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二人の想いがかたちになる。シャンパンゴールド、オーダーメイドの結婚指輪作り。 #屋久島でつくる結婚指輪

ここ最近、新しく始めたことの中で気に入っている、毎朝の野菜チェック。

1日でむっちゃ育ちます。

今朝はトマトの花が咲きました。赤いトマトなのに黄色い花、というのも初心者的に純粋な感動だった。これをいつか食べられるのだからもっといい。

 

そして、トマトもインゲンもかぼちゃもキュウリも、実のなる野菜はどれも全部楽しみであるけれど、すぐにパッとできる葉野菜たちも最高。

お気に入りはバリッバリッの食感だなあと思う。

ほんの数種類だけだけど、きちんと個性的な味わいがあって、でも、合わさると調和を奏でるところも好き。

ささやかな幸せが毎朝の食卓に広がる心地は、畑に囲まれた育ちの裕子さんは体験してきたようだけど、ここでようやくわたしも仲間に入れてください。笑

 

日々のささやかな幸せって、ジュエリーを作ってると、ふと感じられるフィーリングでもあって、

とくにオーダーメイドの結婚指輪作りは。

お二人とのデザイン作りもそうだし、島で進める制作も。

ふわりとあたたかな心地に包まれるのだけど、今日もまたそんなジュエリー作りのお話。

二人が共に歩む時間。すらりと繊細に、シャンパンゴールド結婚指輪を作る。2020年、屋久島サウスの白い百合。

屋久島サウスで満開となった百合に囲まれて、海の向こう、神奈川に暮らすお二人に届ける結婚指輪を作っています。

左が彼のリングで、右側が彼女のリング。

お二人ともお揃いのシャンパンゴールドを選んでくれました。

彼のリングに続いて彼女のリングにも緩やかなカーブを施して、ここで1幕目が無事完了。

 

いよいよ二幕目はそのアウトラインに造形を加えることになりまして、

長さ約21cmほどの鉄鋼ヤスリを手に、お二人とのデザイン作りの色々を思い出していた。

彼と彼女とギャラリーで交わした言葉があったり、海を隔ててLINEで交換した膨大な文字があったり、時間や言葉がかたちとなるのだから、オーダーメイドの結婚指輪作りは面白い。

緩やかなカーブと抑揚を少しつけて、全体的にすっきりと細身で、キラリと鏡のように光沢があって、、、

「彼が選んでくれた婚約指輪と合わせたいので」と言ってくれた彼女のリングです。

ヤスリを動かすうちに、言葉の向こうにある想いが伝わってきて、それがさらに作業の手に伝わっていった。

ここまで一気にいきました。

うん、いい具合です。

集中しすぎてキューっとなってしまったので、ここで少し手を休めましょう。

海まで歩いて、ずっと遠くを眺める。

なんとなく今日の夕暮れ時の色に似ていたシャンパンゴールド。

波の音もまだ体に残っている。

鉄鋼ヤスリを紙やすりに変えて、もう少し。

最後の仕上げ作業を進めることにした。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

出会い編

春の合図、しずくギャラリーで結婚指輪の相談会。夕暮れ時、屋久島サウス、プラチナリング。