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プラチナ×シャンパンゴールド、シンプルなラウンドシェイプの結婚指輪作りだから大切にしたいこと #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島ではまたまた雨が激しく降り始めている、梅雨本番に戻ってきてしまったようだ。

7月の始まりは熱帯の湿度に包まれて。

世界は深く静かに、そして色鮮やかに。

 

 

散歩道の花々に癒される。

ハマユウや黄色いハイビスカスにも会えた。

 

 

お二人の結婚指輪が出来上がる頃には夏になっているだろう。季節と季節の間にある、美しき屋久島と共に歩んだ指輪作りの時間だったように思う。

シャンパンゴールドとプラチナの素敵な出会い、つながり寄り添うお二人の結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

作業もいよいよ最終段階だ。

シンプルなラウンドシェイプの結婚指輪だから一層際立つものがあると思う。

 

 

手の中に感じとることができるプラチナとシャンパンゴールドの質量。

有機的な柔らかさだったり、鮮やかな色彩も。

 

 

金属そのものが持つ静かではあるけれど力強い輝きを業机の上に眺めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

シャンパンゴールドとプラチナの素敵な出会い、つながり寄り添うお二人の結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

同じ金属でも種類が変わるとこんなにも手触りが違ってくるのか。

ヤスリを通して伝わってくるその硬さ、その粘り具合の異なりにはいつもながらに感心してしまう。

 

 

お二人の結婚指輪作りは彼女のシャンパンゴールドの造形作業がひと段落したところまでを書きました。

屋久島サウスの海で眺めたシャンパンゴールドの色彩とリングのシルエット #屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかにさまざまな素材を扱うジュエリー作りだ。

 

結婚指輪を作っていると、違っていることって素敵だな、と思うことがある。

素材が違っていたり、デザインが少しずつ違っていたりして、けれどもその二つは合わさってぴたりと一つになる不思議がある。

 

似ているようで少しずつ違っている。その違いはあるいは互いを補うこともできるかもしれない。だからこそ寄り添い合うことが必要になるのかもしれない。

それはまるで人と人の出会いのようでもあるなと、お二人の姿に重ね合わせてしまうのだ。

 

 

さて、お二人の結婚指輪作りも折り返し地点を過ぎた。

作業机では布地のように細やかな表面を持つヤスリを手にして、プラチナリングの表面を滑らかに整えているところだ。

 

彼のリングはつるりと輝く光沢を帯びるように仕上がる予定なので、ここでしっかりと流れの良い曲面を作っておかなくては。

金属は同じ一つの個体でも磨き方によってその表情が大きく変わって出来上がるのも、また面白い見方だなと思う。

 

そんな細やかな違いの集まりがやがて個性となってお二人だけの結婚指輪を創り出してくれるのだと、リングを手に作業を進めていると強く思うことができた。

 

島ではまた雨の日が続くようだと天気予報には記されていた。

そしてお二人のリングが出来上がる頃には本格的な夏がやってくるのだろう。

部屋の外には重たい湿度が満ち始めていて、南の島特有の熱帯の気配が漂いつつあった。

 

屋久島の夏に佇むプラチナとシャンパンゴールドを思い浮かべると、どこまでも幸せな気持ちになることができた。

ここで生まれるお二人だけのリングだ。

あと少しで海の向こうにお届けすると、それからはずっと2本のリングがお二人の暮らしに寄り添っているであろうことを思うと、とても嬉しくなった。

 

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屋久島サウスの海で眺めたシャンパンゴールドの色彩とリングのシルエット #屋久島でつくる結婚指輪

 

漂い始めた夏の香り。煌めく黄金色の眩しさ。体全体に張り付いた熱帯の湿度。

シャンパンゴールドが夕暮れ時の陽光を受けて静かに輝いていた。

造形のひと段落したリングを持っていつものビーチへ。

溢れる光の中で浮き上がり、そして時折その情景に溶けていきそうにも感じたシルエットを眺めて。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

シンプルを特別に。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

シンプルを特別に。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

梅雨の終わり、もうすぐそこまでやってきている夏の気配に包まれてプラチナとシャンパンゴールドの結婚指輪を作っている。

窓の向こうには早くも蝉の声が鳴り響き始めた。

 

 

彼女が選んでくれたシャンパンゴールドは鉄鋼ヤスリを使って、潔いタッチで表面を丸く柔らかに造形をした。

 

お二人はどんな季節を過ごしているのだろう。

春の始まりにメールをいただいて、数ヶ月に及んだ日々をご一緒して、そのようにして生まれたお二人の結婚指輪のイメージが今形になりつつある。

 

島リズムのオーダーメイドにお付き合いをいただきましてありがとうございます!

美しき屋久島の朝とお二人の結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

 

思いのほかずっと涼しいのは島暮らしの嬉しいところではあるけれど、

7月が近くなりここでの暮らしは夏時間になった。

朝早くと夕暮れ時に散歩に出掛けてそのほかはずっと作業机に向かう。

今日もそんなリズムで。

 

 

朝のハイビスカスを眺めておく。

 

 

雲の流れが早い夕暮れ時だった。

いつものビーチまで出かけると、19時を過ぎているというのにまだ明るかった。

空にはちょうど半分くらいの月が浮かんでいた。

 

 

アトリエに戻りようやく涼しさが戻ってきたところでまだ作業机に向かう。

シャンパンゴールドのリングには表面に続いて内側にも造形を加えていくことにした。

 

内側にはなだらかな砂丘のように、極めて緩やかなカーブを与えてゆく。

こうしておくと着け心地がとてもに柔らかになる。

 

そして丸くなった内側にはサンドペーパーを巻いたローラーを当てて研磨を繰り返すと、その表面にはうっすらと優しい光沢が現れ始めた。

 

この内側はお二人の言葉を刻み込むスペースでもある。

キャンパスを白く綺麗に整えるように、ゆっくりと丁寧に表面を滑らかにしていかなくてはならない。

 

たしかに普段は見えることはない場所ではあるけれど、

内側にある彫刻は自分たちだけが知っている約束のようで、お二人のリングをいっそう特別にしてくれる装飾だと思う。

何かのきっかけでリングを外すときにチラリと見えると、かなり嬉しい。

 

実はこの文字にはなかなかにこだわりを持って創作を行なってきた。

三人で一緒にキャッチボールをするように、そんな作業が楽しい。

お二人の想いが伝わってきて、いつもずっと幸せな気持ちに包まれている。

 

シンプルなラウンドシェイプの造形だ。

できるだけタッチも潔く、明瞭に積み重ねていこう。

 

シャンパンゴールドの色彩が目に優しい。

手の中にあるリングからは手作業から生まれてきた確かな温度のようなものを感じることができた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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