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世界に一つだけの結婚指輪作り、ピンクゴールドの表情に感動でした #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

端正なスクエアシェイプとなったピンクゴールドのリングには、金槌でその表面を打ち付けて表情を与えていく。

力一杯、一打ずつ、リズムを持って。

 

 

色濃くなる空、冷たい雨、

秋の気配がピンクゴールドの結婚指輪作りを盛り上げてくれています。ここまではとても静かだった。

癒される、ピンクゴールドの結婚指輪作りにずっと夢中です #屋久島でつくる結婚指輪

 

リクエストをいただいて始まるジュエリーのオーダーメイドはチャレンジングな制作となることが多い。

例えると、自分で好きな食材を買い揃えて料理をすると言うよりかはむしろ、冷蔵庫を開けてそこにあるもので最高の味わいを作り続ける感じに似ているかもしれない。

 

作業机に向かう日々はいつも新しい試みではあるけれど、その負荷のようなものが今はとてもありがたく感じていたりもする。

一人では到達することのできない景色を眺めることができるからだ。

 

デザインもそうだし、技術的なアプローチもそう、必要から生まれるものはいつも美しい。

 

ピンクゴールドにはこれまでなぜか叩き模様を施すことは少なかったのだけれど、お二人にはとても素晴らしいチャンスをいただいたと思う。

 

時間にするとほんの短い間になる。

けれども、お二人とこれまでご一緒した日々が凝縮される大切な工程だ。

間違いなく世界に一つだけとなるだろう。

オリジナルの模様作りはさていかに。

 

金槌は大先輩から譲り受けた。時は道具と共に受け継がれゆく。

長い歴史の延長線上で刻み込む一打一打はまるで今そのもののようだなと思う。

 

 

リングの表面は12時の位置を叩き、そして反対側の6時の位置を叩く、そして次は3時と9時。リング全体に均一に力がかかるように注意をしなければならない。

それでも生まれる歪みは側面から圧力を加えて整えていく。

 

端正なスクエアシェイプに磨き上げられたピンクゴールドはここで大きく変容を遂げた。

まるで一度消えてしまった虹がより鮮やかな色彩を持って蘇生をするように。

 

生まれたテクスチャーはやっぱり太陽の光の下で眺めたい!と思って庭先に。

ハイビスカスの下で手にしたピンクゴールドの輝きは、まるで今までずっとここで出会うことを待っていたようにも感じられた不思議。

 

同じではあるけれど、同じではない。

二つではあるけれど、一つである。

出会うことって素晴らしいな、と思う。

感動をありがとう!

 

お二人とご一緒する楽しい指輪作りはまだまだ続きます。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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