山の麓、いわさきホテル さんにて
山の麓、いわさきホテル さんにて
庭の菜園でサツマイモを収穫できました!初めての苗植えから4ヶ月、今日はBig dayとなりました。島の恵にありがとう。
そして、収穫を無事に終え、久しぶりに作業の手を止めてリフレッシュを。山の麓に佇むホテルに滞在しています。海を望むクラシックな雰囲気が心地よい。今日はここでこの数ヶ月を振り返りながら。
安納芋と紅はるかが土の中で育っていた、この数ヶ月をにあったことといえば、コロナ渦においてアトリエでは新しいライフスタイルへの移行が嵐のように進んでいった。
8年間運営してきたしずくギャラリーは8月いっぱいで一旦クローズとして、今のアトリエにその機能を移設することになった。
週末のギャラリストの姿を卒業して、1週間丸ごとアトリエで作業に没頭できる時間を作れるようになった。作るジュエリーは全てオーダーメイドになって、LINE越しに、電話越しに、受け取っていただく方々とより深くコミットできるようになった。5年後くらいには実現しようかなと思っていたことだったけど、気がつくとこの数ヶ月でハイスピードに揃ってしまったような気がする。
アトリエの中に全てが集約されて、作業場で小走りするくらい表現活動に没頭していたのがこの数ヶ月だったと思う。動画もよく撮ったし、メールでたくさんの言葉も交わしてきた。
作るジュエリーの数は以前よりも少なくなっているのだけど、大切にしているコミットメントの深さをより保てていて、これが新しいスタンダードになるのだと思うようになった。お付き合いいただいている皆さま、いつもホントにありがとう。
今、アトリエではユンボを投入しての庭の造成作業最中で、これからクリエイティブを加える土台が出来上がってきた。次の夏ごろには、結婚指輪やオーダーメイドのジュエリーを作りに屋久島にやっってきた方々をここでお迎えできるように、素敵な空間を作りたい。
この秋からは、収穫したサツマイモの料理も作っていきたいので、こちらもよろしくお願いします。
大切なところを変わらないために変わり続けていこう。
朝の光が眩しかった日。屋久島サウスのアトリエです。
風に揺られる木々を見上げていたら胸に明るさが満ち溢れてきた。
このカラフルさなのか、この造形なのか、自然が与えてくれる力ってすごいと思う。
静寂と躍動も。
キラキラと輝く今朝のようなジュエリーを作りたくて、作業机に向かう日々。
ジュエリー作りの素材となる金属は、輝きを纏うところが何と言っても大きな特徴だろう。
小さなリングの小さな輝きであっても、キラリと心の奥まで響いてくる。なんだかグッと勇気をもらえる感じなのです。
ふとした瞬間に手のひらに目をやって指輪を眺めたり、差し込む光にかざしてみたり、くるくると回してみたり。
お二人の結婚指輪と暮らしの繋がりをイメージしている。
今日のジュエリー作りは、ヒカリについて思いを巡らせながら。
プラチナの細い線を酸素トーチの火でかけて、柔らかに。まずは最初の第一歩。
サイズにボリューム具合に、お二人に合わせて細やかなアレンジを施すことができるのがオーダーメイドの素敵なところだと思う。
上が彼女のリング、イエローゴールド1.5mm
下が彼のリング、プラチナ1.9mm
素材違いでお揃いのデザイン、すっきり細身のスタイル。
まだ静けさを帯びているこの素材に、これから息吹を与えてゆこう。そんな時間に向き合うことができるのは、作家冥利につきる幸せだ。
キラリ指輪を纏う輝きが、ここ屋久島で生まれて、そしてお二人に届く繋がりを思い描きながら作業の手を進めている。
オーダーメイドのご相談はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
屋久島サウスにサキシマフヨウの花が咲き始めました。
今年は少し遅かったような気もするけれど、また季節が一周巡ったのかぁ。
ちょうど先日出来上がった婚約指輪と一揃いとなる結婚指輪作りが始まるタイミングにあたたかな祝福を感じて。
シダをかたどった婚約指輪は島の雨と共に作った。
制作の時間を彩ってくれている季節や植物たち、そしてお二人がいて。巡り会いから生まれるジュエリーは、やっぱり世界に一つだけののだと思う。
二人の結婚指輪もまた、屋久島の情景と共に作っていきたい。
18k yellow gold, platinum
お二人の指輪作りの素材となるイエローゴールドとプラチナを夕暮れ時の光の中で眺めている。
やわらかに始まった秋と。
もう少し続いて欲しい夏と。
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夕暮れ時の海へ。
作業をひと段落して車を西に走らせました。
いつものビーチはまだまだ暑い!もう少しこのままで。
雲の劇的な造形を長い時間眺めていました。
雨上がり、アトリエの庭先にて。出来上がったばかりの“シダの指輪”を手に取る。屋久島の雨とともにあった指輪作りの時間を思い出しながら。
作業の合間、雨の中の散歩道ではモチーフとなるシダの葉によく会いに行った。シダの葉を摘んでくるくる回しながら歩いてみたり。緑もぐっと色濃くなってきて、虫の音も!ひんやりしたしずくの風景だった。
ポツリポツリ雨音に包まれる島の情景を眺めていると、ああ、ここからいつもジュエリーが生まれてくるのだなあ、と思えてくる。
お二人が以前選んでくれた“ツワブキの指輪”も、この“シダの指輪”も、そしてこれからつくる結婚指輪のイメージも、この庭先での感動がエッセンスになって、そしてお二人との出会いがあって生まれてきた。
そんなジュエリーたちは、雨の情景に添えてみると馴染み深く感じられる。
料理で例えると、冷蔵庫にある食材を使って、その時に必要なメニューを直感的に作るようなスタイルでジュエリーも作っているので、お二人からアイデアだったり、島の季節が移ろいだったり、周りからいただきながらの制作には感謝の気持ちでいっぱいです。
切り株にできた隙間にそっとリングを立ててみる。
葉っぱをかたどったシルバーが雨上がりの光に照らせらて白く輝いて見える。
リング部分、イエローゴールドの細い線は茎のように細い。直径は約1.2mmほど。
島の自然にとても馴染んで見えたのは、その大きさが実物と同じくらいなのもあるだろう。
シダの葉っぱを摘んで指にくるりと巻くように。手に取ると、子供の頃のような遊び心に包まれます笑
印象的だけど、繊細な作りなので重ね付けにも素敵だろうなあ、とワクワクしながら。
明日から結婚指輪作りの準備を始めよう。
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シダの葉をくるりと巻いて、いよいよリングへと。海の向こうのお二人に届ける婚約指輪作りも佳境を迎えている、屋久島サウスのアトリエです。ここが一番楽しいところ。
シダの指輪は自然を遊ぶような感覚で作りたくて、まずは直線的に葉っぱをかたどって、後からリング状に造形すように進めてきた。
お二人と一緒に指輪作りを進めていると、婚約指輪は自由なスタイルが素敵だなと思えてくる。
シダの指輪は柔らかな風のようなイメージで、軽やかなつけ心地となるように作り進めているけれど、こちらまで柔らかな気持ちに包まれて作業机に向かっている。
海の向こうに届ける指輪と、海の向こうから届くギフトに、今日はありがとうを思いながら。
元気なシダの葉は反り返りながら内側に巻きついてゆく。島で出会うシダの葉の姿はもうイメージの中にある。
両はしが離れていると、金属をこうして曲げることは割に簡単だけど、
繋がってリング状になると、不思議。指では到底動かせないほどに硬くなる。
指輪をつけていると、もしかすると、支え合って強くなる何かを感じているのかもしれない。
左手の薬指は、体の中でとても弱い部分で、ググッと安心感を補ってくれる。
繋がり補い合いを感じるような、優しい指輪を作りたい。
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一度直線的なシダの葉をかたどってから、くるりと巻いてリングに。
自然を身に纏うような、そんな感覚で。
金属でつくると、ずっとその喜びが続くところがいいなと思います。
秋雨も一休みの屋久島サウスです。そろそろかなと、お気に入りの場所へ。
どこか美味しそうな赤と白。朝露の名残。あたたかな光。
ちょうど一年前も同じ場所にやってきたはずだけど、いつまでもフレッシュな季節の不思議を感じながら日々のジュエリー作りを進めています。
島に暮らすようになって、気がつけば植物をジュエリーに当てはめて眺めている。葉っぱがシルバーで、茎がゴールドで、といった具合に。
金属に置き換えれば置き換えるほどに、繊細さだったり強靭さだったり、植物の上質な構造が美しい。
ここに近づきたい、近づけるのだろうか?庭先や森で出会うシダの葉や花々に憧れを抱きながらジュエリーを作っている。
彼と彼女とはメールで動画のやりとりなんかもしてきたけれど、そういえば、いつも緑が背景にあって、きっと植物好きなのだろうなあ。。
お二人に届ける婚約指輪はシダの葉をモチーフに。
子供の頃の記憶をたどりつつ進める工程は最初の山場を迎えています。
手作業から生まれるジュエリーは自然に近しい質感を持つと思う。
ゴールドの細い線とシルバーの薄い板に火を当てながら、それらの間にスーッと別の金属を流し込む。いつまでたってもむっちゃ緊張する瞬間!
ゴールドとシルバーの親近感。歴史の中で広く使われてきた素材で、今もたくさん愛されているだと思う。優しくて、フレンドリーで、上品で。
庭先に持ち出してみると、手の中でシダの影と重なり合っていた指輪の素材。
ちょうど実物大くらいだろうか。
シダの葉を摘んで指に巻くように、ですよね。
楽しいジュエリー作りはまだまだ続きます。
明日からはまた雨が降りそうだ。
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アトリエの庭にタヌキが現れた。俳句では冬の季語になっているけれど、ようやく秋の入り口に立ったばかりの屋久島サウスです。
タヌキとは1分ほど目が合いました。想像していたよりも程よくスリムだった野性味。
そしてまた合いたい。島に来て初めての出会いに感激しつつ。何かわからないけれど訪れた変化の兆しのようなものを感じつつ。一日のジュエリー作りを始めることに。
島での暮らしは、日々の暮らしに貴重なインスピレーションがあると思う。
巡る季節にはいつだって感動があるし、出会う花、動物たちが大切な示唆を与えてくれている、気がつけばモチーフたちが順番待ちになっている笑
雨上がり朝、シダの葉を眺めながら、ちょうど始まったばかりのジュエリー作りのことを考えていた。
島でお気に入りのシダの葉はネックレスも結婚指輪も、これまでたくさん作ってきた。
ジュエリー作りを介して、シダのは好きの皆さんに出会えるのが嬉しい。
そんな巡り合わせを奇跡のように感じながら、お二人に届ける婚約指輪を作っている。静かに、島のリズムに心を傾けながら。
婚約指輪すっきりと繊細なスタイルが良い。
時には重ね合わせたり、時には単独で別の指につけて出かけたり、
できるだけたくさんつけていただけるように、このあとに作る結婚指輪との親和性をイメージしながら。
シルバーの薄い板が葉っぱらしくなってきたところで、今日はここまで。
少しずつ歩んでいこう。日々を力強く生きる植物たちに元気をもらいながら。
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snsもやっています
しずくの指輪 18k yellow gold, platinum, diamond
自然から生まれるデザインがあると思う。古くから日本では自然にスピリットを感じて、畏敬の念を抱いてきた。雨にも命が宿るし、虫の音も鼓動を続けている。
この島でジュエリー作りを続けているうちに、西洋とはまた違ったアプローチで出来上がる指輪やネックレスがあることに気がついた。
庭にしゃがみこんで世界のバイブレーションを感じた1日の始まり。
この小さな庭でもたくさんのジュエリーが生まれてきたなと思う。
最近力を入れていたサンプルリングの制作は、ここにきてまとまりつつあるし。
島の自然と、お二人のライフスタイルが出会って、また新しい何かが芽生え始めている。
そんな希望を感じながら過ごした日。
今日は何気ない日常の記録です。
躍動するようにし宿るしずくに出会うと嬉しい。水が形を保つ瞬間を掴むように。
さらに深い茂みへと入り込む。この角度からの眺める、また違った世界があるのかもしれない。
先ほどのしずくの指輪は香川に。こちらは埼玉へ。
島のバイブレーションを小さな箱にキュッと詰めてお届けしたい。
シンプルなリングの中にもどこか自然を感じるようなジュエリーになればいいと思っている。
希望に包まれた始まりのイメージ。蕾の指輪も昔に作った。
始まるといえば、庭の菜園ではサツマイモの収穫時期になりましたよ!
これが最初の一つ目!べにはるか。嬉し涙。
収穫したサツマイモは、もちろん、早速洗ってキッチンに運んで、朝ごはんです。
この日は同じくとれたてのかぼちゃと合わせてホットサラダをつくることに。
サツマイモは水から茹でながらの、沸騰してしばらく経ってから、かぼちゃを投入。
その間に玉ねぎとベーコンも角切りに。弱火でじっくりと炒めておいて。
火が通ったそれぞれを、ボウルの中でざっと混ぜ合わせます。
味付けは塩胡椒でシンプルにいきたいところ、あと、アクセントにバルサミコ酢くらいあってもよかったかも。
朝採りサツマイモとかぼちゃのサラダ。出来上がりです。
秋の味覚には、夏の思い出が詰まっていた。
雨上がりの朝はたいていしずくを眺めている。朝のしずくは草花にキラキラと宿って躍動している。ハチも飛んでくるし、鳥たちも集まってくる。1日の始まりをせーので踏み出すように。秋の大合唱に包まれながら、お二人にお届けする指輪を眺めている。