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ピンクゴールドとブルーダイヤモンド、花と海。屋久島リズムでオーダーメイドする結婚指輪。

あれほど激しく降っていた雨がぴたりと止んで、お二人の結婚指輪が出来上がって、とても自然な流れの中でリングを持って海まで出かけることができた。屋久島のリズムとピンクゴールドとブルーダイヤモンドと。

お二人の結婚指輪は2022年の梅雨を丸ごとかけて作った。しとしと雨音に心傾けた、心穏やかな時間だったなあ。

お二人とは島の季節も一緒に分かち合うことができたのもよかった。家から出れないほどに激しい雨やポコポコ紫陽花の情景を懐かしく思っていたかな。「2年間、屋久島で過ごしました」と指輪作りの始まりに彼女が伝えてくれた言葉をよく覚えている。

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。ピンクゴールドと5月の海の印象と。

そして、眩しい海も空も。

カタチのないフィーリングをカタチにすると言うと不思議かもしれないけれど、小さな結婚指輪にはお二人の大切な想いがたくさん詰まっている。いつもお二人の暮らしとともにあるペアリングは約束のようで素敵だなと思う。

 

さて、お二人の結婚指輪からはどんな響きを感じるだろう。大好きな海のリズムに包まれながらリングとともに過ごしたひとときを。

カタチの良い流木を見つけてその上でリングをそっと重ね合わせてみた。夕暮れ時の光がピンクゴールドをそっと包み込む。そういえば、ピンクゴールドはサンセットタイムの空色にも似ているような気がするな。今日は見れるだろうか。波音に包まれたビーチで2本のリングはその一部分のようにも見える。波のリズム。永遠の時間。ぴたりとお揃いのデザインだ。

そしてもう一つ大切なこと。リングの表面にはブルーダイヤモンドを一粒ずつセットしたのだけれど、その周りに施したお花模様の装飾はお二人に大切な記念日を表している。それはお二人だけの合言葉のようなものなのかもしれないな、と思う。隣り合わせに並ぶ2輪の花模様を眺めながら、出会うことって素敵だなあと心あたたかになる。

同じ鹿児島だけど、なかなか遠い。デザイン作りから数えると3ヶ月ほど、海を隔ててご一緒いただきましてありがとうございました。きっといつかお会いできるだろう。なんとなくそんな未来をイメージしながら。

屋久島の移ろう季節とともに、金槌をコンコン、ヤスリを片手に、昔ながらの手作業でじっくりと作りました。ふとした瞬間に、ふわりと屋久島の風を感じていただけると嬉しい。

 

なんだかリングに彫刻した2輪の花のようでもありますね。庭先に咲いた白いハイビスカスをお二人に。

ご結婚おめでとうございます。

楽しい結婚指輪作りをありがとうございました!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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