最近冬の雨が長く続いていて(本当に!)懐かしい記憶になりつつある、
いつかの海サイド、そして山サイド。
みなさま、素敵な一週間を♪
最近冬の雨が長く続いていて(本当に!)懐かしい記憶になりつつある、
いつかの海サイド、そして山サイド。
みなさま、素敵な一週間を♪
シャンパンゴールドのリングを削り出して表現した、ぐるりと波打つ曲線はお二人との結婚指輪作りで初めて生まれたデザインなのです。
柔らかだけれどシャープで、すっきり細身だけど印象的な仕上がりで、お二人だけの特別がある。
同じ屋久島に同じ時期に暮らして、出会って、結婚指輪をお作りすることができる幸せ。
今この瞬間が奇跡のようだと思う。
たしかに形のある結婚指輪だけれど、その向こう側というか、形のないやりとりがとても大切だったりもする。
新しく始まるお二人の日々に向けて、
やさしい気持ちで、そして爽やかに、オーダーメイドの時間は流れている。
今朝は、造形のひと段落した彼のリングを庭先に持ち出して眺めようとしたら、
サキシマフヨウがしずくを纏って綺麗だったのだけれど、
なにげにとても屋久島の秋冬らしい印象なのだ。
彼と彼女の暮らすノースはサキシマフヨウいっぱいなので、繋がっている感じがして嬉しかった。
オーダーメイドの指輪作りでは“好き”を共有することができるので、「そうそうこの感じです!」と言い合えるのが楽しい。
初めて会った人や遠く離れて暮らしている誰かの方が案外近しいフィーリングを抱いていて、共感できることが多かったり。
雨の中でふわりとピンク色。
さて、今日も作っている。
彼のリングから彼女のリングにバトンをタッチして。
お揃いなので、印象が鮮やかなうちに仕上げることにしている。
全てが一度だけのタッチの数々を、記憶ではなくて感覚で抱いているからだ。
彼女のリングも一気に。
角ばったゴールドの中に佇んでいる繊細な造形を眺めながら削り出す。
金属に息吹を与える感じは仏像の彫刻に似ているのかもしれない。
結婚指輪は手の中でくるくると回ったり、ずっと手触りを感じているものだと思う。
きっと身につけるものの中では一番身近になるものだろう。
つけていたい!と体で感じるような、快適さを大切に造形を進めてゆく。
金属はもともと土の中にあったものなので、有機的な手触りを感じられるはず。
こうして大地のフィーリングを最大限に活かすことができれば、
出来上がるジュエリーは暮らしに優しく寄り添ってくれるように思う。
自分を支えてくれているよなと、心強くさえ思う。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
今日も雨の屋久島サウス。制作の間はこの雨がずっと続いて欲しくなっている。静かで集中が深い。
お二人の結婚指輪作りはいよいよ削り出しの工程となるのだけど、一度進むと戻ることのできない作業にはちょうど良い空気感だろう。大好きな屋久島の雨だ。
オーダーメイドの過程で新しいデザインに出会えることは素晴らしい。お二人のインスピレーションにありがとう。
屋久島に暮らすお二人にお届けする、シャンパンゴールドの結婚指輪づくり。
今日もシンプルに。いつもの手作業で。
2本揃ってぐつぐつ。
彼女のリングは彼のリングの内側にピタリと中に収まって、なんだか嬉しい。
リングの表面に波の模様を描いて、ここから鉄鋼ヤスリを片手に削り出してゆく。かなり感覚的な作業になるので、道具はヤスリ大とヤスリ小の2本だけにして、イマジネーションを豊かにして。
そして、ここまで一気にやってきた。
シャンパンゴールドのリングに波のリズム。
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曇り空の続く屋久島サウス。早朝は美しい空色が現れた。
いつものビーチで波に乗って作業机に向かうリズム。
いよいよ12月。屋久島の柔らかな冬色に包まれながらお二人の結婚指輪を作っている。
2022年もあと1ヶ月である。
大阪への帰省で少し作業をお待ちいただいていたので、ここからはじっくりと集中深く作業机に向かう。
お二人が選んでくれたシャンパンゴールドは昔ながらの手作業で造形を深めてゆく。
きっと1000年以上前からずっと変わらない鍛金の技法で、道具だけがアップデートされてゆく世界なのである。
火を当てたり、コンコンと木槌で叩いたり、糸鋸でゆっくりと切断して。
また火を当ててリングを繋ぎ合わせる。
今まで曲げることができていた金属も、こうしてリングになるとピタリと動かなくなる。
最後に溶接が無事に完了したリングはコップに注いだ水の中にジュッと入れて急冷をする。
このタッチで少しシャンパンゴールドが引き締まる。
そして、さらに叩いて曲げてを繰り返してゆくうちに強度を増していく。
1000年の歴史の中で生まれた手作業のリズムを感じて、なんとなく朝の海を思い出す。
大きなリズム、小さなリズム。
この小さなリングも大きな島の一部なのかもしれない。
目には見えないけれど、地中に広がる根っこのように支えてくれている世界とのつながりを感じながら
今日もまたタッチを積み重ねている。
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アトリエの庭先でツワブキの花とシャンパンゴールドを眺めた。ぽつり、小雨降る中で。
同じ屋久島はノースに暮らすお二人にお届けする結婚指輪作り。
しとしと雨のムードがなんだかとても心地よくて、屋久島が祝福してくれているような気がした。
屋久島生まれ屋久島育ちの彼と、彼に屋久島で出会った彼女。
屋久島に暮らしているからこそ出会える人がいる。
お二人の大切な結婚指輪作りの声をかけてくれてありがとう。素敵な繋がりに感無量です。
ポコポコと散歩道に並ぶツワブキの花も、霧に包まれる山々も、ドライブ中に眺める水平線も。
何気ない瞬間に心惹きつけられるときめきが屋久島暮らしの素敵なところだと思う。
いつもの暮らしで眺めている情景のかけらのような結婚指輪を思い描きながら。
雨の日のジュエリー作りはワクワクする。柔らかな音の薄い膜に包まれるような気がするからだ。集中はとても深い。作業机に向かっていると心が平らになってゆく。
お二人が暮らすノースも雨降りなのかな。きっとこちらよりは寒くなってきていて、ツワブキも一足早く花盛りのことだろう。
窓のずっと向こう眺めながら。
さて、最初の第一歩を。
お二人が選んでくれたシャンパンゴールドはバーナーの火で柔らかにして、くるりと曲げて、また火を当てて柔らかにする作業を何度か繰り返していった。
これから何十年もお使いいただくリングだ。しっかりと丈夫に、そして付け心地良く仕上げていきたい。
金属のリズムだったり、わたしたちの大きな周期なのだと思う。
アトリエにはいつもよりもゆるやかな時間が流れている。
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