屋久島サウスのアトリエです。シャンパンゴールド、彼のリングが出来上がった日。さっそく彼女のリングと一緒に合わせてみよう。
表面仕上げは、素材は、リングの厚みはスッキリと、お二人とはこれまで何度もメールを交わしてきた。本当にたくさん!
スクエアシェイプ のリングは今までいくつも作っていて。でもこれは一つだけの指輪だと思う。
2本のリングを手に取ると、シャンパンゴールドとイエローゴールドの色合いが気持ち良く響く。
屋久島の森を歩いたり、お二人が暮らす瀬戸内の海を思ったり、かぼちゃの煮物を作ったり、カラフルに包まれた秋の日々に癒されながらの制作だったなあ。
ご結婚10周年の記念にと声をかけていただきました。
イエローゴールドとシャンパンゴールド、色違いのゴールドで作った、スクエアシェイプ 、お揃いのリングです。
大切な指輪作りをおまかせいたいて、ありがとうの気持ちでいっぱいになりながら、今日は出来上がったばかりのリングを庭に持ち出して眺めてみることに。
そうそう、制作が始まる少し前にタネを巻いたシロツメクサも随分と大きくなりましたよ。
1.8mm square, 18k champagne gold and 1.6mm square in yellow gold
シロツメクサの上に見つけた落ち葉にそっとリングを添えてみる。
朝の光に照らされて優しく輝いている。
細身のリングは約1.6mmと1.8mmのリング幅。とても軽やかな手触り感。
それぞれ微妙な色合いが異なるのは、同じ18kゴールドでも配合を変えてお二人のお好みにアレンジしたから。
瀬戸内でオリーブ畑を営むお二人がいて、屋久島でジュエリーを作るわたしがいて、海を隔てて思いが一つになって出来上がった一組の指輪を眺めていると、まるで小さな奇跡そのもののように思えてくる。
見えなかったけれど、でも確かだったつながりに導かれつつ歩んだ指輪作りの時間もまた、今となっては大切な思い出となりました。
今までずっとありがとう。そして、このつながりの向こうに、新しい未来が待っている。
シロツメクサと朝のしずく。
そしてそして!楽しみはもう少し先にもありまして。
この一滴の雫をリングに添えるように、あと一つの指輪を作ることになっています。
もう少し秋のジュエリー作りを楽しもう。
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ペアリング編