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春、屋久島で出会う感動をジュエリーに。シダをかたどる婚約指輪作り、その1

海に向かう途中、窓の向こうに眺めていたレンゲが満開になっている。新しいジュエリー作りが始まる前に、ようやくレンゲ畑に降り立つことができて、フレッシュな気持ちになれた日。

夕暮れ時の屋久島サウス。低空飛行を繰り返す鳥たちをのんびりと眺めていた。

3月の屋久島はとにかく春の勢いが強くって、雨風吹く嵐にノックダウンされそうになりつつも、小気味よく躍動する草花に元気付けられては、オレもしっかりしなくっちゃと作業机に向かう。島の暮らしでは季節を乗り切るための確かな体力(あるいは集中力でカバー)が必要なところがある。よもぎや菜の花、タケノコなども食べていたい。

 

さてさて、今日のアトリエです。婚約指輪にと声をかけていただいたジュエリーは、この季節大好きな植物をテーマにして。

プラチナの板とゴールドの細い線を組み合わせてシダの葉をかたどっている。春になると作りたくなるモチーフだ。庭先に散歩道に出会う、希望のフィーリング。お二人が新しい暮らしを始めるタイミングに、ここで出会う感動を分かち合うことができて嬉しい。春の喜びを少しずつ、形に変えてゆこう。

屋久島でつくる結婚指輪

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