屋久島は栗生地区、
まるで昔話に出てくるようだった、クラシックな集落を通り抜け、
エメラルドグリーンの清流を横目に10分ほど歩くとたどり着くところ。
石楠花公園に行ってきた。
公園の中はピンクに白に、春爛漫!
むせかえるほどの甘い香りに包まれて。ああ。。
その素敵なフィーリングは今日になってもまだ続いていて、
夢の続きの中でジュエリーを作っておりました。
1.5mmの細い線を使って、繊細に造形したゴールドのリング。
鉄鋼ヤスリから紙ヤスリへと、少しずつ番手を細かくしながら磨き上げてゆくと、
滑らかなアウトラインが現れた。
わたしの小指につけてみると、
こんなにも繊細。
なのに、
しっかりとした重さを感じられるのはゴールドという素材のなせる技なのだろう。
硬く頑丈な質感と仕上がっているので、
これは毎日つけていただけるぞ!
確かな手応えを感じることができた。
そして、
作業は新しいフェーズに。
大小、金のつぶつぶを作りました!
今回のリングは大好きな雫シリーズとなるのですが、
お二人とデザインのお話を進めるうちに、
今までになかったスタイルの造形がポン!と浮かび上がってきて、
その瞬間、サンプルを作るために作業机に向かっていたほど
夢中になっているこの指輪作り。
新しいチャレンジにワクワクしています。
しずくのような、海の泡のような。
少しずつカタチ作られてくるリング作業台の上に眺めつつ、
いつもどこかで水の音が聞こえてくる島の暮らしのことを、茫々と思った。