お磨き直しやメンテナンスでジュエリーをお預かりすると、
その際にメッセージやお手紙のやり取りがあって、
「そういえば、どうされているかなあー」などと、
久しぶりに思い巡らせてみたり。
少しの間離れていた繋がりが
再び近しくなったような気がして、いつも嬉しくなる。
実は結婚しまして。。とか、
ずっとお守りのようにつけてます。。などなど、
そこにサプライズや感動があることもしばしば。
一つの素敵なストーリーと共にあるジュエリーは
もう前のジュエリーとは違っていて、
作った本人であるわたしとしても
いつも新鮮な気持ちに包まれている。
今日は小さなお花のネックレスをお預かりして、
メンテナンスの作業を進めておりました。
経年で弱くなってきた金具部分を取り替えて、
チェーンを洗浄して、紙やすりで磨き直す。
シルバーの表面を囲う薄い膜を取り去ってあげたら、
ピカピカの新しい質感が現れた。
こうして定期的に時間をかけて磨きながら使う行為って
実は既に、今だからこそとても貴重なものとなっているのかも。
そして、この先それはより大切なものとなってゆくのだろうと感じている。
ジュエリーを作って、それを使っていただくという経験を通して、
じっくりと過ごす時間の大切さを学び、
よし!
それならオレは一つ一つ丁寧にジュエリーを作ってゆこう。
ここにきて更に、職人気質がふつふつと湧き上がってきています。
left: ツユクサのネックレス 18k yellow gold, sv925, aquamarine
right: ヒマワリのネックレス 18k yellow gold, sv925, citrine
ツユクサは7月の花。
ヒマワリは8月の花。
大きさは約1cmほどの小さなネックレスは
屋久島の季節を飾る12ヶ月の花をかたどって作ったジュエリーなんです。
これから2月となって、
森ではオオゴカヨウオウレンの花が、
3月には里で小さな小花、ルリハコベなどが咲き始め、
4月にミカンの花、5月に百合の花、6月の紫陽花へ。
そして、ツユクサ、ヒマワリに。
季節って、お花ってホント素敵!
いつも変わらないはずの巡りの中で、
いつもワクワクした気持ちに包まれている。
今、屋久島で満開なのがこちら緋寒桜。
毎年2月に入る時期が見頃となるので、そろそろかと思って車を走らせると、
ああ!
熱いお茶を持っってくればよかった。
おいなりさんとかも作ってくればよかった。笑
こちら屋久島も
まだまだ寒い日が続いておりますが、
ところどころに始まりの予感、感じています!