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海と空のある暮らし。お二人の時間に溶け込むような指輪を作りたい。#オーダーメイド#結婚指輪

 

屋久島の山々、朝の空 屋久島日々の暮らしとジュエリー オーダーメイドマリッジリングのモチーフ 

もう10年を過ぎたが、島に暮らすようになって、

空や海、月の具合を毎日確かめるようになった。

今日は朝の空が、また新しくなっていた。

 

偶然のような、必然のような、

朝チェックしたメールボックスには

「そちらの空はいかがですか?島を離れても気になってしまって。。」

そんなメッセージが入っていて驚いた。

遠く離れた場所と屋久島に、ジュエリーを介して、

細いように見えるけれど確かなつながりを感じた一日の始まり。

屋久島春の花 屋久島花とジュエリー オーダーメイドジュエリーのモチーフ

数日間続いた雨が上がって、庭では大好きな花が一斉に咲き始めた。

もっとも、同じ花が同じ時期に、毎年咲き続けているのだけれど、

今年もまたフレッシュな気持ちになれたことは変わりなかった。

 

アトリエの庭 月見草と猫 屋久島日々の暮らしとジュエリー

あたたかくなると、ネコもやってきた!

気持ち良さそうな場所だけ、

好きなことだけを選んでスルリと動く様を眺めていると

なんだか緩やかな気持ちに包まれますね。

オーダーメイドマリッジリングの制作過程 ジュエリーのアトリエに指輪  手に持って ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

あらかたの造形を終えたシャンパンゴーリドのリングは

丸く、柔らかな曲線に包まれていた。

曲線はリングの内側から表面まで、途切れることなくスムーズに続いている。

リング自体はとても細身ではあるが、

手に持ってみるとゴールドの程よい重さが感じられる。

荒い紙やすりで削り落とした表面がキラキラと輝いていて

シャンパンゴールドの、黄昏時のような色彩に覆われていた。

 

 

 

場面2 オーダーメイドマリッジリングの制作過程 ジュエリーのアトリエに指輪  手に持って ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

紙やすりを次々と細かい番手にシフトしてゆき、

リング全体が滑らかになるまで磨き上げた。

奥に見えるのはメンズのリング。

こう見るとかなり削り落としたことになる。

 

全てが手作業による造形で、

今作っている指輪は、今ここにしかない、というのが

オーダーメイドジュエリーで一番特徴的なところである。

気がつけばその、何事にも代えがたい作業に夢中になっていた。

 

同じラウンドシェイプのリングでも、

お二人の暮らしやスタイルに合わせてお作りすると、

オリジナルな指輪が生まれてくることに、いつもながら驚かされています。

そういえば、お二人はこちらと同じく、島暮らしをされているので

空や海の具合を確かめるように過ごされているのかなあ。

やっぱりネコもたくさんいるのだろうか。。

 

 

海と空のある暮らし。

その時間に溶け込むような指輪を作りたい。

 

焼きたてのパン 手のひらに乗せて 屋久島日々の暮らしとジュエリー

 

今週もあと少し。

ゆっくり行きましょう。

今日もブログに来ていただきましてありがとうございました!