プレゼントの季節です♪
今日も屋久島サウスのアトリエからは一つのジュエリーが海を渡り、
そして、
海の向こうからは「プロポーズ成功しました!」と、嬉しいメッセージも届いた。
寒い季節にあたたかい言葉、より響きますね。
お二人の幸せが海の向こうから伝わってきて、こちらも幸せな気持ちに包まれました。
18k yellow gold, work in progress
今日のアトリエ。
彼女がお気に入りだったシダのモチーフを
お二人でシェアするように結婚指輪を作ってます。
つい先日出来上がった彼女のリングはシダのアウトラインをかたどったもので、
彼のリングはシダ模様を彫り込んだスタイル。
(レディースのリング編は巻末のリンクよりどうぞ。)
お二人は琵琶湖のほとりでガラス工芸のお仕事をされていて、
毎日の暮らしでは、常に手作業は欠かせないものだという。
わたしも同じなのですが、ものづくりのお仕事ではどうしても指輪を外して作業する必要があって、
特に男性は付け外しの場面でも気にせずカジュアルに扱いたい。
そんな気持ちがあるもので、
ものづくりをお仕事とされる暮らしの中でも丈夫にお使いいただけるようにと、デザインの打ち合わせを重ねてきた。
イエローゴールドを使って、しっかりと幅広のボリュームで作りましょう!
彼のリングはそうして生まれたスタイル。
10月の京都でのミーティングはこちら。
リングの内側を柔らかい丸みをつけています。
リング内側はつけている時に指に触れるところで、
毎日つける結婚指輪の着け心地を決める部分であります。
外には見えない部分だけれども、
自分自身が一番知っている部分があって、
ここに柔らかなデザインを加えてゆくと、
つるりと快適な着け心地を纏うことができる。
一生をかけてつける結婚指輪作りを通して、
自分自身に向かうデザインの大切さを知りました。
自分と指輪、その接点となる場所を大切にしたい。
前にうっすらと見えるシルバーのリングが彼に合わせて作ったサンプルリング。
京都で打ち合わせした日を思い出すなあ。
3人でお話しして生まれたインスピレーションを、
ここに再現してゆきます。
木槌と鉄の枠組みを使って、コンコンコンと造形を繰り返し、
1日の終わりに流線型のアウトラインが現れた。
それにしても
植物だったり、水のイメージだったり。
自然に力が宿る印象は日本独特のものだと思う。
対照的にジュエリーの生まれた欧米の思考は数字をベースとするロジカルなもだろう。
機能美と装飾性
感情と客観性
相反するものが出会う場所をイメージして作業机に向かってます。
今日のささやかな幸せ。
散歩道ではいつもの冬の情景に出会いました。
新しい一週間が始まりますね。
寒くなってきて師走ムード高まりつつありますが、
ふわり
ゆっくり行きましょう。