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雨のち晴れのしずくギャラリーへ。屋久島の好きな花とシンプル,プラチナ結婚指輪作り。

赤と白の花、とか、

アポロチョコ的な色合いの花、とか、

自由に呼んできましたが、

正式には“ヘクソカズラ”というらしい。

先日指輪をお届けした、京都の植物博士が教えてくれたのです。

 

この“ヘクソカズラ”が毎年咲くスポットがしずくギャラリーの周りにあって、

土曜日のギャラリーに行くと、それは満開も満開で、

あたり一帯に赤と白が素敵に散りばめられていた。

雨上がりのしずくと一緒だったのも情緒を盛り上げてくれた。

 

雨のち晴れのしずくギャラリー。

カレンダーを見て数えてみると、今年のオープンもあと7回となっていて驚いた!

もうすぐ新しい月がやってくるのですね。

9月最後の週末を皆さまいかがお過ごしでしたか?

 

こちら屋久島サウスのアトリエには、

海の向こうの友人から、「アルプスの山頂で指輪を渡すことができました!」

なんて嬉しいLINEが届いたり、

結婚指輪と婚約指輪をお作りしたお二人から「引っ越しました」のお知らせハガキが届いたり、

なんと、長野の自然の中に出向いてサンプルリングを試してくれたお二人からお手紙が届いたり、

なんともあたたかな気持ちで作業机に向かってました。

彼と彼女、ともにプラチナを素材として作り進めている結婚指輪作り。

彼女のリングも金槌でコンコン、火を当てて接合して、また金槌でコンコンと

作業を重ねて、小さなリングとなりました。

 

 

彼のリングと重ねてみると、こんなにも大きさが違って!

なんだか微笑ましかった瞬間。

 

そしていよいよリングの造形作業へと進むことに。

彼のリングがシンプルなラウンドシェイプ 。

彼女のリングがシンプルなラウンドシェイプ +アルファ。

シンプル大好きなわたくしはドキドキ感いっぱいだった。

いざ、鉄鋼ヤスリを左手に、右手に彼女のリングを持って、、、

この続きはまた明日に!

 

今日もこちらブロブにお越しいただきましてありがとうございました。

新しい1週間始まりますね。

10月になって税率変わったりもありますが、

まあ、じっくりいきましょう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

山際に二重の虹が出た!屋久島でつくる、屋久島のお二人に届ける結婚指輪 #制作編

山際に二重の虹が出た!屋久島でつくる、屋久島のお二人に届ける結婚指輪 #制作編

屋久島はノースサイド、

アトリエのあるサウスとは反対側の地域に暮らす友人に声をかけていただいて、

今、お二人の結婚指輪を作ってます。

 

同じ島でも北側と南側では

お天気も花の開花具合も、波の様子も、山々の見え方も

少しずつ違っているのが屋久島流でありまして、

 

こちらは雨だけど、今日のノースサイドはどんな具合かなあ、

大きな虹が出たけど、お二人も見たかなあ、

なんて思いを巡らせながら作業机に向かっていました。

アトリエから見えた虹。

 

山際に2重の虹が現れたときに

たまたまアウトラインのチェックをしていた彼のリング。

まるでお二人の結婚指輪作りが島の祝福を浴びてるようで嬉しかった。

 

それにしても虹に出会うと、誰かと感動を分かち合いたくなるものですね。

 

生まれてからずっとこの島に暮らす彼は今までどれだけの虹に出会ったんだろう。

屋久島に来た頃、しずくギャラリーのすぐ近くに住んでいた彼女は今日と同じ虹を見たことがあるかもしれないなあ。

少しずつ薄くなっていく虹を眺めながら、そんなことを考えていた。

 

 

さてさて、ここから少し時間を巻き戻して、アトリエです。

 

お二人に用意したプラチナ素材をリング状に加工していく場面。

 

作業中は木鎚や金鎚、プラスチックハンマーなど、

大小たくさんのハンマーを使ってリングを造形してゆきます。

 

最後に火を当てて、丸いリングとするのですが、

それまでの工程を動画に短くまとめて、インスタグラムにアップいたしました。

 

プラチナリング 作り、はじめの第一歩。

ハンマー中心の作業です。コンコン。

 

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from studio today, making platinum ring 🔨🔨🌈

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屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

山に海にハイビスカスに。屋久島とともにある結婚指輪作り、始まり編。

 

山に海にハイビスカスに。屋久島とともにある結婚指輪作り、始まり編。

パラダイスから箱いっぱいのプルーンが届いた。

パラダイスというのはこのプルーを生産している農園 “新海プルーンパラダイス”さんでありまして、

この時期になると友人がオーダーして屋久島まで送ってくれるのが、毎年の楽しみになってるんです。

朝のプルーン。

プルーンはもっぱら皮ごとカプリといただいていておりますが、

そろそろ慣れてきたので

鶏肉や豚肉と一緒に煮込んだり、炒めたりして料理してみようかと考えてます。

 

そういえば、お料理もぐっと深みのある味わいが恋しくなってきましたね。

9月最後の週末をみなさまいかがお過ごしになりますか?

 

夕方はさすがに冷たく感じるけれど、

まだまだトランクスで大丈夫だった屋久島の海。

夕暮れ時、山サイド。

夏と秋の雲が共演していました。

海も山も、ハイビスカスもあって、いつもの屋久島。

 

ここで暮らしながらジュエリーを作りたくて、

わたしが屋久島にやってきたのはもう10年も前のこと。

 

島には同じように、屋久島の自然や人に魅了されてる仲間がいます。

海の向こうから移り住んだ人もたくさんいますし、もちろん、この島で生まれてこの島で育った人もたくさんいます。

 

仲間とは、ほんの些細なことだけど、

「昨日の夕日、よかったね」とか、

「そろそろサキシマフヨウだね」とか、

「そろそろタケノコだね」とか、

「お祭りの太鼓頑張ってね」なんて

日々のささやかな出来事や感動を分かち合うことができるのが嬉しい。

この島の何気ない瞬間が好き。

 

そしてアトリエでは新しく結婚指輪作りが始まる。

島で生まれ育った彼と、

島に魅了されて移り住んだ彼女、

そしてオレ。

 

もしかすると、ずっと奥の方に同じ“好き!”を抱いてるのかな。

 

 

いつもの大好きな景色の中で、

いつもの大好きな音を聴きながら、

いつものジュエリー作りができればいいなと思ってる。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

相談会編

晴れの日だから!公園に指輪もって行こう。屋久島の海が大好きです。シャンパンゴールド結婚指輪作り、最初の第一歩。

屋久島に咲く花をモチーフにオーダーメイドいたしました。ゴールド×ダイヤモンド “ツワブキの指輪” #屋久島でつくる結婚指輪

朝の木漏れ日の中。

出来上がったばかりの指輪を手にして、

ひかりの角度を変えてキラキラ。

 

“ツワブキの指輪”

屋久島では11月頃から咲き始める黄色い花をモチーフに、

ゴールドとダイヤモンドを組み合わせて作りました。

 

つけてみると、指の上でお花が咲いたようで、素敵なんです。ふわり。

 

冬の屋久島を飾るツワブキの黄色い花は見ているだけで元気になる。

わたしにとっては、屋久島の花といえばこのツワブキで、

春には茎をやわらかに煮ていただいたりもしますし、

ゴールドやプラチナを使ってジュエリーが出来上がったりもします。

ツワブキの指輪 18k yellow gold. diamond

 

ゴールドのお花と、ゴールドの細いリング、そして2.3mmとしっかりサイズのダイヤモンド。

シンプルな組み合わせです。

 

お花は約8mmほどと

繊細で装飾的なスタイルではありますが、

日々の暮らしでたくさんお使いいただけるように、

シンプルに、しっかりと頑丈に作り上げました。

 

ツワブキの指輪はこちらの素材組み合わせの他に、

お花をプラチナとイエローサファイアで、リングがイエローゴールドのデザインがありますので、ぜひくらべていただいたい!

“ツワブキの指輪” platinum, 18k yellow gold, yellow sapphire

いよいよ島から旅立つ前、

ケースに入れて手に取ると、

島の緑にすっと馴染んで見えました。

 

実はこのリングにセットしたダイヤモンド、

屋久島で知り合ったダイヤモンドディーラーさんに選んでいただいたもので、(不思議と島には石大好きな人が集まるんです。わたしもその一人。)

島の花をかたどったジュエリーには絶対このダイヤモンドをセットしたいです!と彼にお願いして作業の時間を少し長めにいただいたのも、今となっては素敵な思い出です。

 

大切な方への贈り物にと選んでいただいたジュエリーです。

指輪作りの間はわたしも幸せな気持ちで作業机に向かうことができました。

楽しい時間をありがとうございました!

 

プレゼントだと、

ケースを開ける瞬間もドキドキするのが素敵ですね。

この小さな箱には茶色の細いリボンを巻いて、

海の向こうに届けようと思います。

 

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

Thank you

ヒカリの道を歩いて行けそうな海でした。

 

海に向こうから、

同じ島から、

通勤の途中に、

ふと気になって、

いつもブログにお越しいただきましてありがとうございます!

 

夕暮れ時、いつものビーチにて。

うん、明日もきっとよくなる!

 

自由に、親密に。 お二人の暮らしに溶け込む結婚指輪を作ろう! #屋久島でつくる結婚指輪 #制作編

自由に、親密に。

お二人の暮らしに溶け込むスタイルで結婚指輪を作ろう。

 

屋久島からはるか遠く、新潟で農業を営まれている彼と彼女とは、

移りゆく季節や馴染み深い植物のこと、お米を育てること、などなど

日々の営みやその中で生まれる感動をシェアしていただきながらデザイン作りを進めてまいりました。

 

その中には屋久島での暮らしとオーバーラップする部分もいくつかあって、

これは得意としているところだぞと、笑

わたし自身も島の自然に身を委ねながら、この指輪を作っています。

 

ゴールドでつくる彼女のリングは表面を丸く削り出すことに。

リング幅2.0mmとスッキリ細身のデザインではありますが、

手に取るとしっかりと金属の質感が伝わってくる。

重みや輝きの強いゴールドらしさだと思います。

 

軽やかに仕上げると、

きらびやかで印象的なリングを、爽やかにつけていただけるだろう。

一方、彼はシルバーを選んでくれました。

 

シルバーは元々が爽やかさいっぱいの素材なので、

ここは逆にしっかりとボリュームを持たせて。

ある程度の重みをつけて仕上げると、ここにある!という確かさを感じていただけるだろう。

そして、この内側。

指にあたる部分が柔らかに丸くカーブしているのが見えますか?

 

「彼女のリングが、外側が丸く、内側が平らなデザインだったので、

外側が平らなデザインを選んだ彼のリングは内側を丸くしてみよう。」

このカーブを施したのは、そんなひらめきがあったからなのです。

「そうすればぐっとお揃い感が増すに違いない!」

 

素材や見た目のアウトラインは違っているけれど、

出来上がった2本の指輪に親密な関係を感じられるように。

繋がりを感じるデザイン作りにはこだわりました。

アウトラインの造形を終えた2本のリングを並べてみる。

シンプルなリングがいつも大好きです。

 

ここから最後の仕上げとなるのですが、

出来上がりはもう少し先のお話に。

お二人と一緒に作ったイメージがいよいよ形になるのかと、楽しみで仕方なくて。

 

もう少しだけ指輪を手にしようと庭に持ち出してみた。

夕暮れ時のひかり。イエローゴールド とシルバーと。

 

作業を終えて向かった海。

今日も屋久島にありがとう!

なんとなく

雲と夕日のカラーがシルバーとイエローゴールド にも似ているなと思った瞬間。

屋久島から新潟へ。違っているけど、家族のような、シルバーとイエローゴールドで結婚指輪を作ってます。

台風17号が去った翌日。

いつものように朝の散歩に出かけた。

台風一過の屋久島では植物が急に大きくなったり、花が咲いたりと、大きな変化があるので見逃せない。

 

いつもの散歩道では、道からはみ出すほどにシダの葉がモコモコになっていて、

ちょうど今結婚指輪をお作りしているお二人が「散歩道にワラビがいっぱいです!」と言っていたのを思い出し、屋久島から遠く新潟の田園風景に想いを寄せた。

 

こちら屋久島のアトリエでは、ほとんど1週間ほど続いた台風波があって、毎朝海に通ってはジュエリーを作るリズムがあって、それがひと段落して、昨夜は気を失うように9:00頃に眠ってしまった。

 

なので昨日はこちらのブログをアップできなくて、今日2つのブログ投稿となりました。

こちらはその一つ目。

雨上がり。好きな花。

 

台風が去って、朝夕はぐっと寒くなりました。

でも、昼間はセミもガンガン鳴いていて、トランクスで海にも入れるし、夏のように暑い。

アトリエのある屋久島サウスはそんな気温感で、

大好きな花も咲き始めたし、彼岸花なんかも道端で見かけては、

なんとも賑やかな季節の合間を感じてる。

 

2019夏にありがとう。

そろそろ、クリームシチューの季節がやってくるのですね!

silver950, 18k yellow gold

 

彼のシルバーリングに続いて、この日は彼女のリングを造形いたしました。

素材はk18イエローゴールド 。

わたしたちにとっては、イエローゴールド とシルバーはホント馴染み深い素材だなと思う。

どちらもフレンドリーで、手に取りやすくって、

組成も全く違う素材のはずなのに、こうして並べてみると、家族のように近しい関係に感じられました。

 

いよいよここからリングのアウトラインを造形してゆくことに。

デザインも素材と同じく少しずつ違うようにつくるのだけど、

違っているけど、家族のような、

そんな結婚指輪になればいいと思ってる。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島から新潟へ。 新しく始まった[シルバー×イエローゴールド ]結婚指輪作りと大きな大きな虹。

屋久島から新潟へ。 新しく始まった[シルバー×イエローゴールド ]結婚指輪作りと大きな大きな虹。

こちらは台風前夜の空模様。

台風が近づくといつも決まってのことで、

空がクリアで、幻想的な色彩に包まれます。

 

そして、ちょうど今日は台風が島の左側を通過する日でありまして、

このタイミングに作業に没頭できる!とばかり、

ギャラリーの雨戸を昨日のうちにセットして、

食料の調達も全て済ませたし、

準備万端で作業机に向かうことにした。

 

屋久島から新潟へ。

ちょうど今、お米の収穫作業真っ最中のお二人に届ける結婚指輪作りが新しく始まります。

 

まずは最初の第一歩。

シルバーの地金を溶かすところから。

奥のるつぼにシルバー片を入れて、ガスバーナーで溶かして、手前の金型に流し込む。

このようして細くて角ばったシルバーの線材を作ります。

 

このままではまだまだ洗い状態なので、さらに火をかけて伸ばして、叩いて、

形を整えていくと、

幅3.2mm 厚み1.8mm 長さ70mmほどの板が出来上がった。

彼のリングは幅3.0mm厚み1.7mmで仕上げる予定なので、ぴったりの出来だろう。

 

それにしても、この柔らかな質感はシルバー特有のものだと思う。

手にとっていると、静かなフィーリングが伝わってきて、

親密な気持ちに包まれた。

それは親しい幼馴染と話しているような、心穏やかな時間に似ているなと思った。

 

今回の結婚指輪は、彼のリングをシルバーで、彼女のリングをイエローゴールド で作り進めることになっていて、

お二人とはこれまでずっとメールやfacebookのメッセンジャーでデザイン作りをすすめてまいりました。

 

まだお会いしないけれど、その素材やアウトラインのチョイスから、彼と彼女の人柄が伝わってきて、

作業をしていると時々、そんなお二人のイメージに包まれます。

 

屋久島から海を越えて、お二人は新潟で農業を営んでいて、

たぶん、土や水、作物、花々、虫に鳥に、そして雨に風に太陽に、

きっと自然いっぱいに包まれての暮らしなのかな。

 

大好きな自然の中で、ずっと昔からそこにあったような。

どうすれば自然の一部のような指輪をつくることができるんだろう。

いつもジュエリーの理想の姿を想像しています。

 

それはどこまでもシンプルに、アウトラインを造形することなのかなと、最近は考えています。

 

 

 

夕暮れ時、作業がひと段落。

ようやく雨もおさまったので海に出かけると、

それは大きな虹に出会いました。

明日も素敵な1日を♪

 

屋久島でつくる結婚指輪

屋久島の台風。季節は実りの秋へ。ゴールドとシルバーの結婚指輪作り。

台風がやってくるたびに季節が新しくなって、

どんどん涼しくなっていく。

暑い暑いと言っていた夏がもう懐かしく思えたりして。

しずくギャラリー今年のオープンもあと2ヶ月ほどとなりました。

なんだか夏が過ぎると早いですね!

そして、季節は実りの秋へ。

アトリエでも新しく。ゴールドとシルバーの結婚指輪作りが始まります!

オーダーメイドで、自由に。お二人にぴったりの結婚指輪を屋久島でつくること

アトリエからは車で約1時間ほど。

島の北側にあるビーチ。

ここ数日は台風ウネリを求めてここに通う日が続いてます。

 

連休がやってきましたね。

皆さま、この週末はどんなご予定がありますか?

 

島の北側に来たので、帰り道マーケットに寄って

永田エリアで作られている“永田どうふ”を買い求め

お昼ご飯は冷奴(ヤング風味)といたしました。

これだと豆腐一丁は軽くいただけてしまう。

ヤング風味の冷奴はこの夏の自由研究にもなっておりまして、

他には

アボカドと豆腐。

トマトと玉ねぎと豆腐。

鶏肉と長ネギ、チーズと豆腐。

などの組み合わせがお気に入りとなっております。

いずれも具材が驚くほどに多め、というのが2019夏流でありました。

 

さて、アトリエです。

お揃いの素材、お揃いのデザインで進めてきた結婚指輪作りもいよいよ作業終盤となりました。

 

リング表面を金槌で今からコンコンと叩きます!という場面を昨日書きました。

屋久島サウス、今日の山々。ランタナの花とプラチナ結婚指輪作り。金のツワブキリング、銀のツワブキリング。

 

 

リング表面を金槌で叩いて、凸凹模様を施したプラチナリング 。

うまく模様が出来上がって、ここでやっと一安心となりました。

 

彼女リングを凸凹強目に。

彼のリングを凸凹弱目に。

お互いの指輪の質感が微妙に違っているのがわかりますか?

アレンジしたのはお二人のひらめきがあったからなんです。

 

「彼はあまりキラキラしない方が良いので、凸凹小さめのマット仕上げが好みです。」

そう言っていただいて、サンプルをお作りしたところ、

「マット仕上げの質感が自然でいいですね!」

彼女もマット仕上げを気に入ってくれて、

デザイン作りではちょっとした発見もありました。

 

プラチナ
ラウンドシェイプ 
叩き模様
マット仕上げ

 

これまでもプラチナを使って、ラウンドシェイプ のデザインで、

いくつものリングを作ってきたけど、

いつも同じじゃない。

お二人だからできるデザインがあって、

それだからオーダーメイドって面白いと思う。

 

夕暮れ時、

窓際で眺めたとき、

2本のリングが島の緑に包まれた。

虫の大合唱も一緒にあった。

今、ここにしかないリングが出来上がりつつあるのだと思うと嬉しくなってきた。

 

ここから最後の仕上げを迎えることになりますが、

この続きはもう少し先のお話で。

出来上がりを楽しみにしていてくださいね。

 

今日もここにきていただきましてありがとうございます!

屋久島にありがとう!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島サウス、今日の山々。ランタナの花とプラチナ結婚指輪作り。金のツワブキリング、銀のツワブキリング。

屋久島サウス、今日の山々。ランタナの花とプラチナ結婚指輪作り。金のツワブキリング、銀のツワブキリング。

屋久島サウスの山々。

 

今指輪を作ってるお二人が「4月に屋久島の森を歩きました!」と伝えてくれたので、

最近山サイドが気になっては、窓の向こうを眺めてる。

 

不思議なんですよね、山々は。

毎日同じ場所を眺めても不思議と飽きることなくって。

大阪の街で育ったわたくしは、

心が落ち着く存在なのだということを、屋久島に暮らして始めて知りました。

今日は彼のリング。

造形作業を始める前に庭に出て深呼吸していると、

知らない間にランタナの花がいっぱいになってるのに気が付いた。

 

丸く柔らかに。

彼がお気に入りだったリング幅2.5mm のラウンドシェイプ を目指して造形を進めてゆきます。

 

左右を対象に、均一なボリューム感に仕上げたくて、

ここからはずっと作業に夢中で、真っ白になっていて、

気がつくと

つるりとしたプレーンなリングが出来上がっていた。

左側が彼のリング。

右側が彼女のリング。

そしてそして、いよいよこれから大きな作業であります。

 

この夏、ずっとお気に入りだった組み合わせがありました。

シンプルにして美味し。

おすすめなので、こちらにレシピを置いておきました。

簡単なのでぜひ一度やってみたくださいね。

 

アボカド
トマト
レモン
亜麻仁オイル

胡椒
醤油

 

夕暮れ時、電話のベルが鳴った。

「ツワブキの指輪を見てみたいです」

「金のツワブキ、銀のツワブキ、どちらが良いですか?」

そんな会話がありました。

でも、どちらもぜひみていただきたい!となって横浜にお届けすることになった“ツワブキの指輪”

金のツワブキ銀のツワブキ

皆さまはどちらがお好きですか??

 

 

制作編

あっ、これだった!つけた時にホッとする。神戸ー屋久島 結婚指輪作り

 

あっ、これだった!つけた時にホッとする。神戸ー屋久島 結婚指輪作り

好きな感じだった空の色。

 

まだまだこちら屋久島は暑い日が続くけど、

もう9月も後半なのですね!

市場ではサツマイモの姿も見るようになってきたことだし、

これは冷蔵庫の夏を食べてしまおう!

と思い立って、ゴーヤを料理することにしました。

 

お料理の素材は

ゴーヤ小3個、鶏肉たっぷり、ニンニク、レモン、塩、胡椒。

シンプルな組み合わせでいきました。

 

鶏肉は一口サイズに切って。

焼くと油が出るので、最初は油をひかずにフライパンに。塩胡椒。

 

少し焼き色がついて、じわじわと鶏肉の油が出てきたところで、ニンニクをひとかけ投入です。

ここでポイントなのが、ニンニクはかけらのまま、柔らかになるまでじんわりと火を通したいこと。

時に裏返したり、時に鶏肉の上に乗せてみたりして、大切に育てていきますw

 

6割ほどでしょうか。

鶏肉に日が通り始めた頃に、鍋の半分に鶏肉を寄せておいての、できた余白にゴーヤをどさっと投入。

ここではあまり混ぜたりせずに、じっくり焼いていきました。ゴーヤに塩胡椒。

 

ゴーヤはしゃっきり、でも、しんなり。くらいが好きな感じです。

いよいよ全体に火が通って、ここからラストスパートです。

 

ここまで大切に育てていたニンニクをフライパンの上で押しつぶしてペースト状にします。

ペーストになったニンニク、こんがり焼き色のついた鶏肉、しゃっきりしんなりのゴーヤを、ここで初めて一つになるようフライパンでザッザッと混ぜてゆくと、

照りとトロミが現れた!

 

ここで、レモンをぎゅっと絞って。たっぷり絞って。

最後にもう一度、フライパンでザッザッと混ぜて、出来上がり。

 

“鶏肉とゴーヤのにんにくレモン風味”

ご飯がムッチャ進んで進んで、もう!

簡単だけど、なぜかテンション上がるメニューであります。

 

 

今日の幸せ。

海の向こうからサンプルリングとともに、カワイイお手紙届きました。

朝一番で手紙を読んで、胸がジーンと温度急上昇でした。

happy jewelryですね!

 

さてさて、今日のアトリエです。

platinum wedding ring, work in progress

 

神戸のお二人に届ける結婚指輪を、今、屋久島で作ってます。

 

昨日、丸くなったプラチナの線を作業台において、

いよいよアウトラインに造形を加えていくところ。

鉄鋼ヤスリを片手に、ドキドキだった。

 

雨の季節に初めてメールをいただいたお二人とは

以来ずっとメールを通じてデザイン作りを進めてきたので、

こうして今を迎えることができたことが、とても嬉しかった。

 

お二人と一緒に話したこと、イメージしたことを

手の中でクリエイトしよう!

角ばったプラチナのリングを思い切りよく丸く削り上げてゆきます。ガリガリ。

紙やすりは120番。

粗い番手のものを使って削るように表面をブラシすると、

リングの表面に柔らかなラインが現れた。

それは彼と彼女、私と一緒にイメージしていたものに間違いなかった。

 

 

今までずっと思い描いてたけど、

なかなかそれに出会えないでいたり。

ぼんやりした印象だけど、

でもそれは自分の中にすでにあるものだったり。

オーダーメイドの指輪作りは

実はすでにどこかにあるものをカタチにする作業なのかなと、

最近は思うことがある。

大切なことって、どんなことでも、もうすでに自分の中にあるのかも。

みんなとのやりとりから学びました。

 

 

出来上がった時、

初めて出会う指輪だけど、

あっ、これだった!つけた時にホッとする結婚指輪があると思います。

 

制作編

屋久島と神戸、海を越えて、季節を越えての結婚指輪作り。その第一歩。