これから海を渡る結婚指輪。
シダを透過する強い日差しを浴びていると、
お二人の指輪を作ってる間は夏真っ盛りで、
いつも海に通っては作業机に向かってたことを思い出した。
太陽いっぱいの屋久島だった。
屋久島から海の向こうに暮らすお二人にお届けする結婚指輪作り。夏のプラチナリング、メンズ編
今回は屋久島と関西と関東を結ぶように進めてきた制作でしたが、
指輪が出来上がって、こうしてお送りする頃には住所が一つになっていて、
ああいよいよ新しい暮らしが始まるのだと、わたしの方もドキドキしてしまった。
彼と彼女とわたしと。
メールでのやり取りや、動画でサイズを確認したり、
お二人が会う日に合わせてサンプルリングを送ったり、
距離を紡ぐように進めたデザイン作りも今となっては素敵な思い出となりました。
夏のプラチナリング 。
キラキラとした印象が屋久島の夏と重なり合った、お二人の結婚指輪です。
2.0mm and 2.5mm hammer-textured platinum ring with fern pattern inside
彼は2.5mm幅、彼女は2.0mm幅
スクエアシェイプのリングです 。
お揃いの素材、プラチナで作りました。
リングの表面は金槌でコンコンコンと叩いてデコボコ模様を施して、
キラキラとした仕上がり。
場所によって変化するその表情。
こうして並べるとなんだか二つで一つのオブジェのようで、
一層お揃い感がありますね。
お揃いといえば、もう一つ、とっておきがあるんです。
リングの内側にシダ模様。
山が趣味で自然が大好きなお二人のシンボルのように、
緑のイメージを彫り込みました。
リングの内側はつけていると見えないけれど、
ふとした瞬間に視界に入ったり、
むしろ見えなくたって、
そこのお二人共通のシンボルが刻み込まれていることを想うと、
ぐっと胸の奥に響きます。
「キラキラ模様も気になるし、シダの模様も気になります!」
デザイン作りではそんな一場面もありました。
どちらも楽しめて、すっきりと仕上がるように、
外側にキラキラ、内側にシダ模様をレイアウト。
初めての試みだったけど、
出来上がってみるとこれが素敵すぎて。。
これだからオーダーメイドのジュエリー作りはやめられない。
お二人がいて、わたしがいて、
そこに新しい何かが生まれる喜びがあるんです。
梢の上で、木漏れ日の下で、
屋久島の景色の一部のようだったプラチナリング 。
この指輪つけて大好きな山登り楽しんでくださいね。
夏のキラキラをお二人に。
おめでとうございます!
楽しい指輪作りをありがとうございました。
屋久島でつくる結婚指輪
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