朝の散歩道で出会ったシダの葉っぱ。
小さなものが集まって一つになって、それがまた集まって一つになって、
ルーペで覗くと、その中にも集まりがあって、
そのシンプルな法則が心地よくて。。
今日も太陽の光にかざして眺めていたら、夏の日差しが眩しかった。
曇り空とはいえ、やっぱりここは南国の空であります。
シダの葉っぱが集まる様子がお気に入りで、
ペアのリングにもシダ模様が合わせて一つになるようにデザインすることもしばしば。
二つで一つ感も結婚指輪にもぴったりなような気がしています。
fern pattern on silver ring and gold ring
ゴールドのリングとシルバーのリングに彫り込んだシダ模様。
あれ?初めて見るリング!
そうなんです。
こちらはずっと前からお二人と打ち合わせを重ねて作り進めている結婚指輪なのですが、
そのお二人が週末にギャラリーに来てくれることになっているので、
出来上がりはその時のお楽しみとしているんです。
「花や葉などを自然を感じられるデザイン、でも毎日つけていて派手すぎないシンプルなデザインをイメージしています。」
デザイン作りに彼女が伝えてくれたイメージがあって、
わたしはそれを聞いて、柔らかな、自然を感じる雰囲気を纏うリングをイメージした。
3人で一緒に作り上げたイメージを実際に手を動かして少しずつ指輪の形に造形していると、
お二人の間に生まれたキラリと輝く瞬間を感じることがあって、
この指輪作りの時間自体がとても愛おしく感じられた。
*
日曜日に鬼塚農園さんで買ったカボチャは
片手では持てないほど重たく分厚い鍋で蒸し焼きにして今日のお昼といたしました。
簡単料理、とはよく言ったもので、
鍋にクッキングシートを引いて、味付けは軽く塩、
あとは蓋をしてごく弱火で20分ほど、余熱でさらに10分ほど火を通して出来上がり。
これは1/4だったけど、1/2とか一人でするりと食べれるくらいだったなあ。。
さてさて、今日の“月の指輪作”りです。
「婚約指輪に月の指輪をプレゼントしたいのです!」
彼から嬉しい声をかけていただいて作り進めてきたゴールドリング。
月の形は屋久島の海からいただいた夜光貝を削り出して作っています。
今日は18kイエローゴールド で作ったリングの土台と夜光貝の月を初めて組み合わせて、
そのバランス具合を確かめてみると、
とってもいい感じで、嬉しくなって、
それを短い動画にまとめてインスタグラムにアップした。
婚約指輪はサプライズのプレゼント。
そしてデザインにも、さらにもうひとつサプライズがある。
オーダーメイドのデザインを目の前の壁に貼って作業机に向かってると、
なんだかわたしも幸せな気持ちに包まれた。
出来上がりはプレゼントが終わった頃にここでアップすることにしよう。
それまで素敵な時間は続きます。
作業がひと段落して夕暮れ時、庭に出て空を見上げると
あ、夏のドラゴン!
雲の形を何かにたとえたくなる季節になりました。
こちら屋久島では明日にでも梅雨明けか?
という声も聞こえてきています。
グッと暑くなってきますので、
今が朝の皆さまは、日差しにどうぞお気をつけて、
今が夜の皆さまは、冷たいフルーツジュースでも飲んで、
どうぞ素敵な夏の日をお過ごしください♪