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屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。プラチナリングの向こう側にある想い。

久しぶりの友人を誘ってランチを食べに行った。杉に囲まれ静かに佇むカフェは森にとても近い。この雨が明けると、そそろそろ森歩きに行きたいなと、木々を見上げながら思う。ちょうど今作っている結婚指輪も杉の木にまつわるデザインなのだ。束の間の晴れ間に差し込んだ光はもうずいぶんと眩しくなっている。

スパイスの効いたカレーを食べると不思議とテンションが上がって、イマジネーション豊かになるということに最近気がついた。家族だったり、家族のような友人と語り合うにはうってつけの食事なのだ。

それにしても最近の屋久島は、食の事情だけとっても楽しい多様性に満ちているなと思う。まさかここでネパールスタイルのダルバートをいただけるとは思ってもいなかった。

知らず知らずに会話に花が咲いて、気がついたら2時間ほどカフェで熱く語ってからの、アトリエへ。

今日は集中も深いような気がするぞ。

お二人の指にぴたりと合うように、サイズ感は何よりも大切にする。序盤でいきなり、プラチナの長さを決める重要なパートなのである。

永遠を願いながら。

こうしてきちんとサイズを合わせて作っていると、お二人のためにお作りしているのだなと、リングの向こう側にある事柄に思いが及ぶ。指輪作りの数ヶ月の間ではあるけれど、確かな繋がりを感じながら作業机に向かっていると穏やかな心地に満たされる。この多様性の中で近しい想いを分かち合うことができるのは、あるいは奇跡のようだなとも思う。ささやかなサインをキャッチしてくれて本当にありがとう。

そして雨は続く。皆さまもどうぞ梅雨の日々を穏やかに、大切な人と一緒にお過ごしください。お二人の結婚指輪作りもまだまだ続きます!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。深い緑とプラチナの輝き。