そういえば、エンゲージリングとか婚約指輪とか、
そういうこと全然やってなかったなあ。
あの頃は日々のことで精一杯で。。
そのような皆さま、案外たくさんいらっしゃるかもしれません。
実は、私自身もその一人で、
ずっと、どこか心の片隅に、婚約指輪のことを置きっぱなしにしていたんです。
でもあるとき、それを見つけてしまった。。。
そうだ、婚約指輪だ!
どうしよう、いつ贈ろうか。ドタバタ。。
ちょっと考えてはみたものの、答えは最初から決まってるのですよね。
今!
今、婚約指輪を贈りたい。
そんな成り行きがあって、婚約指輪を贈る、ということを決意したわたくし。
結婚してから、もう10年も経ったのか。。。
出会ってから今まで、絶対に数え切れないたくさんのありがとうを込めて、指輪を贈ります。
当然、わたしは職人でありますので、婚約指輪については今までたくさん考えてまいりました。
周りを見渡すと、世界中に素晴らしいジュエリーがたくさんある一方、
こんな婚約指輪がなんでないんだろう、
こんな感じだったら素敵なのになあ、
そんな気持ちになることが多かったのも事実で、
えい、それじゃあ自分で作ってしまおう!
勢いづいて、頭の中にもういくつかのジュエリーを作り上げてしまった。
ですので今回はそれを実際にカタチと変えてゆくことに。
全部で4本くらいのリングを作りますよ!
婚約指輪にとっていったい何が大切なの?的な、デザインや用途の考察も繰り広げながら、
アイデアを制作過程とともに、皆さまと分かち合えれば幸いです。
職人がプレゼントしたい最高の婚約指輪。
楽しい制作が始まりました。
最初に作るのは、一番シンプルなスタイルで。
まずはダイヤモンドをセットする石枠をゴールドで作りました。
ころりとした小さなフォルム。
始まりの雫のように。