ピンクゴールドとシャンパンゴールド、シダ模様の結婚指輪。
ご結婚25周年の記念にお作りいたしました。
新しい一年の始まりに
屋久島から溢れる祝福を。
ピンクゴールドとシャンパンゴールド。お揃いで選んだシダ模様。
指輪作りには屋久島の冬がいつも寄り添っていてくれました。
とてもゆっくりペースの島リズムにお付き合いをいただきましてありがとうございました!
シャンパンゴールドとピンクゴールドの癒し、屋久島の冬の中にお二人の結婚指輪を眺めて #屋久島っでつくる結婚指輪 #制作編
シダの葉は屋久島の暮らしではとても馴染み深くて、ふわりと自由な佇まいに不思議とどこか神聖なものを感じているのですが、
お二人が大好きなハワイでもそのようにシダの葉が暮らしの中に溶け込んでいるのだ、と教えてもらいました。
そういえば、
シダの葉はちょうどお正月の飾りにもなっておいるし
ハワイではレイにも使われているし
わたしたちにいつも豊かさや祝福のイメージを与えてくれるシダの葉の、その根底にあるものは大地の力強さなのかもしれないな、と思うのです。
あるいはそれと同じ響きがわたしたちの中にもあるのかもしれない
そう思うと小さな勇気が湧いてくる。
今日一日をしっかり歩いていこう、と。
お二人と大切な気持ちを分かち合うように作りました。
リングが出来上がったのは驚くほどにあたたかな空気が島を包み込んでいた日のことでした。
リング内側にはお二人の大切な記念日の刻印をペアで彫刻いたしました。
それにしても、シンプルでどこまでも広がりのある九つの文字です。
物語にしたら数冊の長編になりそうだ。
お二人が過ごした時間だったり、共に抱いた大切な想いだったり、
リングをかたちづくるものは、いつもその向こう側にあるかたちのない何かのように思うのです。
刻まれ積み重なり、アップデートされてゆく時間と歩みを共にするように、
お二人のリングもまた味わい深く、新しくなり続けると素敵だなと思います。
リングをくるりと反対側に向けてみる。
シダ模様のちょうど反対側はまた違った表情を浮かべています。
つるりとプレーンな表情です。
よく見てみると、
リングの形状が微妙に異なっているのがわかるでしょうか。
彼女のピンクゴールドは表面も側面も平に整っています。
彼のシャンパンゴールドは側面が同じくフラットだけど、表面は丸くラウンドしています。
それでも2本リングが近しく感じられるのは
リズムを揃えた緩やかなカーブだったり、
彼女のスクエアシェイプに施した極々緩やかな曲面の効果に違いない。
ちょうど屋久島サウスではブーゲンビリアが満開になっていたので、
お気に入りの木の下でリングを手に取って眺めてみました。
少しずつ違っているところがかえって、二つで一つのようにも感じられて
光沢仕上げとマット仕上げにしたのも良かったな、としみじみ思う。
ほんのり冷たい冬のそよ風も気持ち良かった。
思えば、お互いを大切にしながら手を繋いで歩んでいるお二人を眺めているような結婚指輪作りの日々でした。
なんだか25年前の自分に時間を巻き戻したような気持ちになれた気もします。
楽しい指輪作りをありがとうございました。
そして新しい一年の始まりですね。
屋久島の祝福とともに
ご結婚25周年おめでとうございます!
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