みかんのネックレス pt900, 18k yellow gold, diamond
屋久島の12ヶ月を彩る季節に心を奪われて、
それぞれの月を飾る花々をかたどったネックレス。
この屋久島をキュッと凝縮したサイズ感がかわいくて、使いやすく、
これまで何度も声をかけていただいて、
わたしも気に入って作ってきました。
すっきりしたシルエットの5枚の花びらと、
長い花弁を模倣した石枠を組み合わせた
ミカンのネックレスは4月の花で、
このネックレスを前にすると、
ついついみかんの花の甘い香りを思い出してしまうのです。
白の可憐さと、みかんの元気な印象と、優しい香りと、、、
屋久島の里に広がるタンカン畑から生まれたジュエリーです。
いつもはシルバーを使っているこのネックレスを
今回はプラチナとゴールド、そしてダイヤモンドの組み合わせでと
オーダーいただいて作りました。
プラチナは小さくてもしっかりとした重みを感じられるのが嬉しい。
表面をマットに仕上げると、
手触り柔らかく、体の一部になってしまいそうなくらい有機的だった。
Tankan flower in Yakushima 2017
タンカンお花がこちら。
アトリエのある屋久島サウスでは5月に咲くので、
これは2017・05の花です。
この香りが大好きなのか、ミツバチもいっぱい集まってきます。
そういえば、同じ島に住む養蜂のプロにこの春に収穫した蜜をいただいたら
ふわっと柑橘の香りが口の中に広がったなあ。
聞けば、はちみつはタンカンの花やレンゲ、菜の花、などなど
集める蜜の花によってその味わいが大きく変わるという。
美味しかった今週の思い出がこちら。
ゴクリ。
最初はスプーンで蜜だけを少しずつすくい取って、
薄く切ったトーストに乗せて食べてたけれど、
美味しさ余って、そのうち手のひらに大きく取り分けて、
そのままカプリカプリと食べ続けてしまった。無心だった。
さてさて、
出来上がったネックレスをお届けしたく、
さっそくケースに入れて海を渡る準備を。
お花のジュエリーはこうして眺めているだけでも元気になりますね!
朗らかな空気に包まれたジュエリー作りでした。
*
作業がひと段落したところで、海へ。
久しぶりに、いつものビーチにやってきた。
屋久島、今年初めてのプチ寒波です。
皆さまもあたたかくしてお過ごしくださいね。
素敵な週末を。
ミカンのネックレス制作編