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屋久島の季節を分かち合いながら結婚指輪を作ること。水のイメージとお二人のプラチナリング 、制作編

屋久島サウスのアトリエです。結婚指輪をお届けするお二人とは以前に東京で開催された裕子さん個展でお会いしたことがあって、その時の印象に重ねながら、造形のひと段落したリングを眺めている。

リング幅1.8mmとすっきりとした細身のスタイルは1本でも、エンゲージリングとの重ねづけでもきっと自然に馴染んでくれると思う。

お二人の特別な日のために。オーダーメイドでお届けしたお花の婚約指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

彼と彼女とは島の季節感を共有しながらジュエリーを作っている。お二人は屋久島を旅したこともあって、島の雨や花々、海の情景など、わたしたちが近しく抱いているフィーリングが少しずつ形になってきているような気がしている。

屋久島サウスのアトリエより、屋久島の秋と結婚指輪作りの動画です。

 

今日は造形がひと段落していよいよ折り返し地点をすぎた2本のリングを。

トレーの上にそっと重ね合わせてみる。

シンプルなプラチナリングの表面に施されたラインがリングに光と陰を作り出している。

彼女のリングはぐるりと全体に、彼のリングは中央に印象的に、違ったデザインではあるけれど、重なり合うと一つのように見えるのは、同じ水の流れをイメージしたからでもあり、出会い補い合ってこれからの時間を暮らしてゆくお二人の印象とも重なり合っていて。

手に取ると、小さいけれど、しっかりと確かな重みが伝わってきて安心感に包まれた。

 

お二人との指輪作りで感じるのは、いつも自然に癒されるような感覚だ。きっとそこがわたしたちの繋がりなのだろう。ほんのささやかなきっかけで生まれる、このぬくもり感のある時間にありがとう。

偶然のようで、必然でもあるような出逢いから始まるジュエリー作りを今だからこそ大切にしたいと思っている。

 

そして、突然降り始めた雨を窓の向こうに眺めては、キラキラと輝く光のエッセンスがリングに加わると素敵だろうなとワクワクした心持ちに包まれて、これから続く作業のいろいろに思いを巡らせている。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

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