リメイクのジュエリーが出来上がったばかり、屋久島サウスのアトリエです。
庭先の緑にネックレスをそっと添えると、夏の光がエメラルドを通り抜けた。
ご家族がお使いだった大切なネックレスをお預かりして、エメラルドとダイヤモンドを取り分けて、新しくネックレスとブレスレットを作り進めてきた。
彼女とたくさんお話をしたデザインや素材のことが、こうして形になったのがとても嬉しい。
見返してみるととても長くなっていたインスタグラムのメッセージ。ここまで長くお付き合いいただいて、ホントありがとう!
リメイクの作業では、いつもよりも少し長い時間感覚を抱いて作業作りに向かっている。
昔から今へ、そして未来へと、時をバトンタッチするような感覚。
このエメラルドは一体どこからきて、どこへ行くのだろう。
これまで通過してき場所や人たちのことを思い巡らせては、いつも果てしない気持ちに包まれる。
そして、屋久島でリメイクの工程を経ることになるなんて!
声をかけてくれた彼女と私、そして屋久島、エメラルドとダイヤモンド、偶然のような必然のような不思議な繋がりを大切に思いながら。
今日は新しく出来上がったジュエリーのお話を。
エメラルドとプラチナ。
日々の暮らしの中でお使いいただけるように、できるだけシンプルに、丈夫なフォルムを作りたかった。
5mmほど、繊細なペンダントトップです。
エメラルドの力強いこの透明感、島の緑に通じるところがあって好きだなと思う。
強い日差しの下、吸い込まれるような影と光にしばし魅せられながら。
少し時間を戻して、リメイクの作業の始まりへ。
お預かりした当時のエメラルドとダイヤモンド。ネックレスに使っていたチェーンはダイヤモンドと組み合わせてブレスレットを作ることに。
ダイヤモンドも同じスクエアシェイプ だったので、エメラルドのネックレスとお揃い感を出せたのがよかった。
指先に乗せると、こんなにも小さくて!
石枠含めて約3mmほどでしょうか。こうなるとキラキラと光の結晶感がすごい。ググッと胸に響いてきます。
ジュエリーはカタチのあるものだけど、そのかたちを変えながらも、リメイクの作業を施すのは、大切な人から人へ、このフィーリングを受け継いでゆきたいのかもしれません。
やがてネックレスやブレスレットをまた受け継ぐ時がやってきて、
このジュエリーをつけていたあの頃は、なんてストーリーがあったりすると楽しいですね。
昔流行った音楽を聴きながら話すみたいに。
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