庭のフェニックスの木。冬は風が強くて、うそ!と思うくらい大きく揺れます。
それでもいたって普通にのびのびしてる植物にはやっぱり尊敬です。
自然の中の造形ってホントよくできている!
ああ、植物たちのように柔らかで強いジュエリー作りたい。
冬の真っ只中、屋久島の自然に囲まれてつくり始めました。
ピンクゴールド、シャンパンゴールドの結婚指輪。
これから始まる結婚指輪作りのために用意した素材を手にとってみると、
同じ18金でもこんなに色合いが違いました!
結婚指輪作りでは
k18、 配合色合い、要チェックですからね。
今日はシャンパンゴールド、ピンクゴールド 素材編いきましょう。
pink gold and champagne gold from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
手前がシャンパンゴールドで、奥がピンクゴールド。
並べて見ると、
シャンパンゴールドが柔らかく広がりのある印象なのに対して、
一番暖色よりなピンクゴールドは、ふわりとした優しさの中にも強さを感じました。
シャンパンゴールドのナチュラルな質感が“木肌”のようだと例えるならば、
ピンクゴールドは“花”
それもバラのような。。
優しさの中に艶やかさと力強さを感じます。
シャンパンゴールドにつきましては、いつしか書いたワイン説明調の解説がありました。
「深みのあるからし色。木肌や大地を思わせるオーガニックな輝き。丸みのあるしっかりとした質感。シックさと艶やかさのバランスも良く、あたたかい余韻が続く。毎日つける結婚指輪にも、特別なお出かけの日にも良く合います。」
今回はピンクゴールドも同じく、ワインの説明調で現してみた。
「優しさを纏ったピンクイエロー。華やかフラワー系の輝き。柔らかさの中にはっきりと芯のある質感。つけた時の印象はスタイリッシュで、落ち着きもしっかり感じられ、お洒落な雰囲気が心地よい。」
今回は彼女がシャンパンゴールドで、
彼がピンクゴールドを選んでくれました。
わたしが結婚したほんの十数年ほど前まであった
男子は白色系プラチナで!という流れが今となっては不思議に感じるほどで、
男女で素材の垣根がなくなったと強く感じるこの頃。
自由なジュエリーいいですね。
さて、用意した素材の加工がいよいよ進み始めていて、
今回はその工程を短く動画にまとめてみました。
結婚指輪作り、その序盤編。45秒です。
champagne gold and pink gold wedding band making progress from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
火を当てて柔らかくして、金槌で叩いて、鉄鋼ヤスリで形成、
そしてまた火を当てて、
昔ながらの変わらない手作業での工程を経て、
夕暮れ時にピンクゴールドのリングが出来上がりました。
ふと窓の向こうを見ると、空が綺麗だったので、指輪をかざしてみた。
いいアウトラインです。
これからさらにヤスリを使って造形を進めてゆこう。
柔らかく、スタイルのあるイメージだ。
うん、明日もきっとよくなる!