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屋久島リズム、海と結婚指輪作りの日々が続きそう #屋久島でつくる結婚指輪

今日は屋久島ノースの海から。

久しぶりに波が大きくなってきている。

ノースの岬では北東の風が強く吹き、風の音を合図にするように仲間達が集まってきた。

「波がないと意外と出会わないものだね」とか「昨日車ですれ違ったよね」とか、友人と声を掛け合うのも小さな島暮らしならではかもしれない。

 

 

お二人の結婚指輪作りの合間に、彼女が暮らしていたノースの情景を分かち合えるのも嬉しい。

それはわたしが島に暮らし始めたのと一緒くらいの時期で、手作り市だったりお祭りなんかで時々顔を合わせていたのを懐かしく思い出した。

ゴールドリングに漂う癒し、柔らかなフォルムをつくること #屋久島でつくる結婚指輪

 

アトリエに戻ると体の中を風が通り抜けたようにスッキリとした気分だった。

波のリズムがまだ体の中に残っている。

 

そして少しの間、海とジュエリー作りの日々が続きそうな気がしつつ、今日も作業机に向かっている。

あれほど波は荒かったはずのに、凪いだ水面のように穏やかな心で。

 

彼女のリングは8号サイズなので彼のリングよりもずっと小さく感じてしまう。

出会うことってなんだか素敵だなと思う。

 

彼女のリングも彼のリングと同じラウンドシェイプでお作りするのだけれど、リング幅は2.0mmとグッと細くなる。

厚みもほんの少し抑えて削り出しの作業を進めていった。

 

繊細で軽やかに。

ぴたりお揃いとはいうものの、彼女のリングには彼女らしい佇まいがあるのだ。

 

サンドペーパーを使って使ってヤスリがけしていた作業の手を少しとめて、作業台の明かりの下でリングを眺めてみる。

まだまだ荒い仕上げではあるけれど、リングには有機的な表情が生まれつつあるのがわかる。

 

硬いのに柔らかいし、重いのに軽やかであるし、

まるで金属が生きているようにも感じられるから指輪作りは面白い。

 

気がつくと作業も後半にかかっている!

同じ波はやってこない。

今、このタッチをじっくりと重ねていきたい。

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

ゴールドリングに漂う癒し、柔らかなフォルムをつくること #屋久島でつくる結婚指輪

ゴールドリングに漂う癒し、柔らかなフォルムをつくること #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

朝の早い時間からリングを削り始める事ができた。作業机に向かう事が一番の癒しだと思う。

イエローゴールドも輝き響いてくれるから、リングを手の中にして、タッチを重ねていくと心が穏やかになっていく。

 

 

屋久島で感じたこの喜びをバトンのようにしてお二人にリレーすることが結婚指輪作りなのかなと思う。

屋久島ー長野、親密な繋がりを感じながら結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

空気の中には漂う神秘のようなものがあって、この世界と自分自身とが繋がる根っこのようなものの存在を教えてくれる。

豊かな自然に囲まれて暮らすお二人とは近しいフィーリングを分かち合っているように思える。

 

たとえば、インディアンジュエリーはデザインも素敵だけれど、わたしも好きで惹きつけられてしまうところは、自然の中に生まれるジュエリーに守られているフィーリングなのかもしれない。

 

久しぶりの雨だった。

秋の始まり。

 

植え替えをしたプルメリアも花を咲かせてくれて一安心。

このまますくすくと育っていただきたい。

 

やっぱり屋久島は雨の情景が好きだなと思う。

作業の合間に庭先の花を眺めているとなんだかとても元気になってきた。

小さなものを見てキュッとなっていた目がふわりと緩んできたのもわかった。

 

柔らかな丸みを帯びたフォルム。滑らかに巡り始めたひかり。確かな質量。

ゴールドリングの手触りを確かめておく。

 

鉄鋼やスリ1本を片手にリングの表面を丸く削り始めて、ここまでは一気にやってきた。

リングを囲む一周にも左右のバランスにも繋がりを感じられるように作りたい。それさえも感じないように作りたい。

 

目指しているのは卵から生まれてきたようにつるりとした質感。

それはきっといつも自然の中に眺めている、親しみのあるフォルムなのではないかと思っている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島ー長野、親密な繋がりを感じながら結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島では少しだけ咲く彼岸花だけど、この赤に出会うと思わず足を止めてしまう。

 

長野でもそろそろ見頃だろうか。

海の向こうに暮らすお二人を想いながら。

 

 

お二人は夏真っ盛りの屋久島に来てくれました。

自然をこよなく愛する彼と彼女。

長野と屋久島には親密な繋がりがあるように思う。

長野ー屋久島、雨のアトリエで結婚指輪の相談会が素敵でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

大地から生まれたイエローゴールドなので、やっぱり緑や海との相性は良い。

夏のアトリエで生まれた印象が、小さな形になり始めている。

イエローゴールド、いつものビーチとドラゴンフルーツ。お二人の結婚指輪を作り始める日 #屋久島でつくる結婚指輪

 

手のひらに収まるほどのイエローゴールドではあるけれど、そこに広がるお二人の大切な想いを感じる事ができる。

けれども、その広がりは形のずっと向こう側にあって重さでは測る事ができない。

 

これから永くお二人の暮らしに寄り添う結婚指輪だ。

私たちよりもずっと長い時間の中にあるイエローゴールドがしっかりと受け止めてくれると思う。

 

そのような長い時間軸で考えてみると、あるいは、わたしたちは全てのものを自然の中から一時的に借りているだけなのかもしれないな、と思ったりもする。

 

流れゆく水のような事象に一時的に形を与え、そこに留まらせているのは私たちのイマジネーションなのかもしれません。

 

イマジネーションを大切に紡ぎ合わせよう。やがてその中にお二人のリングが育まれてゆく。

かけがえのない時間にご一緒する事ができるのは作り手ならではの幸せだなと思う。

 

 

さて、今日もできることを。

炎の中で金属とできることは結構たくさんある。

温度を約800度ほどに上昇させて金属を溶かし込み、その両端を繋ぎ合わせていく。

 

彼の3.0mm幅と彼女の2.0mm幅

出来上がりをイメージして二回りほど大きいところから始めなくてはならない。

 

リング状に形成したゴールドは鉄の芯金に当てて金槌で叩いた。

表面にそして側面に、コンコンとリズムよく圧力を与えていく。

こうするとゴールドは組成を密にして強度を高めてくれるからだ。

 

自然の中で遊ぶことが好きなお二人だから、硬く丈夫に仕上げていきたい。

表には見えてこないところをしっかりと頑張る。

 

作業の合間に庭先に出てみると、あまりの暑さにネコが木陰で一休みをしていました。

もう10月はそこまでやってきているというのに!南国ムードいっぱいの屋久島サウスであります。

皆さま素敵な秋の週末を。そろそろ栗も見かける頃でしょうか。柿はどうでしょうか。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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コスモス、芙蓉、プルメリア、秋の屋久島に咲く花に憧れて小さなネックレスを作りました #屋久島でつくる結婚指輪

コスモスのネックレス platinum, pinksapphire

 

秋は美味しいものが多くて、

カフェでゆっくりとランチをしたりコーヒーをいただいたりするのも大好きですが、

少し涼しくなってきて装いもいっそう楽しくなってきます。

 

ふわりと軽やかに、お花のジュエリーを纏って出かけてみたい気分。

季節の旬を楽しむのは、たしかにお料理と似ているかもしれませんね。

 

11月の屋久島に咲く花に憧れて作ったジュエリーは、

コスモスをかたどった小さなネックレス。

 

風に漂うピンク、白、黄色。

ひかりいっぱいのコスモス畑を前にすると胸がいっぱいになります。

 

10月。

屋久島を芙蓉の花が飾ります。

淡いピンク色でしょうか、どこか和の心を感じる柔らかさが大好きです。

 

サキシマフヨウのネックレス platinum, 18k yellow gold, pink sapphire

 

秋の澄み渡るひかりの中に咲くサキシマフヨウ。

黄色い花弁を模してゴールドで作った石枠の中には透明感のあるピンクサファイアをセットいたしました。

 

お花のネックレスはどれも1cm前後のサイズ感でお作りしているのですが、

こちらも指の先に収まるほど小さい。

 

それでいてしっかりとした重みを感じることができて、

変色を気にすることなく着けることができるプラチナはやっぱりおすすめの素材なのです。

 

プルメリアのネックレス platinum, yellow sapphire

 

黄色だったりピンクだったり、プルメリアは実にさまざまな色合いが楽しいですよね!

 

基本の素材はプラチナにイエローサファイアとなっていますが、

お好みにアレンジして、イエローゴールドにクリアカラーのダイヤモンド

あるいはお花の大きさを小さくして、黄色いダイヤモンドをセットすると特別になるかもしれません。

 

 

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さりげなくて、でも特別で。

屋久島のかけらのようなネックレスは、

金属や天然石の種類をお好みにアレンジして、

お作りしています。

 

チェーンの長さもご自由にお選びいただけますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

プレゼント用の梱包も承っておりますので、

お気軽にお声がけください。

 

屋久島から皆様に季節の香りをお届けできますように。

 

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屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

紫陽花、梅雨くさ、ひまわり

紫陽花、ツユクサ、ひまわり、屋久島に咲く季節の花かたどって小さなネックレスを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

ルリハコベ、タンカン、百合

屋久島に咲く季節の花をかたどって小さなネックレスを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

イエローゴールド、いつものビーチとドラゴンフルーツ。お二人の結婚指輪を作り始める日 #屋久島でつくる結婚指輪

今年はまるで夏が2度やってきたような感じがする。

降り注ぐ日差しは強く、海はまだトランクスで泳げるくらいに温かい。

 

新しい制作が始まるその前にはどこか自然に包まれた場所で気分を新しくすることにしているのだけれど、あまりの暑さに水が恋しくなっていつものビーチまでやってきた。

 

なんともなく波打ち際を歩いていると徐々にスイッチが入れ替わってゆくのがわかる。

お二人の結婚指輪を作り始めるタイミングを確かにキャッチすることができたように思う。

 

そしてアトリエに戻ろうかと思ったのだけれど、その前に!

海に潜り、ひと泳ぎしまうのも屋久島流だなと思う。

島時間の指輪作りにいつもお付き合いいただきましてありがとう!

 

夏の余韻、新しい季節の兆し。

色鮮やかな日々になる予感でいっぱいです。

一度だけの時間を分かち合いましょう。

 

まずは硬いゴールドの線を木槌で叩いて丸くしていくところから。

 

久しぶりに作業机に向かっていると心が平らになっていくのが分かりました。

それは凪いだ水面のようにどこまでも穏やかな心地なのでした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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