていただいております。

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。

 

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細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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Kei Nakamura Jewelleryでは、お二人の暮らしに寄り添う結婚指輪をお届けするため、ご予算に合わせた制作も承っております。

お気に入りのデザインの価格や、素材と価格の関係について、詳しくご説明させていただきますので、メールにてお問い合わせいただけますと幸いです。

新しい暮らしを始めるお二人のお手伝いができることは、私にとっても喜びです。

 

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海の向こうのお二人に、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

コスモス→シダの葉 今日も屋久島リズムでお二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

海の見える場所で!という憧れが長い間あったのだけど、

いざ島に暮らし始めてみると、窓の向こうに山々を眺める時間がずっと長いような気がする。

屋久島サウスでは半袖のシャツに日光よけの帽子を纏ってちょうどいいくらいの快晴が続いている。

 

 

お二人の結婚指輪作りは、コスモスのリングの造形作業がひと段落したところまでを書きました。

小さな息吹が生まれるとき、ゴールドとプラチナでコスモスの指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

 

もちろん、作業はずっと一人でアトリエにこもって一人きりでの作業ではあるけれど、

お二人とゴールを共有しているオーダーメイドなので、その推進力はすごい。

いつもありがとう。

作業はもう少しで折り返し地点に差し掛かるといったところだ。

 

作業の手を進めて、時折窓の向こうに山々を眺める。

今日も屋久島リズムで。

 

葉っぱがプラチナで、茎の部分がイエローゴールド。

彼女のリングとお揃いの素材使いである。

彼のイエローゴールドは一回り太くしつつ、繊細な印象をそのままに仕上げていく。

 

モチーフも大きさも違っているお二人のリングではあるけれど、

素材や細部の造作に確かな繋がりを持たせながら作り進めていく。

 

シダの葉には風のような自由さがあって、しなやかで力強い。

屋久島では、指先ほどの繊細なシダから背丈ほどの大きなものまでものまでを見ることが出来る。

島に暮らし始めたとき、多様性に満ちた生命力に一瞬にして魅せられたの今でもよく覚えている。

 

ハワイでは祝祭の際にレイとして使われているとも聞いた。

もちろん日本ではお正月の飾りにも一役を買っている。

その佇まいに憧れや親しみ、そして畏敬の念を感じずにはいられない。

 

裏庭の小さな森で。

見上げると、緑の間を通り抜けて降り注いでいた光。

眩しくて、優しくて、

島の祝福を浴びながらお二人の結婚指輪を作っているような気がして、幸せな気持ちに包まれた。

 

みなさま素敵な週末を。

光いっぱいの5月となりますように。

梅雨入りまでまだもう少しあるはず!

 

 

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小さな息吹が生まれるとき、ゴールドとプラチナでコスモスの指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

イエローゴールドのリングとプラチナの花を一つにすると、小さな息吹が初めてそこに生まれる。

今日はとても大切なところ。

 

リングの中心に、真っ直ぐに収まるように花を配置しておく。

何度も細やかな調整を繰り返して、ようやく理想的な角度に揃えることができた。

 

遠巻きに眺める佇まいは美しい。

動くことなくぴたりと安定している。

きっと今が最適なポイントだ。

 

そして炎の中に包み込み、イエローゴールドとプラチナの温度を上昇させていく。

二つの金属の間には、ほんの少しだけ融点の低いゴールドが添えてあり、ある一定の温度まで達すると、その融点の低いゴールドだけが溶けて花とリングの間に流れ込む。

そのようにして金属同士を繋ぎ合わせていく。

はるか昔からずっと変わらない手作業である。

 

それだけに、手と作品との距離が近しい、というのだろうか。

作り手の呼吸や間合いのようなものがはっきりとリングに投影されるのは、

とても美しきことであり、同時にシビアなタッチが要求されることでもある。

 

その“呼吸や間合いのようなもの”を育むものは、作業の現場であるよりかは、あるいは日々の暮らしの中にあるのかもしれない。

 

毎日を真っ直ぐに生きていく。

なんとも遠回りに思えるシンプルなことが、実は一番の近道だったりもする。

 

 

お二人に出会って、デザインを作り、指輪を形作っていく間に島の季節が移ろいでゆく。

そんな時間を分かち合えることも嬉しい。

心に響く。日々新しく、自由になってゆく結婚指輪の姿 #屋久島でつくる結婚指輪

 

そういえば、最近は眺める植物たちの色彩や輪郭が力強くなってきたような。

暑く感じる日も多くなってきて、梅雨の先にある夏の気配を時折感じながら。

森のイメージが強かった屋久島に来てハイビスカスに出会ったのは、嬉しい驚きだった。

 

今日も私はジュエリーを作り、猫たちはアトリエの周りを散策している。

 

ルーペで細部を眺めておく。

紙やすりで丁寧に磨き上げて、花びらの揺らぎを生み出していく。

いよいよ作業も仕上げの段階だ。

 

気持ちの良いバランスに出来上がったように思う。

彼女と相談をして、花のサイズを小さく調整したのも良かった。

 

リングには透明な黄色の石をセットする予定だけど、それはもう少し先の楽しみにしておきつつ、

これから彼のリング作りにバトンをタッチすることにしよう。

 

カラスシャーレの中にそっと置いたリングの佇まいを愛おしく眺めている。

確かにここに、小さな息吹が芽生え始めている。

 

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心に響く。日々新しく、自由になってゆく結婚指輪の姿 #屋久島でつくる結婚指輪

山際を覆う空が赤く染まっている。

夜明けの時刻は5時ごろと早い。

 

思いがけず早起きをした朝だったけれど、

窓の向こうにいつもとは違う色合いを眺めながら、少し得をしたような気がして1日を始めることにした。

 

やがて日が登り、太陽の放つ熱で地面が暖められ、植物は朝露を抱く。

そしてわたしは、小さきものたちの呼吸に合わせるようにしてファインダーを構える。

不思議と心が安らかになってくる。

さて、そろそろ作業を始めたいな、と気持ちが盛り上がってくる。

屋久島の癒しなのである。

 

 

プラチナでかたどるコスモスとシダ、お二人が大好きな植物をモチーフにして結婚指輪を作っています。

プラチナでかたどるコスモスとシダ, お二人が大好きな植物をモチーフにして結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

アトリエにきてくれたお二人はその次の日に森を歩いたと話してくれたけど、

島に癒されるフィーリングを共有できるのは特別なことのように思う。

大阪-屋久島 素敵な出会いにありがとう、結婚指輪のオーダーメイドが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

 

つるりとバンド状になったリングをイメージする結婚指輪であるけれど、装飾的なデザインをお選びいただくことは案外と多い。

性別による違いなども気にすることはあまり少なくなってきているように感じるし、それぞれが自分らしいリングを選んで、2本のリングを合わせると、不思議とひとつになるようなお揃い感が生まれてくるのも面白い。

 

お二人との指輪作りにもそのような楽しみがあるように思う。

日々新しく、自由になってゆく結婚指輪の姿がここにある。

 

さてさて、

今日も作っている。

小さな花をかたどったプラチナは、当て木を添えて金槌でコンコンと叩き、そのアウトラインに柔らかなカーブを与えた。

表面を波打つ表情に磨き上げたところで、庭先に持ち出して眺めてみると、

太陽の光を受けて柔らかなコントラストを生み出しているのを見ることができた。

 

お二人にとって大切な想いのあるコスモスだ。

プラチナの強さの中に、風にゆらめく軽やかさを感じられるように仕上げなくてはならない。

 

プラチナの花の造形作業がひと段落したところで、次はリングづくりを始めることにした。

組み合わせるのはイエローゴールドの細いリングである。

 

細いリングだと、つけた時にお花が手の中に咲いたようになるのが嬉しい。

ふとした瞬間に喜びに包まれるような、

朝の癒しみたいな指輪になればいいと思う。

 

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プラチナでかたどるコスモスとシダ, お二人が大好きな植物をモチーフにして結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

アトリエの庭先には紫陽花が咲き始めています。

5月も半ばに差し掛かると、屋久島サウスでは雨の日も多くなってきました。

 

季節が新しくなるのを合図にするように、先月大阪から会いにきてくれたお二人の結婚指輪作りを始めています。

しとしと雨音に耳を澄ませながら、穏やかな気持ちで作業机に向かう日々です。

 

 

お二人が大好きな植物をモチーフにする結婚指輪作りはいかに。

彼女が選んでくれたモチーフはコスモスです。

プラチナの厚い板を糸鋸を使って花の形に切り抜きました。

そして精密ヤスリを使って細やかな表情を与えています。

 

大きさは約8ミリほどでしょうか。

アトリエで彼女の指の上にペンダントトップを乗せながら、デザインのバランスを相談していた時のことが懐かしく思い出されます。

 

コスモスは風に揺られる感じが素敵なのですよね。

しっかりとした重さのあるプラチナではあるけれど、

まるで手の中に花を包み込んでいるような、軽やかなシルエットを思い描きながら。

 

そして、彼はシダの葉のモチーフを選んでくれました。

こちらも葉っぱ部分はプラチナを使って、糸鋸でそのアウトラインを形作っていきます。

 

少しずつ、少しずつ、

ただ静かに小さなタッチを積み重ねてくのは、

植物たちの歩みに似ているのかもしれません。

 

雨が上がったのをタイミングに、作業の手を休めて少し休憩をとりました。

今年も美しかった百合にありがとう。

 

庭先では紫陽花に、ハイビスカスにバトンをタッチをして、

開花の続くこの季節は右へ左へとなかなかに忙しいものですが、笑

お二人とは植物や自然を愛する気持ちで繋がっているように思うのです。

 

ゆっくりでもいい、前に進み続けよう。

屋久島のリズムにインスパイアされながら、日々の作業を繰り返しています。

 

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小さな祝福. 屋久島からお届けする“菜の花のネックレス” #屋久島でつくる結婚指輪

ナノハナのネックレス 18k yellow gold, diamond ¥60.500.-

 

大切な記念日に、

お名前にちなんで、

お花を届けるように、

菜の花をかたどったネックレスをお選びいただいています。

 

こちら屋久島では今年もたくさんの菜の花が咲いて、

そのふわりとした輝きに癒されました。

皆さまと季節を分かち合うことができて幸せです。

 

 

菜の花をかたどったペンダントトップの大きさは7mmほど。

黄色い花の繊細さに憧れて、ほぼ実物大で作っています。

 

お花のジュエリーを作るときはいつもモチーフのイメージに合わせて素材選びをするのですが、

菜の花にはイエローゴールドとダイヤモンドの組み合わせはすぐにひらめきました。

ああ、これしかない!と。

 

とっても小さくて、イエローゴールドはメンテナンスフリーな素材ですので、つけっぱなしできるのは嬉しいところですよね。

 

 

まだ寒さの残る春。海風に揺れる黄色い光。希望のかけらを集めたみたいな菜の花畑。

車の窓の向こうに、いつもの散歩道に、ふと出会うと嬉しくなる。

日々の暮らしに何気ない喜びを与えてくれる菜の花が大好きです。

 

 

出来上がったばかりのネックレスを屋久島から海の向こうにお届けしたのは、ちょうど菜の花に種がつき始めた頃でした。

 

お気に入りの菜の花畑に出かけてケースをそっと開けてみる。

雨上がりの陽光を受けて滴が強く輝き、黄色い光が緑の中に散りばめられていています。

イエローゴールドとダイヤモンドは屋久島と響きあい、春の甘い香りが漂う、ただただ綺麗な情景でした。

 

この感動をお届けできますように。

そう願わずにはいられませんでした。

 

ありがとう

小さな祝福のように輝く黄色い光がいつもすぐ近くにありますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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菜の花のジュエリーは指輪やピアスもお作りしています。

幸せな気持ちに包まれる。屋久島からオーダーメイドでお届けする、菜の花のジュエリーたち #屋久島でつくる結婚指輪

 

ナノハナのジュエリーは

サイズを合わせて、

お好きな素材にアレンジして、

ご予算に合わせて、

オーダーメイドでお届けしています。

 

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

心癒される。紫陽花の指輪、屋久島よりオーダーメイドでお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

紫陽花の指輪 18k yellow gold, silver/platinum, diamond

 

エタニティーリング はくるり繋がるイメージが素敵。

小さなお花が集まり、指を優しく包み込むデザインは、

まるで祝福を受けているような気持ちになります。

 

雨の多い屋久島の日々に溶け込む紫陽花をモチーフにして、

その繊細な美しさを指輪に込めました。

 

ダイヤモンドの煌めきが、

まるで雨の雫のように輝いています。

 

 

きらびやかでありながらもつけやすく、フォーマルでも、カジュアルでも広いシーンで活躍してくれるような。

そんな指輪があると嬉しい!

 

できれば心癒されるような。

 

お花大好きな皆さまに。

大切なジュエリーを日々の暮らしの中でお楽しみいただけるように、

屋久島よりオーダーメイドでお届けしています。

 

上 あじさいの指輪 18k yellow gold, silver, diamond
下 朝露の指輪 18k yellow gold, diamond

 

紫陽花をモチーフにしたリングと

屋久島の朝露をイメージした細身のリング

 

重ね合わせてみると、

雨上がりの情景のように見えました。

 

お花は約5mmほど。

とても繊細な雰囲気ではありますが、

リングをイエローゴールドで作ってありますので、

つけてみると、しっかりとした重みが伝わってきて、安定感とても良いのです。

 

昔ながらの作業でコツコツと仕上げました。

たしかな品質と、親密な肌触りをお楽しみいただけると思います。

 

 

雨上がり、色濃くなる花々。屋久島で出会う感動を分かち合いたくて、お花をモチーフにジュエリーを作り始めたことをよく覚えています。

雨の季節を美しく彩る紫陽花にずっと夢中です。

 

 

紫陽花の指輪は素材とダイヤモンドの個数をお好みにアレンジして、

オーダーメイドでお届けしています。

 

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

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細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

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屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。

 

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春の種子島を訪れている

夜明けの海が好きである。砂浜を裸足で歩くのも好きである。

 

種子島には時々訪れているのだけれど、

屋久島からは船で1時間ほどの距離感で、随分と雰囲気が変わることに驚かされる。

普段の暮らしではなかなか出会うことがない色彩を眺めることができるのは、なんとも贅沢な話である。

 

時刻は朝の5時を少し過ぎたところ。岸から海へ向かって吹く風はとても冷たい。

まだ海には誰も入っていない。一番乗りである。

 

この波に乗ってから昼の船で、いま屋久島に帰っている途中です。

海の上から、皆さまどうぞ素敵な週末を!