今日は素材編です。
今日から作り始めた結婚指輪の素材。
こちらは去年の秋にしずくギャラリーに来てくれたお二人のマリッジリングとなるもの。
左側が18金シャンパンゴールド、右側が18金イエローゴールドです。
18金のゴールドでもいくつか種類があるのですか?
そう思いますよね。
結婚指輪選びでは、最初は金色か、あるいは銀色か
大まかなイメージだけを抱いて始まることがしばしばなのですが、
実は、繊細な配合が作り出す色感があって、
それをお試しいただくと
似合う似合わない、スタイルに合う合わない、好きもっと好き、など
自分にフィットするものを感覚的に選ぶことができる。
ギャラリーに来てくれたお二人とは実物を見ていただいたり
お話をさせていただいたのち、
今回は2種類のゴールドを提案させていただくこととなりました。
二つの素材をクローズアップしてみると
色合いの違いをはっきりと確認できた。
左のシャンパンゴールドは少し重みを感じる褐色、一方イエローゴールドは軽やかなレモンイエローとなるだろうか。
コーヒー豆の説明調にまとめてみると、このような言葉となりました。
シャンパンゴールド:
夕暮れ時の光や木肌の様な落ち着いた褐色、シャンパンを思わせるような輝き。肌馴染み良い質感。
イエローゴールド:
太陽や、ひまわり、新鮮なハチミツを思わせる輝きで、軽やかな印象。手元をきらびやかに飾ってくれます。
肌馴染みはどうだろう。
二つの素材を手のひらに乗せてみた。
この二つの素材、お二人にご提案させていただいたのは
ギャラリーでこのような会話があったからなんです。
「ゴールドちょっと目立ちすぎるかもですねー」
と彼
「それではシャンパンゴールドはいかがでしょう?シックな色感で肌馴染みよく、男性にも多くご愛用いただいている素材です。」
「彼女の指輪はもう少しきらびやかというか、少し派手さがあった方が好みです。」
とお二人。
「ゴールドで、華やかで、少しきらびやか。それは広くジュエリーに使われるイエローゴールドがオススメです。」
ここは三人で大切に話し合ったところでしたね。
しずくギャラリーで、サンプルリングをお届けして、
じっくりと素材選びにお付き合い頂きましてありがとうございました◎
窓際で太陽の光のかざしてみると、
お互いが共鳴しあって、なんとも!
また新しいゴールドの美しさを知ることができた。
さあ、これから指輪作りを進めてゆきますよ。
彼女のリングは波のようなイメージで、
彼のリングは山の稜線をかたどって、
素材やアウトラインをお二人に合わせてゆく作業も
たった一度きりなのでワクワク感がいっぱい。
素材が指輪になると
またそれぞれの質感の違いを大きく感じていただけますので、
そちらもお楽しみに。
空の質感。空の色。
そういえば、金属もこの大地から生まれたものなのだ。
自然の作り出すフィーリングって、ほんと気持ちが良いですよね。
郵便局に行く途中に出会った、屋久島の冬景色。