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屋久島ー北海道。海を越え、一つの気持ちを分かち合う結婚指輪作り 制作編

昨夜は久しぶりに、ざあざあ雨が降りました。

夜のうちにたくさん降って、朝になるとピタリと止むのがいつもの屋久島であります。

こんな朝は庭に出るのがワクワクで。

見上げたり、しゃがみこんだりしては、しずくの世界に魅入ってしまう。

スミレは雨上がりが似合う花だなと思う。

しずくが宿るシダの若葉に始まりのイメージを感じた1日の始まり。

 

小さな植物たちの力強い躍動を受け取って、

今日のジュエリー作りを始めました。

 

鉄鋼ヤスリを片手に、ガリガリと削り始めたのは彼女のプラチナリング。

「すっきり細身が好みです!」

と伝えてくれた彼女のイメージをかたちに表すように、アウトラインの造形作業を進めています。

 

フェイスブックからメッセージが届いたのはまだ寒い冬のことだったなあ。

 

屋久島と北海道、

季節を超えて、海を越えて、

お二人と一つの気持ちを共有するように歩んできた結婚指輪作りです。

側面を平らに、表面にほんの気持ちだけカーブを持たせたスクエアシェイプ 。

指に当たる内側はつけ心地柔らかになるように、丸みを持たせて仕上げました。

 

ここからさらに造形を加えて、有機的なラインを作り出したい。

ヤスリ作業からの、鉄の型にリングを当てて木槌でコンコンコンと叩いてゆく作業を納めたのがこちらの動画。

 

 

1日の終わり、緩やかなカーブに包まれたプラチナリング。

完成まであと少しです。

 

折り返し地点までやってきて、なんとなく寂しいよう気もしたり笑

でもその先には新しい未来が待っている。

お二人と分かち合った瞬間、瞬間を刻み込むように明日を過ごそう。

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

春の合図、しずくギャラリーで結婚指輪の相談会。夕暮れ時、屋久島サウス、プラチナリング。