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木漏れ日の指輪、エタニティーリングで纏うひかり #18k #yellowgold #diamond #屋久島でつくる結婚指輪

ダイヤモンドとイエローゴールド、

シンプルな組み合わせでお作りしたエタニティーリング。

 

木漏れ日の指輪。

 

庭先に咲いたシロツメクサの側にそっと置いてみると、

太陽からこぼれ落ちた光のかけらのようにも見えました。

 

 

エタニティーリング作りは始まり続けるイメージで。

海を越えてのオーダーメイドだったけれど、彼女とはこれまでたくさんのメッセージを交わしながらここまでやってきました。

大切な指輪作りをお任せいただきまして本当にありがとう!

 

幸せだった制作の日々を思いながら。

柔らかに親密に繋がる。エタニティーリング作りは始まり続けるイメージで #屋久島でつくる結婚指輪

 

朝目を覚まして、庭先を眺める。

木々の合間を抜けて太陽の光がこぼれ落ちるのを見ると、なんだか元気をもらえたような気持ちになります。

 

木漏れ日のような透明感を纏うことができれば素敵だろうな、

そう思ったのがこの指輪を作ろうと思ったきっかけでした。

 

リング幅は約3mmほど。

手に取るとこんなにも繊細でした。

 

ゴールドで仕上げた安定感の中に透き通るほどの軽やかさ感じるのは、

小さな輪を連ねて作ったリングとダイヤモンドの素敵な出会いがあったから。

 

手の中でくるくる、キラキラ。

その煌めきが心に響いてきて、ついつい遊んでしまいます。

 

突然の雨が数分間降り続いてまた太陽が現れる、いつもの屋久島リズムです。

アトリエの庭先では植物たちがダイヤモンドを纏っているように見えました。

 

天気だったり、季節だったり、花の開花もそうかもしれません。

島での暮らしでとても馴染み深い、始まり続けるイメージにいつも励まされています。

 

「この指輪はずっとつけていたいと思って」と、デザイン作りの始まりに彼女が伝えてくれました。

大切な想いやから始まるオーダーメイドの時間はいつもひらめきに満ちています。

 

実は今回、全く新しい作り方をしたのはここだけの話。

より強くそしてより軽やかに仕上がったように思います。

 

リングの半分にダイヤモンドをセットして、半分をプレーンに仕上げるアイデアも良かった!

 

数ヶ月間となりましたが、ご一緒いただいてありがとう、楽しかった。

 

風が強く吹いてきたな、と思ったら、花の合間から強い光が溢れてリングが島の情景に溶けてしまいそうに感じられました。

 

いつか機会があれば屋久島にもいらしてくださいね。

ずっと長くお使いいただけますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

彼女のイエローゴールドと彼のシャンパンゴールド、素敵な巡り合いにありがとう #屋久島でつくる結婚指輪

お二人の結婚指輪作りがひと段落すると、島ではサキシマフヨウが満開になっていた。

数年前の台風で一度倒れていた芙蓉の木が今年になって元気を取り戻したことも、倒れたことでかえって花を目線に近い場所で眺めることができたのも嬉しかった。

 

お二人もアトリエのすぐ前に芙蓉の木があることはわからなかっただろうなあ、と会いした夏の日を懐かしく思いながら。

リングを手の中にそっと収めて眺めてみる。

冷たくなってきた朝に、シャンパンゴールドとイエローゴールドのリングに降り注ぐ秋の太陽が心地よかった。

 

2.3mm幅。彼女のイエローゴールド。

指先に収まる小さき愛おしさよ。

 

彼のリンングと重ね合わせてみる。

こんなにもサイズが違っていて!なんだか微笑ましくなる。

 

イエローゴールドは太陽の光と同調してとても明るく見えた。

シャンパンゴールドは島の自然に溶け込んでいるように優しく見えた。

そのような二つの金属の響き合いが、今はとても趣深く感じられる。

 

左手の薬指につける結婚指輪を左手のくるり指につけるのは、そこが身体的に弱い箇所だから、という話を聞いたことがある。

あるいは、リングが何かを補ってくれるものだとしたなら、イエローゴールド的な朗らかさは実は彼の中にあって、シャンパンゴールド的な和やかさは彼女が持っているのかもしれないな。

そんなことを思い巡らせてみては一人で楽しくなっている。

 

相談会の時もそうだったけれど、

素材を選ぶときは考えることなく、まるで直感に導かれるようにすっと手が伸びるのが面白い。

理屈ではなかなか言い表すことができないけれど、かえってそれが信じられることってあるように思う。

 

そう考えてみると、金属との出会いもまた、わたしたちの出会いと少し似ているところがあるのかもしれない。

偶然のような、必然のような巡り合いにありがとう。

 

大空を羽ばたく鳥たちがすれ違うくらい奇跡的な時間の中で、お二人の結婚指輪は生まれつつある。

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

k18イエローゴールドの癒し #屋久島でつくる結婚指輪

出会い編

屋久島の暑い夏、結婚指輪の相談会は感動的に #屋久島でつくる結婚指輪

k18イエローゴールドの癒し #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

少しずつ涼しくなってきているけれど、秋は空を眺めているのが楽しすぎる。

生まれたての太陽を眺めると一日を爽やかに始めることができる。

 

2023年の夏から秋へ。屋久島の季節をお二人と分かち合いながら歩む結婚指輪作り。

彼のリングの造形作業がひと段落したところまでを書きました。

屋久島と響き合う、シャンパンゴールドでつくる結婚指輪の佇まい #屋久島でつくる結婚指輪

 

彼のリングに施した造形の印象がまだ手の中に残っているうちに、彼女のリングを作り始めることにした。

 

お揃いのデザインとはいうものの、サイズも大きく違っているお二人の結婚指輪だ。

それぞれの手の中に収められた後に初めて近しい雰囲気を纏うように仕上げなければならない。

 

近しくするために、あえて細部に少しずつ異なる寸法を与えていくというのも面白い話である。

鉄鋼ヤスリで削り出しを行う前に、リングの表面に何本ものガイドラインを引いておく。

できるだけ彼女の繊細な指にフィットするようにアレンジをする。

厚みを抑えめにして、リング幅を少し細くして、軽やかな付け心地となるように。

 

k18イエローゴールドは色鮮やかで明るい。

太陽の光のような煌びやかさがある。

 

手にすると小さなリングに宿りつつある輝きに鼓舞される。

作業の間にも確かにいろいろな出来事が起こるけれど、

少しずつ、少しずつ歩んでいこう、と。

 

この癒しをお二人とも分かち合うことができればいいと思う。

 

夕方にはノースの海まで出かけました。

 

クワズイモのトンネルをくぐって海辺までの道のりを歩く。

ただそれだけなのに、なんだかワクワクする。

もうすでに授かっていることって、案外たくさんあるように思う。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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50歳になります!ありがとうございます!

子供の頃は日曜日になると早く目が覚めてしまうタイプでした。

今日はルーペとピンセットを持たない日。

夜明けにアトリエを出てから、昼までをずっとビーチで過ごしました。

 

たしかに、屋久島は癒しの場所ではあるけれど、

実はなかなか立ち止まることが苦手だったりもするのです。

 

なので、記念日だったり祝い事だったり、何かの節目を見つけてはお休みの時間をつくるように頑張っている、というのもおかしな話しですよね。

 

そうなると屋久島は凄い。

自然も人も、大きく受容してくれるような愛に溢れていると思うのです。

 

海から上がると尾の間温泉に入ってからTama Cafeさんへ。

バナナのケーキとりんごのマフィンを食べてカフェオレで和みました。

 

夜にはパノラマさんでお食事をいただいて次の朝にまた海に入るともできました。

 

もしかすると、一年一度のゆっくりDayなのかも。

オレの長い長い話しの相手になってくれた裕子さん、ありがとう!

この一日に会うことができた仲間たちに何かしらの強い磁力のようなものを感じながら。