元気に咲き始めたブーゲンビリア。ふわりと霞がかった屋久島サウスの空。ご近所に暮らすお二人とは島の情景を分かち合いながら結婚指輪作りの道のりを歩んでいる。春の訪れにぴたりとペースを合わせるように。
お二人との出会いだったり、そこから生まれたデザインだったり、制作の時間も。フレッシュなフィルターを介して眺める季節はいつも新しい。デザイン作りはいつもアトリエで、彼だけだったり、彼女だけの日もあったし、お二人揃っての日もあった。やわらかな屋久島リズムにご一緒いいただいてありがとう!
同じ島に暮らしていると時々お会いすることもあるし、出来上がったリングが年を経てゆく様子に対面できるのはとても嬉しい。5年後も10年後も輝き続けているような結婚指輪とは。普遍的で、そして同時に一つだけしかないスタイルを思い描いている。
さて、今日も作っている。
鉄鋼やすりでの作業もひと段落して、プラチナリングの表面にはスーッと伸びやかなラインが浮かび上がってきた。時おり彼女のシャンパンゴールドと並べて眺めてみる。精緻で。シンプルに。軽やかさと。形の向こう側に漂うフィーリングは一つ同じものだと思う。出会うことって、とても素敵なことだなと思う。
それにしても、ペアリングのデザインに性別の違いがほとんどなくなってきているのはとても素敵。お二人自身をクリアに映し出してくれる。
どんなリングが生まれるのだろう。作っている自分で思うのも不思議なのだけど、今からとても楽しみだ。
春めいてきた海サイドを眺めて。
そして海サイド。今日も屋久島のありがとう。
作業の合間にイチゴでも。いよいよ明日から3月です。暖かい日にだったので窓を開け放ってみたりして、爽やかな季節になりました。
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