プラチナリングの造形を始めることになり、庭先に出てリングを眺めることにした。作業にグッと入り込む時間を前にして、柔らかな光に包まれて、ふわり心が和らいだ。
屋久島の海や花々と、空も、秋の深まりを感じながらゆっくりと歩んできたお二人の結婚指輪作り。
モチーフになっている自然はいつも制作のリズムも与えてくれる。今日も屋久島にありがとう。
きっとお二人の指輪が出来上がる頃にはツワブキの花が満開になるだろう。気がつくと蕾の数もポコポコと増えてきた。
こうして季節とともに歩む制作から生まれる結婚指輪はやっぱり一つだけのものになるのだと思う。
今まで作ってきたリングと同じラウンドシェイプ ではあるけれど、ワンポイントで切り込み模様のデザインを施す彼のリングはその作業工程も大きく変わる。
自然の中で感じる流れ、のようなものをデザインに落とし込むのは日本独特の文化のような気がする。島の暮らしで出会う水のたゆたいを思いながら作業を進めていこう。
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