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オーダーメイドリングのサンプル作り、続編。二つ目の石と石枠。屋久島フルーツ事情 夏と秋の間。 

ムーンストーンの石枠づくりが調子良くて

リズムに乗ってもう一つ追加で石枠を作ることにした。

二つ目の石はイエローサファイアで、

これもずっとお気に入りでいつか使おうと思っていたもの。

ずいぶん前にタイの宝石マーケットで手に入れたものなんです。

 

大きい石と小さな石を包んだリングが二つあると、

手に取った時にイメージが湧きやすいだろう。

さらには、そのあと、

しずくギャラリーで皆様にも見ていただけるだろう。

ダイヤとプラチナの組み合わせはどうだ。

制作の手を動かしていると、

石の指輪にまつわる未来が見えてきた。

 

“大きな石、ありますか?”

そんなフレーズも浮かんできた。

 

新しいデザイン展開の予感であります。

大きな石の指輪、ここはシンプルに行きたい。

シャリとネタで構成されるお寿司的な潔さ、的な。

でも、

その向こう側に数え切れないほどのタッチが存在するような

ものづくりって、

とても日本的だなあと思うのです。

 

作業中、玄関のベルが鳴ったのでドアを開けると、

友人のカンノさんがドラゴンフルーツを持ってきてくれた

「今畑から採ってきたところなんだ」

ほんとですか!

そういえば、ドラゴンフルーツは夏から秋にかけてが旬となるのだった。

まだあたたかさの残るドラゴンフルーツを手に取って、

順番待ちをしている秋の気配を感じずにはいられなかった。

思えば、

しずくギャラリーの柿の実も大きくなっていた。

 

作業をひと段落させて、

窓の向こう側を見るともう真っ暗だったり。時計はまだ7:00で。

 

変わらないと思っていたものも、

かならず変わりゆくものなのですね。

 

雨がふるたびに季節のすすむ屋久島より

今日もブログに来てくれてありがとうございます!

明日もまたジュエリーです。

シンプルなステップで、シンプルな指輪を作ること。その先にあるもの。リメイクジュエリー、サンプル作り編

オーダーメイドのお話をいただいて指輪を作るときは

まず最初にサンプルを作って、そこから微調整、そして本番

というステップを踏むことがよくあります。

 

いま、石を使ったリメイクジュエリーの制作があって、

今日はそのサンプルを作ることに。

 

サンプルとはいえども、

夢中になって作ることは全く変わらなく、

どうせなら綺麗な石で作りたい!

そう思ってとっておきのムーンストーンを使うことにした。

ジュエリーのアトリエにムーンストーン オーダーメイドマリッジリングの制作風景 屋久島でつくる結婚指輪

この石が特別好き!という人はとても多く、

もちろん私もその一人。

眺めていると吸い込まれる系の石であります。

 

ブルーの光が現れるのはシラー効果と言いまして、

その特徴から、

巷ではブルームーンストーンと呼ばれることも多々ありますが、

正式にはラブラドライトという石です。

 

角度を変えるとブルーが現れたり消えたり。

青いキラキラ。

blue moon stone. labradorite from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.

ジュエリーのアトリエにムーンストーン、シルバーの石枠 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 屋久島でつくる結婚指輪

ムーンストーンに合わせてシルバーで石枠を作りました。

 

シンプルな石枠を作り

シンプルに包み込む

そしてシンプルなリングと組み合わせる。

今回はそんなジュエリーを作ろうと思ってる。

 

書いてみるとたったの3行で済むことだけど、

シンプルな事柄ほど、

自分が映し出されるされるというか、

素材の良さや技術が浮き彫りになるというか、

作業はチャレンジに満ちている。

 

そうやって出来上がるジュエリーは

お料理で例えると、

じわじわ美味しくて、毎日食べたくなるパンのようかもしれないし

シンプルと技術が極みとなった、お寿司のようかもしれません。

 

石の輝きが指の上に浮かび上がるような指輪を作りたい。

 

屋久島の小花 屋久島しずくギャラリーの庭 屋久島花とジュエリー オーダーメイド結婚指輪のインスピレーション

3時に咲くから三時草。

こちらに来てからいろいろな植物と出会いました。

しとしと雨の続く屋久島です。

そういえばすっかり涼しくなって来たものだなあ。。

みなさまそちらの九月はいかがですか?

そろそろ、カボチャや小豆などはどうでしょうか。。

明日も素敵な一日となりますように!