バナナにハイビスカスにパッションフルーツにバジルに、屋久島の夏を分かち合い作り進めてきたお二人の結婚指輪が出来上がりました。
そしてもう8月も後半に差し掛かったのか 。2020の夏は特別だったなあ。
大切な気持ち分かち合おう。ピンクゴールド、自然のリズム、屋久島の友人に結婚指輪を作る。
屋久島でつくる結婚指輪
お二人とはもうずいぶん長いお付き合いになるものの、気を抜くと半年くらい合わなかったりするのも屋久島流。結婚指輪のデザイン作りで、お互いのお店に行ったりして、「最近どう?」なんてちょこちょこ話できたのも嬉しかった。
そんなこんなで1年ほどかけてじっくりと、3人で作った結婚指輪は島のリズムそのものだなあと感じていたり。
今となってはなかなか実現しにくくなってしまっている、スローな時間を大切に思いながら。
いつもの散歩道にピンクゴールドのリング持って出かけることにした。
夏の爽やかさが恋しくて。森を通り抜け、空を見上げる。
リングのキラキラが綺麗で魅入ってしまう。
ピンクゴールド、波の切り込み模様、彼女のリングに施したキラキラのテクスチャー。お揃いの結婚指輪が島の夏に馴染んでいく。
お仕事柄手作業の多いお二人は普段なかなかリングをつけっぱなしにできないこともあって、せっかくなら華やかに飾りましょう!と閃いたのが、“切り込み模様+キラキラ模様”デザインが生まれたきっかけでした。
丸い形だったり、スクエアシェイプだったり、たまにはリクエストが違うこともあったけれど、お互いの好きを一つにするように、重なり合うように、作り進めたお二人の結婚指輪です。
お二人の暮らしとともにこのリングがあることを、これからも身近で目にすることを不思議に感じがら、お二人とオレと、お互いにどんな時間を歩んでゆくのだろうとワクワクした気持ちに包まれています。
ご結婚おめでとう!
この続きもまた、屋久島で。
屋久島でつくる結婚指輪
おまけの後日談。
アトリエから車を東に走らせる。出来上がったばかりの指輪をお届けに。
県道から小さな曲がり角を山側に折れて200メートルほど走って左側。google mapにしたがってたどり着くと、それは素晴らしい屋久島風景が広がった。
家の周りの畑から根っこごと2本抜いてくれたバジルをいただいて、指輪を手渡して、今日はジェノベーゼで決まりやね、と笑ったワンシーン。
ジェノベーゼソースはたっぷりのバジルとオリーブオイル、ナッツとニンニクをミキサーにかけたシンプルなソースです。
フライパンで低温でじんわり炒めておいたベーコンに茹で汁を入れてジュワーっと乳化させて、温度が下がったところでフレッシュなバジルソースを加えて、茹で上がったパスタを投入する。
くるくるとボウルの中で混ぜ合わせてお皿に盛り付けてパルメジャーノレッジーナをふりかけて、出来上がり。
ドキドキしながら一口食べると、夏の香りがパッと体を駆け抜けた。
きっと記憶に残るだろうこの夏にぴったりの鮮烈な香りだった。
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