屋久島サウスのアトリエです。久しぶりの雨に元気をもらって、新しい結婚指輪作りを始めている。小雨になると庭先に出て雨足が強くなると作業机に向かう、なんとなく懐かしいリズムだな!と喜びを覚えながら。
お二人の好きなことだったり大切なテーマはありますか?とデザイン作りの時に聞いたところ、自然だったり、葉っぱだったり、光や雨の印象を伝えてくれた。
ああ、これはまさに屋久島の暮らしで馴染み深い情景でもある。素敵な出会いにありがとう。20年ほど前に屋久島を訪れた彼女の印象とお二人のこれからと、そして屋久島の季節とが、小さなリングとなって出会うことができるだろうか。私もずっと楽しみだった制作がいよいよ始まることに。
今日はそのファーストタッチを。
去年の今頃にしずくギャラリーから持ってきた根っこはもうこんなにも大きくなっている。一年ってすごい。いろいろなことがありすぎて、特に長く感じた一年。
シダの葉に宿る雨の雫の印象を覚えておこう。
さて、ゴールドの板を真っ赤に、真っ赤に熱して柔らかくしてから作業を始める。
硬い金槌を使って有機的な質感を。力強いタッチで柔らかな肌触りに。今日もまた昔ながらの造形に魅せられている。
雨上がりに深まる色彩を眺めて。
一度だけで後戻りできない作業だったけど、生まれる造形もまた一つだけのものだなあと、しみじみ。お二人のリングは葉っぱに包まれるような柔からかな印象のデザインなので、ふわりと包み込むようなタッチでこの先の造形を進めていきたいと思う。ときどき雨を眺めたり海に出かけたりしながら、心もふわりとしていたいと思う。
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