五年ぶりのリング交換に感動でした!
お二人の大切な節目にご一緒できるジュエリー作りはいつも幸せに満ちています。
屋久島の友人にお作りしました、ご結婚5周年のペアリング。
数ヶ月ぶりに買い物途中に出会ったり、車ですれ違いざまに手を振ったりも出来る、
柔らかで、そして頼もしい繋がりが屋久島流でもあります。
何気なく、結婚指輪をお届けしたお二人に会えて、楽しく話できるのは最高に嬉しい。
おめでとう。いつもありがとう。
ガジュマルの森で催された結婚式を懐かしく思いながら。
屋久島で生まれ育った彼と、森が大好きな彼女とに。
五年前にお作りした結婚指輪にはリングの表面にシダ模様を彫刻したのだけれど、
今回は島の印象を内側に施すことにしたのです。
お二人の心持ちも少しずつ変わっていくし、わたしの作業のタッチもアップデートされているはず。
きっと今この瞬間を映すものに出来上がるだろう。お二人とご一緒して生まれる指輪がとても楽しみだった。
春の小花が咲くとお二人の結婚記念日を思い出すかもしれない。
木漏れ日の祝福いっぱいだったアトリエの庭先にて。
散歩道にも、森の中でも、何気なくそこにあって、いつも見守ってくれているようなシダの葉っぱ。
軽やかで自由な雰囲気が大好きです。
お二人とは島の暮らしを大切に思う気持ちで繋がっているのだなと思うのです。
彼のリングは3.0mm幅。彼女のリングは1.9mmから2.3mmに抑揚をつけて
柔らかなラウンドシェイプに仕上げました。
表面は有機的にマット仕上げにしたのもよかった。
緑を背景に2本のリングを並べると島の情景にスッと溶け込んで見えました。
手作業の多いお仕事だったり島暮らしなので、
つるりとした表面はメンテナンスに向いているのが頼もしい。
小さな傷がついてまたお磨き直しをして、そうやって長い時間をかけて自分たちだけのものになってゆくのが金属の素敵なところだと思います。
ずっと長くお使いいただけますように。
そして時々、ふとどこかで出会った時に育ったリングの様子を見せていただけると嬉しい。
思えば、あれからしずくギャラリーもアップデートされましたね。
お二人と指輪作りをご一緒して、結婚式を懐かしく思い出して、
本当に凝縮されていたこの五年を振り返ることができました。
まだ5年しか経っていなかったのか!と思ったのが正直な感想だったかもしれません。色々ありすぎて!
変わりゆくもの、変わらないものの中で、常に新しい今があるわけだけれど、
まあお互いにリラックスして島の暮らしを一緒に歩んでいきましょう。
おめでとう!
これからもよろしくお願いします。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547