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屋久島の浜辺と結婚指輪作り。ゴールド×プラチナで波の模様。 自然のリズムを大切に。

激しく降った雨が河口に砂を運んで、

屋久島のサウスエリアでは珍しい砂浜ができている。

 

いつものビーチではいつもは岩だらけの部分がすっぽりと砂に覆われて、

沖の方までずっとその砂浜が続き、

遠浅の海岸にと姿を変えていた。

 

波打ち際を裸足で歩くのはやっぱり心地よいもので

嬉しくなって、浜まで駆け出していった。

浜辺が遠浅で安全だったこともあり、

ちょうど制作中だった結婚指輪を持参して、

手の中でくるくるとさせてみた。

このリングはゴールドとプラチナと組み合わせたコンビネーションで、

その境界線を波の模様のように緩やかな曲線としたデザインなのです。

 

リング全体には

ゴールドが多く見える部分、

プラチナ部分とゴールド同じくらい、

プラチナが少し多くなる部分、

などなど様々な表情があって、

リズムを感じられるように二つの素材をレイアウトいたしました。

 

お二人もわたしと同じく自然のリズムを大切にされているのだろうと思う。

つけていて心地よく感じるような指輪を作りたい。

 

夏の初めにお二人にお会いしたしずくギャラリー。

雨上がりの土曜日。

 

屋久島でつくる結婚指輪

屋久島を旅をして作る。シダ模様が大好き![ゴールド×シルバー]二人だけの結婚指輪。

激しく降った雨が上がって

窓を開け放つと広がってたクリアな空。

 

雨上がりに飛行機雲を見つけると嬉しい気持ちになるものですね。

なんだかいいことありそうな予感がしたり。

 

今朝のアトリエでも嬉しい出来事が。

今年の5月に屋久島を旅して、しずくギャラリーに来てくれたお二人の結婚指輪が出来上がりました!

彼女のリングがシャンパンゴールドで、

彼のリングがシルバー。

 

作業中ずっと、お二人としずくギャラリーで過ごした時間をインスピレーションに机に向かっていたので、

出来上がった瞬間はこれまでの指輪作りのいろいろが蘇ってきて、ぐっときました。

 

シダ模様のレイアウトにはお二人の想いが込められていて、

二つのリングで一つになるようにとレイアウトいたしました。

こうして並べてみると、お揃い感いっぱいの印象。

 

もちろんわたしも大好きシダの彫刻模様は

いつも島暮らしの原点に帰るような気持ちになるモチーフです。

後ろ側にくるりとすると、プレーンな表情に。

 

アウトラインが柔らかにカーブしているので、

付け心地とっても優しい。

 

しずくギャラリーでお会いした時、

“有機的で、手作りの息吹を感じられるようなスタイルが好きです!”

とキーワードを伝えてくれたのをよく覚えてます。

 

この質感、このフィーリング。

ハンドメイドにこだわったお二人のチョイスでした。

 

屋久島でのジュエリー作りの場面や、

日々のいろいろを

いつもインスタグラムのストーリーズにアップして、

メッセージを交わしたり、

そんな時間も楽しい思い出ですね。

 

雨上がり。シダの指輪。

今日も暑くなりそうだ。

 

楽しい指輪作りをありがとう。

ご結婚おめでとうございます!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらより
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

“シャンパンゴールド、スクエアシェイプ 、シダ模様” 彼女の大好きを集めた結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

しずくギャラリー編

始まり編

“シャンパンゴールド、スクエアシェイプ 、シダ模様” 彼女の大好きを集めた結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島の好きなところ。

生垣に満開のハイビスカス。

 

みなさま夏の終わりをいかがお過ごしですか?

 

涼しくなってほっと一息。でもまだ夏続いて欲しい!

心地よく残る夏を感じながらの、南国指輪作り。

アトリエではレディースリングの仕上げ作業となりました。

柔らかにアウトラインをカーブさせたシャンパンゴールドのリング。

そして鉄鋼ヤスリを大と小、同じ種類のもので2本。

 

ここから先は手の中で、その感覚に任せて造形を進めてゆきます。

繊細に、しなやかに、リズムと抑揚をつけて。

レディースのリング作りの合言葉を抱きながら。

 

18k champagne gold

 

シャンパンゴールド、スクエアシェイプ 、シダ模様

彼女の大好きを集めたスタイルは

わたしも同じく大好きだけど、

不思議と初めてつくる組み合わせなことに気がついた。

 

スクエアシェイプ だけど柔らかで、

繊細なのに確かで、

手の上でとっても心地良いんです。

 

これは間違いなく彼女のイメージだと思う。

 

さあ、明日は完成編です!

 

いつもここにきてくれて、ありがとうございます。

みなさまの明日が素敵な夏に包まれますように。

 

制作編

屋久島を旅をして作る、二人だけの結婚指輪。[ゴールド×シルバー]シダリング 制作編

しずくギャラリー編

東京から初夏の屋久島へ。しずくギャラリーで結婚指輪の相談会でした。

始まり編

天気雨の屋久島サウスにて。春、東京から屋久島に来てくれたお二人に届ける結婚指輪作り、 最初の第一歩。

太陽いっぱいの屋久島。夏のプラチナリング。海の向こうに暮らすお二人に届ける結婚指輪。

これから海を渡る結婚指輪。

 

シダを透過する強い日差しを浴びていると、

お二人の指輪を作ってる間は夏真っ盛りで、

いつも海に通っては作業机に向かってたことを思い出した。

太陽いっぱいの屋久島だった。

屋久島から海の向こうに暮らすお二人にお届けする結婚指輪作り。夏のプラチナリング、メンズ編

 

今回は屋久島と関西と関東を結ぶように進めてきた制作でしたが、

指輪が出来上がって、こうしてお送りする頃には住所が一つになっていて、

ああいよいよ新しい暮らしが始まるのだと、わたしの方もドキドキしてしまった。

 

彼と彼女とわたしと。

メールでのやり取りや、動画でサイズを確認したり、

お二人が会う日に合わせてサンプルリングを送ったり、

距離を紡ぐように進めたデザイン作りも今となっては素敵な思い出となりました。

 

夏のプラチナリング 。

キラキラとした印象が屋久島の夏と重なり合った、お二人の結婚指輪です。

 

2.0mm and 2.5mm hammer-textured platinum ring with fern pattern inside

 

彼は2.5mm幅、彼女は2.0mm幅

スクエアシェイプのリングです 。

お揃いの素材、プラチナで作りました。

 

リングの表面は金槌でコンコンコンと叩いてデコボコ模様を施して、

キラキラとした仕上がり。

 

場所によって変化するその表情。

 

こうして並べるとなんだか二つで一つのオブジェのようで、

一層お揃い感がありますね。

 

お揃いといえば、もう一つ、とっておきがあるんです。

 

リングの内側にシダ模様。

 

山が趣味で自然が大好きなお二人のシンボルのように、

緑のイメージを彫り込みました。

 

リングの内側はつけていると見えないけれど、

ふとした瞬間に視界に入ったり、

むしろ見えなくたって、

そこのお二人共通のシンボルが刻み込まれていることを想うと、

ぐっと胸の奥に響きます。

 

 

「キラキラ模様も気になるし、シダの模様も気になります!」

デザイン作りではそんな一場面もありました。

 

どちらも楽しめて、すっきりと仕上がるように、

外側にキラキラ、内側にシダ模様をレイアウト。

初めての試みだったけど、

出来上がってみるとこれが素敵すぎて。。

これだからオーダーメイドのジュエリー作りはやめられない。

お二人がいて、わたしがいて、

そこに新しい何かが生まれる喜びがあるんです。

 

梢の上で、木漏れ日の下で、

屋久島の景色の一部のようだったプラチナリング 。

この指輪つけて大好きな山登り楽しんでくださいね。

 

 

夏のキラキラをお二人に。

 

 

おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

お問い合わせはこちらより。
遠方のみなさまも、お気軽に声をかけてください。

hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

屋久島を旅をして作る、二人だけの結婚指輪。[ゴールド×シルバー]シダリング 制作編

シダ模様を彫り込んだシルバーリングは

つけた時に有機的なラインが現れるように、

アウトラインに緩やかなカーブを施すことにした。

 

まずは彼のシルバーリングを手に取る。

手作業での工程には決まりがあるようで、無いようで、

素材の硬さやボリューム感など、その時々の金属のコンディションに合わせて造形を進めていくのが面白い。

まるで生き物のようなのです。

 

重たいステンレスの枠にリングを置いて、

上から木を当ててコンコンコン。

カーブ具合を少しずつ大きくしながら、コンコンコン。

 

屋久島を旅をして作る、二人だけの結婚指輪。

五月のしずくギャラリーで一緒に過ごした時間をインスピレーションに

作業机に向かってます。

東京から初夏の屋久島へ。しずくギャラリーで結婚指輪の相談会でした。

 

 

「手作業で出来上がる一つしかない感じが好きなんです」

ギャラリーでお二人とお会いした時、

彼女がそう伝えてくれたをよく覚えてる。

 

彼と彼女の屋久島旅があって。わたしのハンドメイドがあって。

そこから始まった結婚指輪作りも一度だけ!

コンコン作業も一度だけ!

そう思うと、今この瞬間がとても貴重に感じられた。

 

シルバー、22号、幅2,2mm  wave

 

22号と大きな手をしている彼には

手元すっきり感じるように、細身のスタイルを選びました。

 

素材が柔らかなシルバーということもあるので、

リングに厚みを持たせてしっかりとボリュームをつけて仕上げよう。

 

そしてそして。

ここから紙やすりを手にして、さらに柔らかく。

 

1日の終わり。

イメージ通りのラインが現れて、ほっと一息です。

 

シダ模様は1本で、リングの1/4ほどの長さにレイアウトしたのは

彼女のリングと合わせて一つになるようなイメージがあったから。

 

裏側のプレーンな表情も楽しめるのが嬉しいところですね!

 

小さなリングだけど、お二人の想いがキュッと詰まってて、

作ってるオレもなんだか羨ましくなったワンシーン。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

2019屋久島 夏の終わり、秋の始まり[シャンパンゴールド×シルバー]結婚指輪作り

2019屋久島 夏の終わり、秋の始まり[シャンパンゴールド×シルバー]結婚指輪作り

こちらはほんの数日前の出来事。

雨交じりのいつものビーチで30分ほど波に乗って、

そこからアトリエに帰る途中、

鬼塚農園さんに立ち寄ると、

なんと、栗が店頭に並んでいて驚いた!!

 

今年最初の栗はインパクト大きかったようで、

これでもう最後の一袋となっていた。

 

隣には南国ピンク色のドラゴンフルーツなんかが並んでいて、

夏の風情もありますが、

秋っぽい茶色を前にして、

ああ、季節も変わるのだなと、気持ちを新たにした。

ちょうどこれまでの制作が終わって、これから新しいジュエリー作りが始まるところだったのも、タイミングの良さを感じた。

2019最初の栗は蒸し焼きといたしました。

 

季節よ深まって欲しい!

でも、夏よまだここにいて!

夏の終わりはいつも入り混じった心持ちになるものですね笑

 

最初の一粒をいただいて、

今日からまた新章です。

少し前のこと、シャンパンゴールドとシルバーで作ったリングの土台に

シダ模様の彫刻が施されて、アトリエに戻ってきた。

 

リング幅2.0mmほどの小さなキャンバスに精細にレイアウトするシダ模様は、

いつもレーザー彫刻という専門的な技術でその工程を進めています。

 

その作業は、わたしが描いた原案を一度データ化して、そのデータをリングにレイアウトして、レーザーを照射して地金を削り出す、というものでありまして、

こうすると超精密なデザインをクリーンに、そして深く、リングに彫り込むことができるんです。

 

今回の模様は彼のリングに大きなシダを。

彼女のリングに小さなシダを。

 

2本のリングが揃って一つの図柄となるようにと、

お二人とわたしでシダ模様の大きさやレイアウトの調整を重ねてきたので、

こうして出来上がった彫刻を前にすると、デザイン作りのあれこれが蘇ってきてグッときた。

お二人がしずくギャラリーに来てくれたのはゴールデンウィークのことでした。

初夏のようだった日差し。水のキラキラに包まれた相談会が懐かしいなあ。。

東京から初夏の屋久島へ。しずくギャラリーで結婚指輪の相談会でした。

 

作業はいよいよここから大詰めに。

リングの造形を進めて参りますよ。

夏の終わり、秋の始まりの結婚指輪作りです。

シダの葉っぱのように柔らかで、そして凜とした指輪を作りたい。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

天気雨の屋久島サウスにて。春、東京から屋久島に来てくれたお二人に届ける結婚指輪作り、 最初の第一歩。

ひかりのしずくリング 18k yellow gold, diamond

material: 18k yellow gold, diamond

size: 3.5mm diamond

Delivery time is within 1 months.

Make by custom, One-of-a-kind .

こちらの作品はサイズ、素材、ダイヤモンドの大きさをアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。

ご注文からお届けまで約1ヶ月。

 

お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com

tel: 0997-47-3547

長崎から屋久島へ、夏休みの結婚指輪相談会。ゴールド×ダイヤモンド、オーダーメイド婚約指輪作りの物語。山登りが好きだから!

屋久島、カラフルな夏に作りました。ピンクゴールドとシャンパンゴールド、スクエアシェイプの結婚指輪 

しとしと雨降りの屋久島サウス。

今日は新しい結婚指輪が出来上がりました。

 

指輪作りの間は雨もよく降ったし、青空も広がった。

海も山も、マンゴーもハイビスカスあって、

カラフルな屋久島の夏だった。

 

2.2mm square in pink gold,  1.8mm square in champagne gold

 

ピンクゴールドとシャンパンゴールド

お揃いのスクエアシェイプ のデザインで作りました。

お二人の結婚指輪も、カラフルで素敵!

 

重ねてみる。

同じ18kゴールドでも、こんなにも色感が違うのですね!

色の違いがあるから、一層お揃い感が際立って感じるのが不思議。

 

同じ屋久島に暮らすお二人とギャラリーで打ち合わせをした時、

「スクエアシェイプ が大好きです!」

と言ってくれた彼女。

「それじゃあ、オレも同じでお願いします」

と彼が速攻で答えたのがとても印象的でした。

 

さらに重ねてみると、ピタリと合わさって嬉し。

 

同じスクエアシェイプ のリングでも、

これだけサイズが変わりますし、

男子と女子では、やはり使い勝手のハードさも違ってきます。

 

“お二人の暮らしに寄り添うような付け心地”

ここは指輪作りで大切にいたしました。

 

彼のリングははボリュームを大きく、

彼女のリングは繊細に、

微妙に寸法を変えて仕上げたので、

日々の暮らしの中で快適につけていただけると思う。

 

雨上が上がったので、庭に指輪を持ち出してみた。

 

ハイビスカスの下で、

赤や緑が映り込んでいたシャンパンゴールドとピンクゴールドのリング。

花びら一枚よりもずっと小さい。でもしっかりとした重さを感じます。

リング表面のざらつき感はマット仕上げによるもので、

よく見ると、時折ちらつく雨つぶが小さく宿ってた。

 

お二人はわたしの暮らす所とすぐ隣の地域に住んでいるので、

毎日同じ山々や、雨やハイビスカスを眺めているのだろうなあ。。

そんな風に思いながら進めた指輪作りの時間もとても貴重で、

わたしにとっても大切な思い出となりました。

 

楽しい指輪作りをありがとう。

ご結婚おめでとうございます!!

 

屋久島でつくる結婚指輪

そうこうするうちに晴れ間が広がった!

また暑くなりそうだ。

 

 

制作編

シャンパンゴールドの質感。心地よさ。屋久島の大地を感じて結婚指輪をつくること。

happy birthday with diamond ring in Yakushima Island

今日は朝海に入ってから、土曜日のしずくギャラリーへ。

ギャラリーにはリメイクしたダイヤモンドリングを受け取りに、

島の友人が来てくれました。

お婆様から受け継いだ大切な指輪を任せてくれてありがとう!

それに

最高のタイミングだったのは、

ちょうど今日が彼女のお誕生日だったのです!

お二人とわたしと、同じ島に暮らす仲間同士でリズムがあったのかな?

ダイヤモンドリングでハッピーバースデー!!

 

シャンパンゴールドの質感。心地よさ。屋久島の大地を感じて結婚指輪をつくること。

 

昨日インスタグラムに収めた山々の動画が心地よくて、

朝から繰り返し見ている。

やっぱり屋久島は山がいい。

登山も素晴らしいけれど、里から眺める山々もいい。

 

「山綺麗ですね。屋久島行きたいです」

とフェイスブックやインスタグラムでメッセージもいただいたので

「夕暮れ時、のんびりと散歩なんてのも素敵です。

今度ご一緒に!」

返信して、今日の作業を始めることにした。

 

 

1.8mm square shape in 18k champagne gold

 

すっきり細身に仕上がりました。

彼女のお気に入りシャンパンゴールドです。

 

アウトラインは最高にシンプルなスクエアシェイプ 。

ゴールドの質感をたっぷりと味わえるようにと

3人で一緒に選びました。

 

彼女はお料理をお仕事とされていて、

彼は農業を営んでいて、

二人とも毎日新鮮な素材と触れ合っているからでしょうか。

金属そのもの心地よさ、素材そのものの味わい深さ、

みたいなフィーリングを共有できたのが嬉しかった。

 

マンゴーも、お米も、ゴールドもダイヤモンドも生み出してくれる大地って偉大だなと思う。

ただただ、これを感じながらジュエリーを作りたくて、この島までやってきた。

 

ネイティブアメリカンのジュエリーみたいに、

ああ、美しい空や山々に囲まれて作ってるなあ、、とその奥に大地のエッセンスを感じる物作りに憧れたのがきっかけだったんです。

さらに彼のリングの仕上げ作業へ。

紙やすりを片手に数時間。

アウトラインをチェックするために、庭に出ると、

先客のネコがいた。

のんびりとした時間が恋しくもありますが、

明日にはいよいよ完成です!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島で出会った奇跡。南国風味、シンプル×スクエアシェイプ の結婚指輪作り。

 

 

 

週末となりましたね。

皆さま素敵な夏の日を♪

明日は土曜日のしずくギャラリーです!

屋久島で出会った奇跡。南国風味、シンプル×スクエアシェイプ の結婚指輪作り。

朝のうち、雨がザーッと降って、またすぐに止んだ。

夏、この島特有のスコールだ。

そしてまた暑い1日が始まった。

早朝のアトリエです。

昨日のピンクゴールドに続いて、今日はシャンパンゴールドのリング形成の作業から始めました。

 

線状のゴールド素材に火を当てて柔らかにして、曲げて、また火を当てて、くっつけて、

叩いて、叩く。

昔ながらの作業を続けてリングを形成して、

ざっと磨き上げるとシャンパンゴールドの淡いイエローが現れた。

マンゴー、ピンクゴールド、シャンパンゴールド、夏の空。 カラフルだった今日の屋久島サウス。 始まった結婚指輪作り、素材編

左側が彼のピンクゴールド。

右側が彼女のシャンパンゴールド。

そして、その下にあるのがお二人の農園でできたマンゴーです。

 

ここで作業がひと段落したので、マンゴーをいただくことに。

今日は丸ごと皮をむいて、カプリ。

ああ、南の島に暮らして良かった。

 

思えば昔から南国に憧れがあって、

ヤシの実的な、パイナップルジュース的な、雰囲気を求めて

南へ南へと、島々を旅してきました。

あれだけ夢中になっていた世界旅だったけど、

屋久島に出会ってからは、どこにも出かけたくなくなってしまった。

不思議なもんです。

 

彼女は東京から海を渡って島に暮らすようになって、

屋久島育ちの彼と出会って、

その隣の地域でわたしがジュエリーを作ってて、

旅の途中に交差した瞬間が今だと思うと、出会うことってすごいと思う。

 

ほんの少し何かが違ってたら、この指輪作りもまた他のものになっているのかも、、

そう思うと、シャンパンゴールドとピンクゴールドのリングが小さな奇跡のように感じられた。

表面はスッキリとスクエアシェイプ に。

内側は付け心地よく丸く柔らかに。

というのがわたくし流であります。

 

スクエアシェイプ のリングは、

古くから、世界広く、大勢の人に愛されているデザインなのです。

 

シンプルで、毎日つけたい。

揺るぎなく、信頼がおけるイメージは

果物でいうと、リンゴ

魚でいうと、鮭

くらいのポジションは与えられるだろう。

ずっとずっと側にあって欲しい存在なんです。

 

一歩ずつ。少しずつ。

進んでゆこう。

 

今日もここにきてくれてありがとうございます。

皆さまの夏が素敵な時間に包まれますように。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

マンゴー、ピンクゴールド、シャンパンゴールド、夏の空。 カラフルだった今日の屋久島サウス。 始まった結婚指輪作り、素材編

うちで作ったマンゴーよかったら食べますか?

となりのの地域に暮らす友人から、インスタグラムのメッセージが届いた。

 

そう、ちょうどそのマンゴーを作ってるお二人の結婚指輪を作り始めることになっていて、収穫のタイミングとうまく重なって声をかけてくれたのだ。

「一度食べてもらいたくて。」と、嬉しすぎる計らいだった。

 

嬉しいです!

と速攻で返信して車を走らせる。

道路から見えた青空と大きな雲。青空と大きな雲が映った海。

信じららないほどに夏めいた朝だった。

南国の香りってどうしてこんなにも甘いのだろう。

マンゴーもそうだし、プルメリアもそう。

紙袋を開けると、中からフワーッと別世界の香りが漂って、胸のずっと奥の方まで響いた。

手に取るとその香りはぐっと強くなって、もうすでに食べた気になるほど笑

 

「冷やしてから食べてくださいね!」

と言われていたのに、我慢できず、

最初の1個を食べることにしてしまった。。

“マンゴーの切り方”なるものをyoutubeでチェックして、

手作りのケーキとともに、朝食といたしました。

夏のかけらを食べた朝。

まだまだ夏、続きますね。

 

さて、アトリエです。

左側がシャンパンゴールド。右側がピンクゴールド。

美味しいマンゴーを育てるお二人は、

結婚指輪の素材に色違いのゴールドを選んでくれた。

 

同じk18ゴールドでもこんなにも色が違うなんて、ほんと、不思議ですよね。

ゴールドは24ゴールドが純金でありまして、

でも、純金のままだと柔らかく、ジュエリーには不向きなので、

強度を持たせるために18/24を純金、残りの6/24を別の金属をミックスして

強く、輝き美しい、ジュエリーに適した配合としているんです。

 

その6/24の金属、ここを微妙に変えることによって

シャンパンの薄黄色やピンクの淡赤色が出来上がる。

リングがおよそ3グラム前後なので、

6/24だと0.75グラムほどと、かなり繊細な配合であります。

 

ゴールドの色とりどりを前にすると、

大地の一部にこんなにも鮮やかな素材があるのだ!といつも希望に満ちた気持ちになります。

そういえば、マンゴーも。果物や野菜も、それは色鮮やかな世界があるのだろうなあ。。

 

朝のマンゴーからの、ゴールドの色々で、

作業机の前でワクワクした気持ちに包まれていた。

彼のサイズは18号。

ピタリサイズが合うように、糸鋸で長さを合わしてゆきます。

 

農作業をされていて、しっかりとした手に選んだのは、

すっきり細身のアウトライン。

 

18k pink gold

 

シンプルなリングの形になって、ざっと磨き上げると、

ピンクゴールドのピンクゴールドらしさがぐっと浮き上がって感じられました。

 

この素材感。この素材感がいいんですよね。

ピンクゴールドとシャンパンゴールドをたっぷり感じていただけるような、

心地よい指輪を作りたい。

 

夕暮れ時の淡赤色、ピンクゴールド。

カラフルな指輪作りはまだまだ続きます。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

始まり編

今日のキッチン。今日のジュエリー。今日の海。屋久島夏の色とりどり。