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結婚指輪との長いお付き合い。シンプルなプラチナリングを作ること #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

時折降っては止んでを繰り返す、雨のリズムの中でお二人の結婚指輪を作っている。

2023年も16日が過ぎた。

 

濃い緑の中で静かに深く潜る。お二人と一緒に作った印象がいよいよ形になりつつある。

山にまつわる物語。 お二人だけの結婚指輪作りを始めよう。#屋久島でつくる結婚指輪

 

彼女の2.0mm幅 彼の2.3mm幅。

お二人のために配合したプラチナをまずはリング状に加工した。

まだ角ばっていて重たい感じなのは、これから鉄鋼ヤスリを使って大きく削り出しを進めていくからだ。

すっきりとシンプルで、ずっと長くお使いいただける結婚指輪の姿を思い浮かべながら。

シンプルなスタイルのリングは使ううちに味わい深くなるところがよい。

きっとお二人は大好きな山をたくさん歩いたりするだろう。

そうやって小さな傷がついたら、また磨き直して使おう。

 

そうこうするうちに、気がつけばリングとのお付き合いも何十年になっているかもしれない。

実のところ私たちの時間よりも長い金属の時間軸なのである。

とても小さなリングだけれど、大切なことと繋がることができるような気がする。

今だからこそ大地のリズムに寄り添っていたい。

 

長いお付き合いといえば、

結婚指輪のメンテナンスはいつまで有効ですか?

とお声がけいただくことがしばしばある。

そんな時は、

私がいる限りはずっと、と答えるようにしているのです。

 

これからも長く頑張っていかなくちゃ!

 

お二人から初めてメッセージをいただいてからだと、もう4ヶ月に。

庭先では山茶花が咲いて季節は巡ったけれど、ハイビスカスがまた咲き始めていて、

なんだか指輪作りを祝福してくれているように思えて嬉しくなった。

 

島が紡いでくれた素敵なご縁に感謝します。

 

長かった雨もようやく上がるようだ。

 

皆さま、どうぞ素敵な冬の日々を!

今週もどうぞよろしくお願いします。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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