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屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。永遠、そして繋がりと。

鹿児島から帰ってきて、夕暮れ時のアトリエに。山々の情景が窓のフレームに収まっていて、いよいよトンボもフレームインしているし。まるで壁にかけた絵画のようであるのも屋久島流。

台風の影響は無くアトリエに帰って来れてほっと一息。そして作業を再開。

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。ワクワクする、オーダーメイドの幸せ

リフレッシュには最高の屋久島に暮らしているわけだけれど、時には島を離れることが癒しになることもある。かなり短かった。けれどもひらめきに満ちた時間だったように思う。もしも今この旅に出ていなかったら、あるいはまた別のもになっていたのかも、と感じられることが時々ある。イメージはカタチになるのかはわからない、でもここにある全てを信じて歩んでゆこう。今はそんな希望を抱いている。

 

ともあれ、島での暮らしは再開されて、また作業机に向かっている。

ジュエリーを作ることができる喜びをいつもより少し新鮮に感じながら。

このフィーリング、やっぱりいい。

ここまで休まず一気にプラチナの表面を削り出した。りングの表面には途切れることのないラインを生み出したかったからだ。永遠、そして繋がりと。

精密さと揺らぎとが出会うジュエリー作りは楽しい。心地よくお使いいただけますように。

とっても繊細で、でもしっかりと力強く。お二人の結婚指輪作りでずっと抱いている印象が少しずつ形になってきて嬉しい。小さなリングにはお二人の想いが詰まっていてとっても素敵。

明日はさらにタッチを加えて表面に滑らかな流れを生み出してゆこう。紙やすりで磨きをかけて手触りを柔らかにしてゆこう。そして彼女のリングにバトンをタッチしよう。早く起きてまた海にも出かけてみたいと思う。

ハイビスカスの中に佇むツマベニチョウ、わかりますか?

ひかりあふれる屋久島より。9月もよろしくお願いします!

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

美しかった夏にありがとう! 8月まとめ #屋久島日々の暮らしとジュエリー

みなさま、いかがお過ごしですか。ふらりと海を渡って鹿児島市街に来ています。

もう少しで今月も終わりということで、今日はシャッターを切りすぎて溢れていた写真のまとめを。美しかった8月にありがとう!

そして、台風が近づいてきているけれど果たして島に帰れるのか??

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。ワクワクする、オーダーメイドの幸せ

今日は日の出の時間から。空を染める色彩は変化が尽きないし、山々のシルエットにもついつい魅入ってしまう。アトリエから海までの道のりで迎えた1日の始まり。

 県道から海側に道を折れて杉林に入ると波音が聞こえてくる。森と海とがとても近い屋久島だ。

慣れてしまったのだけれど、人工物が一切視界に入らないシチュエーションはなかなか珍しいのかも。大きく深呼吸をして心を広げておく。

帰り道にハコベの群生に出会って小さく心躍りながらの、アトリエに。

熱いカフェオレを作ってバナナとヨーグルトとオートミールで簡単な朝食を済ませて作業台に向かうと、道具たちが昨日のままで佇んでいた。待っていてくれたみたいで、ちょっと嬉しい。

プラチナは綺麗なリングに造形されたから、その上に細いラインを何本も描いて、マジックで印をつけたりして、いよいよ次なるステージの準備が整った。

お二人の結婚指輪はどちらもすっきり細身のシルエットで、切り込み模様の入ったお揃いデザインで。ここから先の作業は鉄鋼ヤスリを片手にとても感覚的だから、楽しみにしていただきたいなあ。

いつもワクワクして待っていてくれている、そんなお二人とご一緒できることをとても幸せに思う。

今日もまた作っている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。手仕事とプラチナのお話。

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。手仕事とプラチナのお話。

屋久島サウスのアトリエです。今朝は火を使う作業に集中。暗がりのアトリエ、酸素トーチ、プラチナに火を回して温度を上げる、繋ぎ合わせてくるりとリングに。2本の指輪には交互にタッチを加えて、サイズが合うまで微調整を加えて、また火を当てる。静かだけれど、濃密なひと時だった。

島の夏はまだまだ続く。透明な海とハイビスカス、プルメリア、そしてバナナも!南国の色彩に包まれてお二人の結婚指輪を作っている。

屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪作り。すっきり細身のプラチナリングが好き!

はるか昔からずっと変わらない手作業で、ゆっくりと進むし、どうしても全く同じにはならないし、仕上がりには微妙な揺らぎが生まれるのだけれど、そこから生まれる手触り感が心に響くところなのだと思う。

酸素トーチの炎は1000度以上、細くても大丈夫。プラチナはしなやかさも持ち合わせているので、耐久性方向に強い素材だ。大地のリズム、永遠と瞬間、刻み込まれる時間。

作業の合間にはアトリエから小さな森を抜けて、海へ。ずっと遠くを眺める。

そしてプラチナは世界の色彩をその表面に映すところが素敵なところだと思う。

視界に海が広がるところまで歩いて、造形のひと段落した指輪を眺めてみる。くるりと丸くなったプラチナリングは夏の爽やかなブルーを纏っていた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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