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朝 海に入ってから結婚指輪を作った日。スッキリ細身で優しい付け心地のプラチナリング。屋久島のアトリエに咲いたハマユウ

こちらは昨日のしずくギャラリー。

ギャラリーのオープン中だというのに、

この日はiphoneのsmsがやたらと賑やかで、

 

「明日の朝は波が良さそうだ」

「今がマックスだけど、明日の朝もサイズが残るのは間違いない」

などと仲間の間で噂が広がっていた。

 

そして今朝、

海に行くと、やっぱり形の良い波が打ち寄せていて、

昨日の大波の噂を聞いたのだろうか、

久しぶりにイサジロウもやってきていた。

イサジロウというのは、しまじろう+イサム(本名)から来たニックネームだとか、そうでないとか。

 

ここで1時間ほど波に乗ってからの、

今日も結婚指輪を作るため、アトリエに戻ることに。

何だか空が新しくなっていて、また夏に一歩近づいたように感じられた朝でありました。

アトリエの庭で咲き始めた大きなハマユウを横目に

作業机に向かい

プラチナリング の表面を洗い紙やすりで削り始めた。

この黒い紙やすりは120番という相当洗い番手のもので、

磨く、というよりかはガリガリと削り落とす、といったフィーリングの方が近いと思う。

余分な角を落とすように、カリガリ、カリガリ、

目指したのは丸くて柔らかな付け心地。

スッキリ細身で、優しい付け心地。

デザイン作りではお二人と何度もメールやお電話で言葉をかわしてきたけれど、

きっとお二人の雰囲気とこのリングの雰囲気はぴったり重なるような。。

 

お二人は大阪からしずくギャラリーに、指輪を受け取りに来てくれることになってるので、

揃ってお会いできるのがとても楽しみなんです。

さらに造形は進み。進み。

波のような流線型をリングに与えましたよ!

うまくいって一安心。

一歩ずつ、少しずつ、お二人と一緒に作ったイメージが形になるのが嬉しかった。

打ち合わせから始まって、婚約指輪作りへ、そして結婚指輪作りへと続くこの時間も

いよいよ終盤に差し掛かるのだなあ。

何だか少し名残惜しいような気もしたり。。

あと少しの作業のことを思うと、

明日という時間がとても貴重な、掛け替えのないもののように思えた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

雨とアジサイとプラチナが叙情的でした。淡色、6月の屋久島と6月の結婚指輪作り。