Blog

屋久島 森の余韻とともにマリッジリングを作る

屋久島の森

皆さま、こんにちは。

いやいや、屋久島の森はやっぱり凄かったです。

昨日はおよそ8年ぶりに縄文杉ルートを歩いてきました。

特別な空気感、際立つ造形の美に未だ感動止まぬわたくしです。

昨夜は気を失うように眠ってしまったので、

今日はいくつか森のこともご紹介いたしますね。

屋久島の森 紅葉

屋久島にも紅葉があるんです。

ちょうど今頃がピークで、この爽やかで柔らかい色づきが特徴。

若々しくて、とても気持ちがよかった。

屋久島の紅葉 紅葉

コハウチワカエデ

これをモチーフにしてピアスを作ったのはもうずいぶんと前の事だなあ。

屋久島のしだ

大好きなシダは歩いてる途中、ずっと見る事が出来ます笑

里に暮らしていても、森はいつも特別で、

同じシダもフレッシュというかピュアというか、

とても力強さを感じます。

屋久島 夜の森

まだ夜が開ける前から歩き始め、そして日が暮れる頃にコースを終えるという。

気がつけば12時間以上も歩きっぱなしの一日となりましたが、

綺麗な月にも出会えたし、シカにも出会えたしで、

素晴らしい風が体を通り抜けてゆきました。

 

制作途中のマリッジリング プラチナ 屋久島の緑バック 屋久島で作る結婚指輪

そして、アトリエです。

先日より作り始めたマリッジリング。

引き続きメンズの形成作業を進めてゆきました。

 

わたしはときどきこうやって、制作の合間に海や森に出かける事があるのですが、

屋久島のたっぷりと森を感じながら、今日も作業机に向かっておりました。

ジュエリーの制作風景 プラチナリング 屋久島で作る結婚指輪

丸くなったリングをここから削り出してゆくところ。

準備したのは鉄工ヤスリです。

この鉄工ヤスリ、ジュエリーを作る為にはとても重要な道具で、

その種類や数も圧倒的なほど存在してて、一般的に職人さんは100本ほどを所有しているのではないでしょうか。

 

わたしも以前はそれくらい持っていたけれど、

スタイルを追求し続けているうちに、必要なものが5本という事が分かった。

これはその中の2本ですね。

 

ジュエリーの制作風景 プラチナリング 屋久島で作る結婚指輪

ここからいざ、アウトラインの形成へと向かいます。

手の力具合や微妙なタッチで仕上がりが変わってくるのが面白い。

今回は指輪の中でもスタンダード中のスタンダード、半丸のアウトラインを作ります。

オーソドックスでシンプルなアウトラインだけに、作り手のスタイルが一番現れる指輪。

出来上がりを楽しみにしていてくださいね。

どんどん進めてゆきます。

ガリガリ。

 

屋久島の森にシカ

今日もブログにお越し頂きましてありがとうございました。

皆さまの明日が素敵な時間に包まれますように。

さようなら!

tumblrさんにご紹介いただきました

中村圭 ジュエリーの制作風景 屋久島でつくる結婚指輪 手に持って 屋久島の緑バック ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド

nihongo:

Tumblrユーザーボイス: 鹿児島県在住・中村圭さん。

独創的なデザインの美しいジュエリー。女性でなくても、おしゃれなメンズもさりげないセンスのいいジュエリーには目がないはず。ましてやそれがオーダーメイドの自分だけ (あるいは自分たちだけ) のものであれば、なおさら愛着も湧くものです。そんなオリジナルジュエリーをそれぞれの注文に応じて作っている中村さんのしずくギャラリーは、屋久島の大自然の中にあります。豊かな自然をすぐそばで感じながら、そこで感じた驚きや感動をジュエリーという形で表現する、それが中村さんの制作スタイルです。ブログ「Kei Nakamura Jewellery blog | 屋久島 で生まれる感動」には毎日の制作の様子やかわいらしいジュエリーの数々、そして美しい屋久島の自然の写真があふれています。次にジュエリーを買おうかな、というときには屋久島に行ってみませんか?

 

– 中村さんがジュエリーを作るようになったきっかけは何ですか?

モノ作りと出会ったのは思いがけないことだったような、当たり前の出来事だったような、不思議な感覚なんです。20代の頃は波乗りと石が大好きで、波と石のある場所を目指して世界を旅していました。メキシコに滞在していたときに、ターコイズや琥珀を紐やワイヤーを使って細工したアクセサリーをストリートで作りながら売っている人たち (アルテサノと呼ばれていました。みんな長髪で、旅人で、すごくカッコ良かったです) にインスパイアされて、メキシコで材料を買い込んで大阪に帰りました。その勢いでいきなりストリートに出て、簡単な紐で編んだアクセサリーを並べて売ったのが僕のモノ作りにおける最初の第一歩となりました。

さらに読む

tumblrさんにインタビュー記事を書いて頂きました。

僕がジュエリーを作り始めたきっかけ。
初めて売ったアクセサリーは?
屋久島に来てからのモノ作り。
オーダーメイドジュエリーの楽しさについて。

読んでいて思わずぼくも懐かしくなってしまった日々の事です。

あの時があるから今があるのですねー。