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屋久島に咲く花に癒されてジュエリーを作ってしまう #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

アトリエの庭先にハイビスカスが咲いたのは嬉しい驚きでもあった。

もうすぐ12月というのに、まるで夏が忘れ物を取りに帰ってきたみたいに暖かい。

オレンジ色と白のツートンカラーをしたツマベニチョウが貴重な宝物を見つけたようにたくさん集まってきた。

 

 

大好きな植物モチーフの指輪作り。

お二人とは自然の中に出会う小さな息吹に癒され愛する気持ちで繋がっているように思う。

海を越えて遠い場所に暮らしているけれど、大切な仲間ができたような気がして嬉しい。

屋久島の祝福に包まれる、小さな花のダイヤモンドリング作りのお話 #屋久島でつくる結婚指輪

 

ハイビスカスの大きくて薄い花びら。軽やかさとしなやかさ。とても細くて強い茎。ため息が出てしまうくらいの豊かな色彩も。

それにしても良くできた作りだな、と魅入ってしまう。

精巧な造形の中には葉脈が伝い、そこを水が流れて生きているのだから凄すぎる!

 

この植物たちのように柔らかで強いジュエリーを作ることができれば最高だろうな、と思うようになったのは島に暮らし初めてとても自然なことだったように思う。

庭先で出会う植物たちは、あるいは作り手としてずっと追いかけていたい憧れでもあるのかもしれない。

 

さて、

今日も小さきものたちに癒されながら。

k18イエローゴールドでかたどった二つの花は二つを重ね合わせて一つにする。

炎に包み込んでその二つを離れなくするのだけれど、その前にバランスをしっかりと眺めておく。

ゴールドの花は薄く軽やかに、ジュエリーとして長くお使いいただけるように強くなくてはならない。

 

繊細で、力強く。

インスピレーションはいつもすぐ近くにある。

今日も屋久島にありがとう。

 

夕暮れ時には作業をひと段落できて、庭先でちょうど半分の月を見上げた。

確かにこの儚さも素敵ではあるけれど、日々の中に出会うささやかな感動や癒しのようなものを、もしも金属という形に留めることができたなら。なぜだろう、そう考えずにはいられない。

 

夜が近づいて流石に空気は冷たくなってきたけれど、月があるだけでほっこりと感じられた。

うん、きっと明日も良くなる。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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