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ずっとお二人の暮らしに寄り添ってくれる、親密な結婚指輪をオーダーメイドすること #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

ゴールドとプラチナを組み合わせたお二人のリングには手の中で温度感を生み出してゆく。

紙やすりが一番手と指輪との距離が近しくなるように思う。

 

 

1月から始まったお二人との指輪作りもいよいよあと少し。

ご入籍日に合わせてお届けできるようにと歩みを合わせてきた、幸せなオーダーメイドの日々を振り返りつつ。

屋久島サウスの4月。やっぱりお揃いが大好き。繋がり、生まれる結婚指輪とは。#屋久島でつくる結婚指輪

 

そして季節は巡る。

朝もずいぶん早くなったし、夕方は19時まで海に入っていられるようになってきた。

島リズムのゆっくりとしたジュエリー作りにお付き合いをいただきましてありがとうございます!

 

 

今日も少しずつ、少しずつ。

 

 

内側にもヤスリをかけて丸く柔らかにした。

造形作業も終わりに近づいてくると、お二人との楽しい時間だったなあと、しみじみ指輪作りのいろいろを思い出してしまう。

お二人が大切にお使いだったシルバーリングがあって、そのリングを一部にして新しい結婚指輪をお作りすることになったプランがとても新鮮で楽しかったな。

お二人のこれまでとこれからを紡ぐような結婚指輪作り。

出来上がるリングはこれからずっとずっと暮らしに寄り添ってくれるのだから、すごい親密さなのだと思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

 

 

屋久島サウスの4月。やっぱりお揃いが大好き。繋がり、生まれる結婚指輪とは。#屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

まずは4月の風景から。

雨も力強く、日差しも眩しくなってきた。

 

 

少し早いかなと思ったけれど、もう4月。蝶々の季節なのだ。

 

パン屋さんの出口から山々を眺めつつ。よく考えてみると、パン屋さんにはなかなかないシチュエーションである。

 

ここ最近は黄色い花に心惹かれているのはイエローゴールドのリングを作っているのかもしれない。

自然の中に眺める色はその無限の階調性が本当にすごい。イエローゴールドもこの花々と同じ自然の中にある色なのだと思うと、手にするだけで嬉しくなってしまう。

 

雨の中で屋久島サウスに咲き始めたイペーの花。

明るくて軽やかなトーンの黄色に元気をもらいながら。

今日も作業机に向かっている。

 

 

まずか彼のリングから、ラウンドシェイプとスクエアシェイプの中間のフォルムに造形を始めたところまでを書きました。

7/8イエローゴールド、1/8シルバーでコンビネーションの結婚指輪をつくる #屋久島でつくる結婚指輪

 

パートナー同士で身に着けるお揃いのものって、案外少ないのかもしれないな、と思う。

旅行なので靴を一緒にしました!というシーンにこの頃は出会うようにもなってきていて、少し羨ましくも思ったりもするのだけれど 、なかなかに照れてしまうのも正直なところ 笑。

エレガントで、確か繋がりも感じられる。やっぱり結婚指輪が最強のお揃いなのだと思う。

 

サイズとリング幅だけが違っていて、あとは全て一緒のお揃いデザインをお二人は選んでくれた。

 

 

彼のリングの表面を柔らかにラウンドさせたところで、彼女のリングにバトンをタッチ。

お互いのリングを横に置いて眺めながら交互にタッチを重ねていこう。

 

 

リングには切削作業のガイドラインとなる罫書き線を何本も入れておく。

案外とたくさんの数字が出てくるのはわたくし流なのかも!

 

そういえば、ジュエリーを作り始めた頃はインターネットがそんなにだったので、学ぶのは全て本からだったなあ。

日本の職人技術はクローズに継承されるものだったので、ジュエリーを扱う欧米の技術書や美術書は全て読んだと思う。

 

今はインスタグラムでそれらは全て手に入れることができていているけれど、交換している内容はあの頃とほとんど変わっていない。

デジタルでもアナログでも、きっと同じことなのだろう。そういう意味では人はずっと変わらないのかもしれない。

たしかに、世界は広がっていると思う。

それでも、

出会って、いいねと思って、声を掛ける、そんな温度感と繋がりを大切にしていたい。

 

 

出会いが作り出してくれた、形あるものにありがとう。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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7/8イエローゴールド、1/8シルバーでコンビネーションの結婚指輪をつくる #屋久島でつくる結婚指輪

お二人がお使いだったリングのシルバーを一部分として、ゴールドリングの土台が出来上がりました。

 

ぴたりと重なり合う佇まい。

シルバー部分がリング全体の約1/8とお揃いなのがわかりやすいかと思います。

 

 

さて、ここからいよいよ鉄鋼ヤスリを手に取って、アウトラインの造形を始めていこう。

表面をラウンドさせて、側面にシャープな平面を持たせつつスッキリと仕上げてゆく。

こうすると柔らかくありつつも、確かな質量を感じていただける。

内側にも若干の曲面を設けてつけ心地柔らかにしたい。

久しぶりにしっかりとした幅広スタイルのデザインだ。

屋久島サウスの春に癒されながら、伸びやかなタッチを重ねていきたい。

冷たい金属ではあるけれど、その中にある温度を感じられるような、

そんなお二人のリングを思い描きながら。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

雨が降って花が咲いて, 屋久島リズムでお二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島のひとしずく。彼が選んだダイヤモンドをセットして、彼女に届ける婚約指輪をオーダーメイドしました #屋久島でつくる結婚指輪

 

彼が選んだダイヤモンドをシャンパンゴールドのリングにセットして、彼女に届ける婚約指輪が出来上がりました。

ダイヤモンドの輝きを雨上がりの庭先で眺めていたのですが、まるで屋久島のひとしずくのように見えました。

 

 

シンプルなスタイルが好きで、屋久島の自然も大好き。

想いや日々の感動を分かち合うジュエリーづくりはいつも楽しい。

 

屋久島と海の向こうで離れてはいるけれど、

新しい時間をスタートさせたお二人とご一緒できた幸せなオーダーメイドの日々でした。

結婚指輪と,もう一つの指輪を選ぶならと考える #ダイヤモンド #シャンパンゴールド #屋久島でつくる結婚指輪

 

デザイン作りでお二人とも相談を重ねたのだけれど、

結婚指輪ともう一つつけるならば、たくさんお使いいただけるなら、と考えると、

いつもやっぱりシンプルなスタイルに辿り着くのです。

 

大粒のダイヤモンドを一滴のしずくのようにするとどうだろう。

キラキラと輝く光を纏うようなフィーリング。

 

 

それはいつも庭先や散歩道で眺めている情景なのかもしれません。

屋久島の暮らしの中で生まれたジュエリーだと思います。

 

 

 

しずくのように丸い石枠と細いリング、ダイヤモンド、とてもシンプルな組み合わせ。

0.4ct のダイヤモンドは約5ミリとなかなかに大きい。

お二人がお使いの結婚指輪と合わせて選んでくれたシャンパンゴールドも素敵に似合ってくれてよかった。

 

リングが細いからでしょうか、

コロリとしたフォルムが可愛らしく際立っていて。

けれども凛とした宝飾品ならではの品格も感じらる。

 

ダイヤモンドジュエリーは信頼感がやっぱりいいですよね。

手の中に確かな重みも感じることができて、なんだかとても安心でした。

カジュアルにも、もちろんフォーマルなシーンにも、これならたくさんお使いいただけるだろう。

 

 

後ろ姿も眺めておく。シンプルな佇まい。

 

リングの幅には広くて薄いところ細くて厚いところ、微妙な抑揚がつけてあるのは、

あるいは見た目にはわからない程度なのかもしれません。

 

手触りやつけ心地。

身につけるリングなので、体から伝わる部分を大切にしていたいと思うのです。

 

 

「ダイヤモンドを包み込む石枠はコロリと丸くしつつ、できるだけ高さをおさえて造形いたしましょう」

三人でこだわったデザインがありました。

「大きなダイヤモンドなのに、仕上がりかなりすっきりだと嬉しいですよね!」

 

わたくしごとになりますが、

制作の間は試行錯誤を繰り返してきて、

これは色々なサイズのダイヤモンドでも作ることができそうだぞ、と手応えもありました。

お二人からお声がけをいただいて始まったジェリーづくりが未来へと繋がっていく予感。

これだからオーダーメイドはいつまでも夢中になれるのかもしれません。

 

 

さりげなくて、でも特別で。

屋久島のかけらのような“one drop ring”は、

ダイヤモンドの大きさや素材をお好みにアレンジして、

お作りしています。

 

サイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

もちろん、ご予算についてのご相談も承っておりますので、

リクエストやご質問などありましたらお気軽にお声がけください。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

さあ、いよいよです。

出来上がりは始まりでもありますね。

 

お二人は屋久島を訪れてジュエリーに出会ってくれたのだれど、

それは偶然のような必然のような。

生まれてきた指輪は奇跡のようだなとも思います。

 

素敵な巡り合いにありがとう。

 

 

屋久島からお二人に、

ご結婚おめでとうございます。

楽しいジュエリー作りをありがとうございました!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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