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島暮らしデザイン 山リング出来上がりました。しずくギャラリー2018オープンのお知らせ。 #屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

pt900 山リング

 

屋久島での暮らしの中から生まれたデザイン、“山リング”

波リングから続いた結婚指輪作りは

気がつけばここでひと段落するタイミングとなっていた。

 

最後の作業は

柔らかく包み込むように表面に磨きをかけて、ここに完成。

秋から始まった指輪作りのイメージがカタチとなって、

今はとても穏やかな気持ちに包まれている。

 

山リングはメンズのリングとなるもので、

しっかりとした存在感を感じられるようにと彼と相談を重ねた結果。

幅は2.5ミリとボリュームのある作りといたしました。

 

 

上から俯瞰構図 オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪 

しかも、

しっかりと丈夫な作りでありつつも、

すっきりとバランスを感じられるのはこの切り返しのラインのおかげだろう。

 

力強くすっきりと、繊細に、そして大胆に、

それらを一つにまとめたプラチナ素材。

これはオレもつけてみたいバランスのリングだぞ!

 

金属で作ったジュエリーは100年持ちますので、

深まる味わいの変化を楽しみながらつけてゆければ最高だろうと思う。

 

 

 

そして、

経年の変化といえば、

今日もこのようなご質問をいただいていた。

「プラチナやゴールドのリングはメンテナンスをどのように行ってゆけば良いのですか?」

長く使う結婚指輪で大切なところですね!

プラチナ、ゴールドはそのままお使いいただいても変色をしない素材なので

ずっとつけっぱなしで使っても大丈夫です。

そこにこだわった小さな傷やなどが味わいとなり深みがどんどん増してゆくのも楽しんでいただいたい。

この傷はあの時についたものだなんて思い出の1つとなったりして。。

 

でも、定期的に磨き直しやメンテナンスをしてあげると

育つ、と表現するのだろうか

皆様の指輪を定期的にお預かりして、お磨き作業をしてゆくうちに

使う→味わい深くなる→磨いてリフレッシュ

このサイクルを繰り返すと

さらに新しい表情を持つ指輪と生まれ変わることを知ることができた。

 

そう考えると自分の生活や時間自体が身の回りの物をデザインしてゆくのだから面白い。

結婚指輪、100年持ちますよ!

お磨き直しは少々専門的な技術が必要ですので、

ふと思いついた時に、お気軽に声をかけてみてください。

リフレッシュしてお使いいただけるよう、わたしが作業いたしますのでご安心ください。

 

ジュエリーの時間ってホント大きくて、素敵ですよね。

自分の作ったものがはるか未来へと繋がっていったり、

全く知らない土地で存在していたりするだろう未来。

 

 

 

お二人の指輪は

ここから最後に刻印などの作業を経るために、

少しの間時間をとって、後日二つの指輪が揃ったところをご覧いただきますね!

レディースのリングにはダイヤモンドもセットされますので、どうぞお楽しみにしていてください!!

屋久島の山茶花を手に 奥に屋久島しずくギャラリー ジュエリーの部屋

場所は変わって、しずくギャラリー。

先日出来上がった指輪をお渡しするためにここにやってきた。

お二人は島に暮らす仲間でもあるのです。

 

ケースの中、結婚指輪 屋久島の緑バック 屋久島しずくギャラリー 屋久島でつくる結婚指輪

いつもインスピレーションを与えてくれる彼の指輪を作らせていただくことができて最高です!

 

ご家族と一緒の素敵な写真が撮れたのだが、

映るのはどうも苦手なもので、、と良き作品を作り続けているクリエイターの意外な一面を感じることができて、ほっこりとした平和な気持ちに包まれました。

 

屋久島しずくギャラリー 看板越し

最後にお知らせです。

しずくギャラリー、今シーズンのオープン日が決まりました。

3/3より。毎週土曜日オープンいたします!

今年はここでどんな物語が生まれるのだろう。

ドキドキ。

皆様にお会いできるのを楽しみにしています。とっても!

 

 

雨の屋久島、結婚指輪作り。かけがえないフィーリング。一つだけのジュエリーを!

屋久島 雨の雫とクローバー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

今日の雫。

雨が降ったりやんだりが続く屋久島サウスです。

 

最近は雨の気持ちよさに任せて、ずっとアトリエにこもって制作を続けているので、

庭先での雫チェックを日課としているこの頃。

屋久島雨の雫とクローバー 屋久島日々の暮らしとジュエリー

久しぶりにクローバーの葉っぱを目にして、

いよいよ春の訪れを感じていた。

 

暖かくなってくると、葉っぱが雨をよく弾くような気がするのだが、

それは春と関係があるのだろうか。

新しい緑に、たくさんの雨に。

始まろうとしている躍動の季節を前にすると、

ドキドキしてしまうのは毎年のことであります。

屋久島雨の雫、お花に宿る ハンドメイドジュエリーのモチーフ

よく考えてみると、

水がそのカタチを留める瞬間って、雫のときだけなのかも!

キュッと小さなものに大きな力を感じました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 屋久島の緑バック プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

こちらも小さなジュエリー。

作業が進んで、キュッと力強さが現れてきた。

うまくリング状と形成を終えたので、

いよいよここからアウトラインの造形へと進んでまいります。

 

お二人とお会いしてから

しずくギャラリーで、メールで言葉を交換して、

長く打ち合わせを重ねて生まれてきたデザインが

今、ここで、手を加えるたびに実際のカタチとなってゆく!

これから始まる大切な作業を前に、屋久島の緑をバックに指輪を眺めてイメージを高めていた。

 

 

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

今日使った紙やすりは120番という相当荒い番手のもので、

磨く、という感覚よりは

ガリガリと削り落としてゆくという作業なのであります。

 

大胆に思い切りよくガリガリと、

そして、繊細さを保っていることを確認して、またガリガリと。

 

気持ちの良いラインを作り出すために、

一度きり。手数を少なく。

というのをこの工程でのモットーとしている。

120番のヤスリを片手に、もう後戻りできない工程を進んでゆくと、

手の中で作品がどんどん確かなものとなってきた喜び。

 

お二人がいて、そこから生まれてくるジュエリーは、その時一つだけのものなのだろう。

このかけがえのないフィーリングに今日もまた夢中になっていた。

 

 

 

場面2 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 プラチナ 屋久島で作る結婚指輪

1日の終わりに現れたアウトライン。完成の予感。

 

リング状を斜めに走るラインが

山の稜線のように感じ、山リングと名前をつけました。

山リング、あと少し。

あと少し。

じっくりとまいります。