Blog

梅雨から夏へ。雨の季節を屋久島で過ごすわけ。

屋久島でこの季節特有の

しっとり長い雨が続くと、

まるで水の中で過ごしているような気持ちになることがあります。

それは柔らかな優しい膜に包まれてるような感覚で。

 

時折出会う夏の兆しを前にして、

もう少し梅雨でいてほしい!

でも早く夏が来てほしい!

一瞬一瞬がいっそう

かけがえないものに感じられました。

かけがえない時を過ごすために。“大阪ー屋久島” 海を越えてつくる結婚指輪&婚約指輪。

朝の9:30ごろ、

屋久島上空を台風が通り抜けた。

その瞬間。あれほど降り続いた雨がピタリと止んで暖かな光が差し込んだ。

ヒカリとしずくのキラキラ。

 

出来上がったばかりのジュエリーを手にとって、庭に出る。

ゴールドの連なる輪っかとダイヤモンドを組み合わせて作ったエンゲージリング。

水のような、光のような、

この指輪は雨上がりの時間そのものだと気がついた。

 

わたしの大好きなデザインを

アレンジを繰り返しながら今まで何度か作ってきたのですが、

実は長い間ピンとくる名前がなくて

波紋の指輪、rippling, 水の指輪、連なる輪っかの指輪、などなど

気ままに名付けておりましたが、

“雨上がりの指輪”

というぴったりの名前に出会うことができて嬉しかった。

ああ、これだったんだ!って瞬間ありますよね。

心踊ります。

 

そのキラキラを短い動画に収めてインスタグラムにアップしたのがこちら。

 

こちらのリング、ご家族がお使いのジュエリーをお預かりして、

そのダイヤモンドを使ってリメイクした婚約指輪なんです。

 

彼女のお祖母様がお使いだったジュエリーはそれは素敵なものばかりで、

でも日常使いにはちょっと豪華すぎるかも、、

「いま、日々の暮らしで使えるようなデザインにリメイクできますか?それを婚約指輪として、ずっと長く使いたいのです!」

そんなご相談をいただいたのはまだ寒い冬の頃でした。

 

「中からちょうど良いサイズのダイヤモンドを選んでエタニティーリング のスタイルで作りましょう。軽やかに。」

受け継ぐジュエリーにはぐるりと繋がるエタニティリングが似合うような気がした。

 

お電話やデザイン画を彼女とやりとりしたのも楽しかった思い出です。

お仕事終わりにいつもありがとう!!

屋久島 アジサイレポート2019。お祖母様のリングをリメイクして婚約指輪を作ること。受け継ぐジュエリー[制作編]

 

 

リングを早速ケースに入れて、

向かったのはしずくギャラリー。

 

今日は待ちに待った日でもあったので、

朝からドキドキを隠せなかった。

彼女と彼が指輪を受け取りに海を渡ってギャラリーに来てくれる!

大阪から海を渡ってきてくれたお二人。

 

聞くと、台風の影響で飛行機も遅れたとのこと。

空港に到着してすぐレンタカーを借りてその足で

しずくギャラリーに来てくれました。

正直、わたしも今日はお天気厳しいかなと思ってたけど、この晴天!

こんなことってあるんだ。

屋久島に広がった青空がお二人を祝福しているように思わずにはいられなかった。

 

プラチナのマリッジリングとゴールドのエンゲージリング、屋久島の緑とヒカリ。

お二人と過ごした昼下がりの思い出です。

 

 

 

お二人の結婚指輪はプラチナで。お揃いのデザインでお作りしました!

(そういえば、今日も白とベージュのお揃いファッションだった!そして、オレも笑)

素材もアウトラインも、同じデザインで揃える。楽しむ。屋久島で生まれた、お二人だけの結婚指輪

 

 

思えば彼女と初めてお会いしたのは4年ほど前。

友人との旅行でふらりとしずくギャラリーに来てくれたことがあって、

それから大阪では裕子さんの個展にきてくれたりして、

結婚指輪をつくることになるとは思ってなかったけれど、

あの時から、何かが繋がるように、ここまでやってきたのだなと思うと、

時間そのものがとても愛おしく思えた。

今にありがとう。

大切な指輪を声をかけてくれてありがとう。

ご結婚おめでとうございます!

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドのご相談はこちらまでどうぞ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

リメイクジュエリー制作編

家族の繋がり感じるリメイクジュエリー。屋久島 夏色“エンゲージリング”作り。