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屋久島リズム、海とピンクゴールド結婚指輪作り。

暑い日が続きますね!

夕焼けが海を赤く染まるようになってきた、屋久島サウスより。え、もう?というくらい早く8月がやってきました。

 

この夏もジュエリー作りや海のこと、ご飯のこと、島の暮らしとジュエリーを写真と言葉に現してゆきます。今月もよろしくお願いします!

 

風土を感じて、季節と一つになる。屋久島で結婚指輪をつくること

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

ちょうど今アトリエでは、島の熱帯感を共有している友人に結婚指輪を作っています。

日中はピンクゴールドのリングを手にとって、夕暮れ時になると海に出かける日々。

作業でキューっとなって、海でふわりと緩むリズムがいつの間にか体に馴染んできた。

高いコントラストの中に滲みがあったり(写真)、エッジを立てながら質感を柔らかにだったり(ジュエリー)、塩と甘味で強弱効かせながらのさらに酸味も(お料理)。島で包まれている緩みと厳しさの繰り返しは表現にも影響を与えてゆくのだと思う。

 

手のタッチは柔らかなラインを生み出すだろう。そして、時折回転機械を使い境界線を際立る。そうするとまた柔らかさが広がりを持ち始める。

(しっかり甘辛く味をつけた豚肉にパイナップルの酸味を加えることによって、一層甘辛のコントラストが際立つような、酸味自体にも充足感を覚えるような。。感じかな?)

 

さて、今日の作業も回転道具を使いながら。

側面に少しある平面部分と表面の曲線部分の境界線をつくる工程で、造形作業はいよいよ終盤へ。

このあと紙やすりへ、また回転道具へと、磨き作業を繰り返してゆくと、

リングの表面に柔らかなラインが現れた。

波のリズム、島のリズム。

クローズアップで眺めてみて。うん、いい具合です。

指先に収まるほどに小さいのに、大切感があふれていて、結婚指輪ってやっぱり特別なものだなと思う。

きっとそこには形以上の何かがあって、ジュエリーというよりかは、約束、とか、もっと違うレイヤーの事柄に近いのかもしれません。

 

今日のソバには、冷やしトマトと豆の天ぷらの赤と緑コントラストで。

からの、

次は彼女のリングです。

二つのリングを並べて置いて、イメージ高めて、ここは一気に造形進めようと思っています!