今日は作り進めてきた結婚指輪の大切な仕上げとなる日だったので、
朝、作業を始める前に海へ向かうことにした。
海の中でも汗ばむほどに暑かった1日の始まり。
何かが通り抜けたようで、
何かを得たような感覚に包まれた。
何本かの波に乗り、
大切なフィーリングを手にし、アトリエに向かいました。
2.0mm champagne gold, 3.5mm platinum
オーストラリアに暮らすお二人に届ける三つのウェディングジュエリー
その二つ目。
シャンパンゴールドとプラチナでつくる結婚指輪が完成。
シンプルで、心地よいつけ心地。
ラウンドシェイプのリングです。
お揃いながらにも、少しアウトラインが違っているのがわかりますか?
お互いの好みやスタイルを大切にして
デザイン作りを進めてゆくと、
彼と彼女、スタイリッシュと優しい雰囲気、
二つのラウンド具合がが出来上がった。
そしてそして、
皆さまに見ていただきたいがこちら!
リングの内側には、
お二人が出会ったニュージーランドの象徴
シダの模様を彫刻いたしました。
出会った大切な時間を刻み込むようにと、
お二人と打ち合わせを重ねてまいりました。
一つだけのオリジナルデザインです。
内側に模様があると、見えないように思いますが、
でも、自分たちの中ではいつも
確かにその存在を感じていることができるのです。
仕上げ作業の途中に
指輪の内側、彫刻が目に入ってきて、
幾度となく
心の奥の方にグッと響いたのが忘れられないでいます。
そのシダ模様の見えるフィーリングを
短い動画に記録しました。
original fern design inside from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
屋久島の暮らしでとても身近なシダ模様。
なんだかここでの暮らしの象徴のように思え、
シダをモチーフとしたジュエリーを作り続けてきたら、
シダ好きの仲間が集まってきた。
お二人が出会ったニュージーランドでは
シダの葉が国の象徴的な植物だという。
日本でいうと桜のようなものですね。
雲のようなフォルムで自由を感じます。
島を発つ前に、午後のヒカリの下に二つのリングを並べてみた。
よく見ると小さな若葉がすぐ近くに寄り添っていて、
まるでお二人の門出を祝福しているように見えました。
happy wedding!
作業を終えて、海に。
台風のうねりを求めて集まってきた仲間と一緒に過ごしたサンセットタイム。
今日も屋久島にありがとう!
ここで出会った感動をジュエリーに変えて
皆さまと分かち合えると幸いです。
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