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屋久島、花とジュエリーと。すっきり細身、スクエアシェイプ のプラチナリング

各種ゴールドやプラチナ、シダ模様にお花のリングを少し大きめのケースに並べて、海の向こう、三重県と宮城県に送ることに。

 

海を隔てての結婚指輪作りでは、こうしてサンプルリングをお届けして、

実際に手にとって試していただくことにしているのです。

 

リング気に入っていただけるかな?

と、ドキドキしながら、しずくギャラリーの庭で指輪を眺めてるとミツバチも集まってきた。

 

そして、こちらは大阪に。

 

今からお届けの準備をしますね、と電話で伝えると、

「こちらでもちょうど桜の開花始まったところです。

でも、今年はお花見に行けそうにないので、、

このネックレスを眺めて過ごせるのが嬉しい!」

と、彼女が言ってくれた。

 

「よかった!よかったです。」

と、オレ。

こんな時だからこそ、誰かに喜んでもらえるのが、やけに嬉しかった。

 

「じゃあ、ケーキも買ってお家で食べましょう。」

スッと肩の力が抜けてゆく。

「もちろんショートケーキですね。」

 

さてさて、アトリエです。

暖かな日、大波の日、雨の日、屋久島の季節の中で作り進めるお二人の結婚指輪。

今日は彼女のプラチナリングが出来上がりました。

1.2mm-1.8mm wave ring in platinum

 

スクエアシェイプ 、すっきり細身のアウトラインです。

屋久島の暮らしで、私が大好きな海のイメージから生まれた指輪には

“wave ring”と名前をつけました。

緩やかなライン。島のリズム。

 

プラチナは白色系だけど、グッと力強いコントラストを感じるところが心地よいのですよね。

 

ちょうどお天気も良かったので、

外の光の下でもみてみたい!

そう思いついて庭に指輪を持ち出してみた。

光いっぱいのなかでプラチナリングを手に取る。

木々の隙間から差し込む虹色の光がリングを通り抜けた。

手磨きでつるりと磨き上げた表面には島の緑が、夕暮れ時の空が写っている。

マットな質感なのに柔らかな光沢を感じるのは、その磨き仕上げのせいだろう。

キラキラが心地よくって、

木漏れ日の下、くるくると手の中で遊んでしまったプラチナリング。

 

きっと真っ白な雪景色もあるだろう。

お二人の暮らす北海道では、このリングはどんな世界を写すのだろう。

実はまだ訪れたことのない、北国のことを、ぼんやりと思った。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島ー北海道。海を越え、一つの気持ちを分かち合う結婚指輪作り 制作編