初夏の森を歩いた余韻が心地よく響く中、アトリエではずっと心待ちにしていた制作を始めることにした。静かに輝くシャンパンゴールドとプラチナ。いよいよお二人の結婚指輪作りが始まる。
そうなんだ、緑色の風だったんだ。深くてドスンとした世界を想像していたけれど、夏の始まりに出会った印象はキラキラの方の屋久島なのである。
さあ、最初の第一歩を踏み出す。
春に屋久島の森を歩いて、そしてその次の日にアトリエに来てくれたお二人。森でプロポーズをされることは彼から聞いていたのでドキドキだった。大切な指輪作りの声をかけてくれてありがとう。お二人の素敵な時間と繋ぎ合わせてくれた屋久島にありがとう。
揺らぎと煌めきの印象はお二人にお作りするリングのイメージと重なり合うと思う。
炎と水のようでもあり、夜と朝のようでも。プラチナとシャンパンゴールドが隣り合い繋がり出来上がる小さなリングは、あるいは一つの大きなリズムなのかもしれない。
白谷の森は水が気持ちいい。絶えず聞こえている水の音量は相当大きいはずなのだけれど、なぜか静かに感じられる。穏やかな心地に包まれる。
うん、きっとよくなる。
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