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ゴールドリングに漂う癒し、柔らかなフォルムをつくること #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

朝の早い時間からリングを削り始める事ができた。作業机に向かう事が一番の癒しだと思う。

イエローゴールドも輝き響いてくれるから、リングを手の中にして、タッチを重ねていくと心が穏やかになっていく。

 

 

屋久島で感じたこの喜びをバトンのようにしてお二人にリレーすることが結婚指輪作りなのかなと思う。

屋久島ー長野、親密な繋がりを感じながら結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

空気の中には漂う神秘のようなものがあって、この世界と自分自身とが繋がる根っこのようなものの存在を教えてくれる。

豊かな自然に囲まれて暮らすお二人とは近しいフィーリングを分かち合っているように思える。

 

たとえば、インディアンジュエリーはデザインも素敵だけれど、わたしも好きで惹きつけられてしまうところは、自然の中に生まれるジュエリーに守られているフィーリングなのかもしれない。

 

久しぶりの雨だった。

秋の始まり。

 

植え替えをしたプルメリアも花を咲かせてくれて一安心。

このまますくすくと育っていただきたい。

 

やっぱり屋久島は雨の情景が好きだなと思う。

作業の合間に庭先の花を眺めているとなんだかとても元気になってきた。

小さなものを見てキュッとなっていた目がふわりと緩んできたのもわかった。

 

柔らかな丸みを帯びたフォルム。滑らかに巡り始めたひかり。確かな質量。

ゴールドリングの手触りを確かめておく。

 

鉄鋼やスリ1本を片手にリングの表面を丸く削り始めて、ここまでは一気にやってきた。

リングを囲む一周にも左右のバランスにも繋がりを感じられるように作りたい。それさえも感じないように作りたい。

 

目指しているのは卵から生まれてきたようにつるりとした質感。

それはきっといつも自然の中に眺めている、親しみのあるフォルムなのではないかと思っている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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