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屋久島で出会った奇跡。南国風味、シンプル×スクエアシェイプ の結婚指輪作り。

朝のうち、雨がザーッと降って、またすぐに止んだ。

夏、この島特有のスコールだ。

そしてまた暑い1日が始まった。

早朝のアトリエです。

昨日のピンクゴールドに続いて、今日はシャンパンゴールドのリング形成の作業から始めました。

 

線状のゴールド素材に火を当てて柔らかにして、曲げて、また火を当てて、くっつけて、

叩いて、叩く。

昔ながらの作業を続けてリングを形成して、

ざっと磨き上げるとシャンパンゴールドの淡いイエローが現れた。

マンゴー、ピンクゴールド、シャンパンゴールド、夏の空。 カラフルだった今日の屋久島サウス。 始まった結婚指輪作り、素材編

左側が彼のピンクゴールド。

右側が彼女のシャンパンゴールド。

そして、その下にあるのがお二人の農園でできたマンゴーです。

 

ここで作業がひと段落したので、マンゴーをいただくことに。

今日は丸ごと皮をむいて、カプリ。

ああ、南の島に暮らして良かった。

 

思えば昔から南国に憧れがあって、

ヤシの実的な、パイナップルジュース的な、雰囲気を求めて

南へ南へと、島々を旅してきました。

あれだけ夢中になっていた世界旅だったけど、

屋久島に出会ってからは、どこにも出かけたくなくなってしまった。

不思議なもんです。

 

彼女は東京から海を渡って島に暮らすようになって、

屋久島育ちの彼と出会って、

その隣の地域でわたしがジュエリーを作ってて、

旅の途中に交差した瞬間が今だと思うと、出会うことってすごいと思う。

 

ほんの少し何かが違ってたら、この指輪作りもまた他のものになっているのかも、、

そう思うと、シャンパンゴールドとピンクゴールドのリングが小さな奇跡のように感じられた。

表面はスッキリとスクエアシェイプ に。

内側は付け心地よく丸く柔らかに。

というのがわたくし流であります。

 

スクエアシェイプ のリングは、

古くから、世界広く、大勢の人に愛されているデザインなのです。

 

シンプルで、毎日つけたい。

揺るぎなく、信頼がおけるイメージは

果物でいうと、リンゴ

魚でいうと、鮭

くらいのポジションは与えられるだろう。

ずっとずっと側にあって欲しい存在なんです。

 

一歩ずつ。少しずつ。

進んでゆこう。

 

今日もここにきてくれてありがとうございます。

皆さまの夏が素敵な時間に包まれますように。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪